コーヒーが好きである。
昔は一切飲めなかったのだが、大学時代にバイトをした喫茶店で「こんな美味しいもの、飲めないなんて!!」とバイトが終わるたびに出され、飲めるようになった。
しかも、「コーヒーはブラックで!」というマスターのこだわりで、ブラックを。
当時は、マスター、それはスパルタ過ぎないか? と思っていたのだが、慣れてみると実際ブラックのほうが美味しいし、また、飲んでも飲んでもカロリーゼロなので、今となってはマスターに感謝している。
ので、会社で一息つくときは、たいていブラックのコーヒーである。
会社には、私物の一人用のドリッパーを用意しており、毎回それでコーヒーを淹れる。
コーヒーを手に席に戻り、ひとくち。やっぱ淹れたてはおいしい。
しみじみして、ふたくちめ・・・
気管に入った!!
ものすごい勢いでむせかえる私。
しかし目の前にはパソコンが。書類が。噴くのはマズイ!!
必死で口をふさぎ耐える私の鼻に、ものすごい痛みが走った。そして、何かが奥から垂れてくる感触が。
32にして鼻水だらだらはありえなすぎる。むせっかえりながらもあわててバックからハンカチを取り出して鼻をおさえつつ、痛みに耐え・・・
ものすごく長い時間が流れた気がするが、おそらく1分程度。
えらい目にあった、と、鼻に当てていたハンカチをはずして机の上に放り出し、一息つこうとした私の視界に、茶色いものが目に入った。
あれ? コーヒー噴いてた??
パソコンも書類も私のイメージも汚すことなく、何とかおさまったと思っていたのに・・・、と、目をやると、そこには、茶色に染まった私のハンカチが。
鼻から出ていたのは、鼻水ではなく大量のコーヒーだったのであった・・・
そういえば、あの痛みは、昔海でおぼれそうになったときとよく似ていたような気がする。
さっきとっさにハンカチを鼻にあてがってよかった。
あてがっていなかった時のことを想像しただけで、くらくらする。鼻から茶色い2本線が垂れている32歳人妻・・・。透明で遠目に見えづらいだけ、まだ鼻水のほうがマシであると思った。
昔は一切飲めなかったのだが、大学時代にバイトをした喫茶店で「こんな美味しいもの、飲めないなんて!!」とバイトが終わるたびに出され、飲めるようになった。
しかも、「コーヒーはブラックで!」というマスターのこだわりで、ブラックを。
当時は、マスター、それはスパルタ過ぎないか? と思っていたのだが、慣れてみると実際ブラックのほうが美味しいし、また、飲んでも飲んでもカロリーゼロなので、今となってはマスターに感謝している。
ので、会社で一息つくときは、たいていブラックのコーヒーである。
会社には、私物の一人用のドリッパーを用意しており、毎回それでコーヒーを淹れる。
コーヒーを手に席に戻り、ひとくち。やっぱ淹れたてはおいしい。
しみじみして、ふたくちめ・・・
気管に入った!!
ものすごい勢いでむせかえる私。
しかし目の前にはパソコンが。書類が。噴くのはマズイ!!
必死で口をふさぎ耐える私の鼻に、ものすごい痛みが走った。そして、何かが奥から垂れてくる感触が。
32にして鼻水だらだらはありえなすぎる。むせっかえりながらもあわててバックからハンカチを取り出して鼻をおさえつつ、痛みに耐え・・・
ものすごく長い時間が流れた気がするが、おそらく1分程度。
えらい目にあった、と、鼻に当てていたハンカチをはずして机の上に放り出し、一息つこうとした私の視界に、茶色いものが目に入った。
あれ? コーヒー噴いてた??
パソコンも書類も私のイメージも汚すことなく、何とかおさまったと思っていたのに・・・、と、目をやると、そこには、茶色に染まった私のハンカチが。
鼻から出ていたのは、鼻水ではなく大量のコーヒーだったのであった・・・
そういえば、あの痛みは、昔海でおぼれそうになったときとよく似ていたような気がする。
さっきとっさにハンカチを鼻にあてがってよかった。
あてがっていなかった時のことを想像しただけで、くらくらする。鼻から茶色い2本線が垂れている32歳人妻・・・。透明で遠目に見えづらいだけ、まだ鼻水のほうがマシであると思った。