うちンち

パソコンと家族と、ときどき爆弾。

旅の終わり

2003-07-20 | Weblog
昨日の渋滞ですっかりへろへろになってしまっただんなと私。昨日のようなことになるのはイヤなので、福岡の実家を朝早くに出発し、帰途についた。
そのおかげか、対向車線はとても混んでいたが私たちの車線はスムーズに走れ、昼過ぎに自宅近くまで到達することができた。
オナカ空いたけれども、今日は自分で作る気力はない。近くのセ○ブンイレブンで弁当を買って帰った。

お腹も満たされ、疲れとあいまって猛烈な眠気が襲ってきた。もう寝よう・・・そう思いトドのように転がっていると、突然電話が鳴った。
起き上がる気力もなかったので、だんなに任せたが、怪訝そうな顔をして私を手招きしている。のそのそ起き上がっていくと、「○めカードの人」と言う。
○めカードは某スーパーのポイントカード。なにがなんだか分からないまま電話を替わると・・・・

「××様ですね、こちら○めカードの△△と申します。ただいま、セ○ンイレブン▽▽店から、××様のカードをお預かりしているとの連絡が入ったのですが・・・」

にゃに~~!?
お礼を言い電話を切って、速攻財布を取り出し、開く。○めカードの入っていたポケットは伸びてゆるくなっており、中身がすべて消えていた。
・・・・・・ここには何入れてたっけ?
他のポケットの中身も全部出して、消えたものを確かめた。しかし、財布の中の大事なカードのありかを覚えていないはずがない。そんな行動をとったのは、現実逃避したかったためだと思う。そして、恐れていた通り、2万円残ったハイウェイカード、3万円残った給油カードの姿が見えなくなっていた。

プリペイドカード系は消えてるかも・・・・・・・だんなのボーナス減ったのに・・・・さらに5万も・・・・

かなり泣きそうになりながら車を走らせ、セ○ンイレブンに着くなりレジに駆け寄り「落し物したんですが!!」。
必死な形相に驚く店員さんは「何言ってんの」という顔をしている。半泣きになっていると、後ろから出てきた店員さんが、封筒を差し出してくれた。その場でバリバリ破って中を確かめると、落としたものはすべてそこに入っていた。
安心して腰がくだけそうになったが、なんとか家までもたせて、帰って死んだ。この週末はえらい疲れた・・・・・。

とにもかくにも、ありがとう、セ○ンイレブン。もう足を向けて眠りません。
でも、せっかく「トイレだけ使いに来るヘンな二人連れ」を忘れてくれた頃だったのに・・・また、恥ずかしくってしばらく行けない。
しかし、こんなオチのある人生はいったいいつまで続くのだろうか・・・・。

長いみちのり(前編)

2003-07-19 | でぶねこちゃん
今日、再び、実家に帰る。
3時すぎに着く予定で、1時半ごろ家を出た。家からICは近いので、すぐさま高速道路へ。夏休み最初の連休初日ということもあっていつもより車は多いが、順調に流れている。
実家へは、いつもでぶねこちゃんも一緒だ。トイレなどがあるので、彼の荷物が全荷物の3分の2以上を占める。
もう、何度も車での大移動を経験しているので、彼はすっかり車に慣れてしまっている。高速道路に乗りほぼ一定の速度で走り出すと、すごい速さで後ろに流れていく景色を眺めたり、寝たりする。
ところが、今日は、なんだかうろうろしているうえ、まーまー鳴いて落ち着かない。どうしたのかと思っていると、後部座席を倒して置いた荷物の方から、ザッ、ザッ、という砂を掘るような音がした。振り向くと、でぶねこちゃんはトイレの中で砂を掘り、しゃがみこんでいた。環境の変化にきわめて弱い猫が、高速走行中にトイレ、というだけでもかなりびっくりだが、そのうちニオイが漂ってきた。

しかも(大)か。

でぶねこちゃんのトイレは屋根付き、砂は猫用の消臭効果抜群のものに、さらに消臭用のシリカゲル粒を加えている。とはいえ、埋めるまでに放出されたニオイだけでも、車という狭い密室の中ではかなりのものである。高速道路なのでその辺に停車するわけにもいかない。
泣く泣く我慢して、ようやく到着したPAで(大)を取り除いて捨てた。ついでに私たちもトイレにいったりしてしばし休憩を取り、出発。本線に戻り加速し、たやすく流れにのることができた。
5分ほどして、後ろから再びザッ、ザッ、という音がしてきた。さっきの(大)を取り残していたのか?と見ると、再び穴にしゃがみこんでいる。・・・・ナゼ停車中にしないのか。走行中がスキなのか。と、いろんな疑問が頭の中をぐるぐる回るが、まあさっき(大)したばかりだし、(小)ならにおわないから放っておいてもいいかと思い、前に向き直った。

・・・・とたんに漂ってくるニオイ。
またしても(大)か。

しかも、さっきPAを出たばかりで、次のPAまであと15分くらいはかかる。
蒸し暑いけれども、窓を少し開けて風を入れ、少しは楽になった。雨が降っていなくて幸運だった。雨が降っていれば、このニオイにいぶされたまま15分を過ごすところだった。
ようやくたどり着いたPAでまたもや(大)を取り除いて捨てた。さっきのPAで休憩を取ったばかりなので、今度はすぐ出発した。

それにしてもこのねこちゃんは、普通なら(大)は1日2回、しかも朝に出しているはずなのに。高速走行の揺れがほどよい刺激となって大腸がぜん動運動しまくりになるのか。それにしてもしすぎ。

と、思いきや、高速道路を降りた後巻き込まれた大渋滞中(後編を参照)に、でぶねこちゃんは再び(大)をした。今度は、歩くより遅い速度ゆえに窓を開けても風は入らず、道は狭く車を止めることもできず・・・・・・・・・・・・(死)。

鬼太郎?

2003-07-03 | Weblog
幼い頃、かなりの赤毛で猫ッ毛だった。
それは私にとって、すごくいやなことだったので、直したくて、海草を食べまくった。
ワカメの味噌汁は表面からワカメが盛り上がるくらい盛ってもらい、おでんや煮しめの昆布は食い尽くす。果ては、鍋の出汁用に入れて底の方でふやけている昆布までかじる始末(ものすごく不味かった)。
でも、目に見えた効果はなく、さらに海草を食い続けた。当時、他の幼児の50倍くらい海草を食べていたと思われる。

何年もたって、髪の色をそんなに気にしなくなった頃、効果が現れ始めた。
しかも髪は、黒くなるばかりか、太く、丈夫に、すんごい量になり、それに伴い、さまざまな障害が現れるようになった。その一部を記してみよう。

○もっとも髪の長かった時代、シャンプーはポンプで軽く4プッシュほど必要になる。
○急に振り向いた時など長い三つ編みが棍棒並みの凶器となり、周りに被害を撒き散らす。
○美容院でパーマをかけようとしたところ、ロットを巻くのに1時間以上かかる。
○そのうえ、それから終了まで5時間かかった。
○一つに束ねてバレッタで留めた時、もっとも大きいサイズだったにもかかわらず金具がはじけとび、壊れる。
○ショートにしてからは、美容院で髪を漉いてもらうのに、余裕で他人の3倍くらい時間がかかり、嫌がられる。
○しかも、1ヶ月たつと元通りに。

そしてさらに今日、驚くべきことが起こった。
風呂上りにドライヤーで髪を乾かし、中まで熱風が入るように手で髪をぐちゃぐちゃしていたら、手に何か刺さったような小さな痛みが走った。
髪の毛にトゲでもついていたのか? 危ないなー、と思いつつ手を見ると、黒くて細いものが手の表皮を突き破って2ミリくらい埋まっていた。出ている部分をつめで何とかはさんで抜くと、どう見ても、その危ないモノは、自分の髪の毛だった。

昆布とワカメのせいで凶器にまで成長してしまった髪の毛。
人間、やりすぎは、よくない・・・・。