うちンち

パソコンと家族と、ときどき爆弾。

反省中

2007-12-23 | Weblog
上棟式の直会にて、ふわりと広がるお神酒の芳しい香りに心奪われた私である。
いろいろあってしばらく日本酒から遠ざかっている間に飲んだ日本酒が口に合わず、嫌いになってしまったと自分で勝手に思っていたのであるが、あまりに私好みの香りにやっぱり自分は日本酒好きなんだ、と再認識する。
しかし、今日は運転手。口をつけたふりをして、そのままサヨウナラしなければならない。
寂しく見送って、おとなしく車を運転して帰宅した。

そんな私を自宅で待ち構えている、同じ酒。上棟式で口をつけられないのはわかっていたので、自宅でひとり直会をしようと買っていたのである。
ちょっとだけ飲んで、あとはだんなに飲ませようと思っていたのだが、たまらん私好みである。
日本酒に手を出すと私の中のストッパーがたやすくぶっ壊れるため控えていたのであったという事実を途中で思い出し、まずいなと思いながらも止まらないわたくし。

気がつくと、目の前の瓶の中身がなぜか半分になっていた。

そして翌朝――――――
朝起きた瞬間からガンガンする頭・重い体。考えるまでもなく二日酔いである。
しかし今日は早朝から家具を買いに出かけ、そのまま小物を探して1日歩き回る予定であった。
もう32なんだし、もうちょっと人生についてちゃんと考えようと思った。

探究心

2007-12-13 | Weblog
とことんカレー好きのだんなである。
そのために我が家にしばしば訪れるカレーウィーク。私はたいてい途中でギブアップであるのだが、だんなはいったいいつギブアップするのか。
それを確かめるため、私はある行動にでた。

まず日曜日に、我が家で一番大きい鍋に1日かけて超大量のカレーを作り、私の中でいくつかの決め事をした。
私も食べては早くなくなってしまうため、また、私が食べると3日くらいで飽きてきて冷凍したくなってしまうため、今回、私はカレーを食べないこととする。
また、いつもなら、トッピングを変え手を変え品を変え、少しでも気分が変わるよう努力するのであるが、今回それはなし。トッピングは、シンプルに温泉卵かチーズのみとする。
主婦としてかなりアレであるが、私の知的(ウソ)好奇心が主婦のプライドを押しのけた。

そして作ってから2日間寝かせて、火曜日からついにだんなカレーチャレンジ開始である。
喜んで食べ続けるだんなであるが、いつもと違って1週間過ぎてもまだカレーは鍋の半分以上残っている。ここからが興味深いところであるが、毎日あっためているだけですでにカレー臭にやられていやになっているわたくし。もう冷凍したい気持ちでいっぱいである。
が、ここでギブアップしては、今までの苦労が。
まだ鍋に大量に残っているカレーにうんざりしながら、あっためてはだんなに出す。そんな日々が続き、カレー開始から10日あまりたった本日、ようやく最後の日がやってきた。

すでに最初の目的はどこへやら、ようやく終わった、という妙な達成感とともに、鍋の底をこそいでだんなの皿に移していると、だんなが近寄ってきた。

「カレー、もうなくなったの???」

・・・腰からくだけおちていった私であった。

当たり年

2007-12-09 | Weblog
そういうわけで早速、ちょっと前のお話で通常更新である。

とある平日の夕方のこと。
いつもよりちょっぴり遅く帰宅した私を、真っ暗な居間の中で見慣れぬシルエットが待ち受けていた。
高さ約1m、幅20cmほどの何かの箱のようだ。
一瞬、先日ネットショップで購入した新居のゴミ箱かとも思ったが、それにしては細長すぎるし、第一、入金したのが本日である。代金先払いの商品であるので、まだ届くはずはない。
とりあえず確認しようと、明かりをつけた狭い居間に鎮座していたそれは、白いダンボールであった。
上部に、宅急便の伝票が貼り付けられているようだ。何かの荷物が届いたのを、だんなが会社で受け取り家に置きにきたのであろう。
しかし、何だろう?
疑問に思い、箱の側面を見てみると、次のように書かれた白い紙が貼られてあった。

「○○ ▲▲キャンペーン A賞 観葉植物」※学習の結果、伏字にしました(笑)

・・・一瞬の空白の後、私の頭の中にその懸賞に出したときのシチュエーションがよみがえってきた。

この9月にマイホームのためキッチンメーカーめぐりをしたときのこと。
あるキッチンメーカーの担当者さんに、アンケートを記入して返送して欲しいと、はがきを渡された。
内心そのメーカーにしようとほぼ心は決まっていたので、帰宅して早速記入しようとしたところ、プレゼントがあり、選べることに気づいた。
しかし、困ったことに、すごく欲しいというものがない。
まあ当たるわけがないし、と、てきとうに○して、そのままポストに投函した。

・・・どんな商品があったのか一切覚えてはいないのであるが、この状況からすると、選択肢には観葉植物があって、それに○をしたようである。
しかしこんな縦長いのってどんな観葉植物なんだ??
疑問に思い、梱包をばりっと開けてみた私の目にまず飛び込んできたのは、鮮やかなライム色の葉っぱ。高さ30cmほどの鉢植えに植わった、高さ60cmほどのゴールドクレストであった。

今年、懸賞などが当たったのは、実は3回目である。
このブログでもネタにした宝くじと、鉄のフライパン。
共通するのは、すべて、購入したことorはがきを出したことを忘れ去っていたこと。
この調子で年末ジャンボも忘れ去っていれば当たるんじゃないか・・・??
そんなくそ甘いありえない期待を抱きはじめてしまった私であった。

青菜好きのでぶねこちゃんがゴールドクレストを開梱した瞬間から興味しんしん。
気づいたら、ゴールドクレストのまわりにライム色のけばけばが落ちてるようになってしまいました。
しかし家の外はよゆーでマイナス3度とかなるし、外には出せない(><)
どうしよう・・・。

脅威

2007-12-07 | 掃除しネーゼ
今、日本で2番目に忙しい男は東国分知事だと勝手に思っている(1番は、みのもんた)。
公務も忙しかろうに、テレビにもよく出演しているのを見かける。時間外労働月80時間でダウンした私にはとてもついていけない世界であり、その気力体力には驚嘆するばかりである。

さて、そんなひっぱりだこの知事周辺の便乗商法には、私はつねづね疑問を抱いていた。
知事の似顔絵グッズとかって地元愛あふれた県民以外欲しい人いる?
観光ルートに県庁入ってるって、どうなん? 何見るの?? 鉄板でただのビルだと思うよ???
誰がそんなの嬉しがるか、と冷静に眺めてそのまま忘れかけていた私であったのであるが、今日、ひさびさにそのことを思い出させる報告を聞いてしまった。

「前の日・月で宮崎県庁ツアー行ってきたんよ~」(by掃除しネーゼ)

“誰か”は、超身近に存在した。
しかも、

「顔入りTシャツは恥ずかしいから、ハンカチ買ってきたんじゃ~」(by掃除しネーゼ)

・・・じゅうにぶんに恥ずかしいので、私が一緒にいるときにはソレをポケットからとりださないよう希望。
というか、父がなくなってからというもの、年間の掃除回数より旅行日数のほうが多いと思われる掃除しネーゼ。
そんなヒマがあるなら掃除すりゃいいし、もしくはその金でダスキンお掃除サービス頼めよ、というのが娘達の一致した意見であるのだが、別に気にならん母であるので、その願いがかなう日が来ることはないであろう。

実は、今度の年末年始は、私の実家には帰省しないことが決定した。
次回帰省は、マイホーム完成・引越し後の5月であり、前回の帰省からはまるまる1年あくことになってしまう。
気がかりはただひとつ、実家(特にキッチン)の荒廃である。
今年の5月以降、どのようになってしまっているのか、そして、来年の5月までにどこまで進化してしまうのか。1年前の野菜(の残骸)に遭遇したりはしないか。前、泊まったときに使ってたたんでおいた布団とそのままの状態のまま再会したらどうしよう(半年ぶりは経験あり)。
本気で恐れている&1年の間に免疫がなくなり、その状態にまるきり耐えられなくなってしまうような気がする私であった。

洗礼

2007-12-02 | 恐るべし一族
昨日からもう12月。この調子で日々妄想していれば、あっというまに年の瀬である。
年末年始には、我が家では毎年恒例の実家詣でが待ち受けている。今年も何が起こるのかと今から戦々恐々としている私であるが、昨日の不完全燃焼をカバーすべく、ブログをはじめる前に起こった実家ネタを投下してみよう。

それは今から8年前のこと。
結婚後4ヶ月、嬉し恥ずかし新妻であった私は、だんな実家への初めてのお泊りにかつてない緊張に見舞われていた。
台所のお手伝いはどこまで手をだしたらいいのか、朝は何時ごろ起きればOKか、etc..
そんな疑問や不安ではちきれそうになっていた私への、だんなからの唯一の注意は、「ものすごい水虫の父さん(ワタシにとってお義父さまですね)が一番風呂入るから、湯船には浸からないほうがいい」ということであった。
これはこれで大事な情報ではあるが、それで私の不安がやわらぐはずもなく、ガチガチのまま迎えた当日―――
いくつかのハードルに体当たりして見事に倒したり、ぎりぎりクリアしたりしながら何とか1日が終わろうとしていた。
あとはお風呂に入って寝るだけ、である。

ここで私の頭をよぎる、だんなの言葉。
参考情報では、そのことに一切気をつけず生活していた義妹には水虫がうつっているとのこと。湯船の湯自体を使わないほうがベターであろうと考え、湯船の蓋を開けずお風呂を済ませることにした。
シャワーをひねり、湯が出てくるのを待ちながら洗顔を始める。
しかしいつまでたってもシャワーからお湯はでてこようとはしない。それどころかどんどん冷たくなり、氷水のような冷たさになってしまった。

ぼ、ボイラーのスイッチ、だれか切っちゃったのかな??

私の実家はお風呂の給湯ボイラーのスイッチを切るとお湯が出てこなくなるのを思い出し、それと同じなのかなと想像したりしたがそれでこのシャワーから湯が出てくるはずもなく、私の体は冷えていく一方である。
しかしお湯が出ないからと、この状態の私が実家のみなさんに助けを求めることは、はばかられる。本来は湯船のお湯を使えばいい話であるし。
私に残された選択肢は、ふたつである。

a)湯船のお湯(with水虫菌)を使う
b)冷水シャワーを使う

しばし悩んで・・・・、私はシャワーを頭に向けてカランをひねった。

ひぃあぁぁぁぁ

たまらん、こりゃ早く風呂あがらんと死ぬ。
ものすごい勢いで頭と体を洗い流し、震えながらお風呂から上がって、即行だんなにシャワーのお湯について尋ねた私に、だんなは驚くべき答えを投げ返してきた。

「ああ、あのシャワー、太陽熱温水器とつながってるだけだから」

太陽熱温水器といえば、だいぶ昔にはやったものなのだが、屋根の上にためた水を太陽熱であたためてお湯として用いるものである。

「夏は熱湯しか出ないし、今は外気でキンキンに冷えた水しか出ないよ。他の給湯システムと一切つながってないから」

水虫情報よりそれを先に言っとけぇぇぇ!!!

と思いつつも口には出せない24歳・新妻なのであった。


※今ならずばり言えます(だんなには)。
※自宅に帰宅後、案の定風邪でダウンした。死ぬかと思った。


もともとシャワーがなかったので不便だからと後付けされたシャワーらしかったが、やはり実家の皆さんも不便を感じていたようで、この半年後、実家が建て替えられた際に、太陽熱温水器が設置されることはなかった。
あのままだったら2度と泊まろうと思わなかったであろう・・・。