うちンち

パソコンと家族と、ときどき爆弾。

全国1千万の●●●●嫌いのみなさんへ

2004-07-17 | Weblog
夫婦は所詮、他人である。
育った環境も違う。考え方も違う。
結婚当初はそれゆえ喧嘩もしょっちゅうだたが、結婚生活を5年弱もしていると、おたがいを知り、妥協をおぼえ、喧嘩するということが減ってくる。

ところが、今日ひさびさに喧嘩した。
原因は、私の視界の隅に入ってきた黒い物体である。

一瞬でわかった。ゴキブリだ!しかも超ビッグ。
人としてヤバイ実家で慣れていた私も、今の家では1年に1回くらいしか奴は出てこないので、すっかり耐性がなくなっており、我知らず、悲鳴が漏れ出た。

即座に逃げ出す私の代わりに、殺虫剤を手に奴を退治するのは、だんなの役目だ。

シューーーーー(噴霧の音)
・・・・・・・・・・・・・・。
ヒットはしたが、逃げられたらしい。

このままじゃ夜もおちおち眠れやしない!と探す私。
ヒットはしたんだからどこかで死んでいるだろう、とテレビを見始めるだんな。
ここで、私の中で火がくすぶりはじめる。

直後、ガサガサ、という音に反応した私の視界に入ってきたのは、ふらつきながら歩いているさっきのゴキだった。
悲鳴をあげ続ける私に、どうせ死ぬのに、と、めんどくさそうに動き出すだんな。

シューーーーーー(再び)
・・・・・・・・・・・・・・。
物陰から見ていた私に、だんなは「冷蔵庫の下でお亡くなりになったみたいだよ」と平然と言い放った。だんなにとっては、死んでしまえば、もう奴のことはそれで終了なのだ。
ありえない!! 私としては、命があろうとなかろうと、奴の存在が家の中にあるのが許せない。ましてや、奴が卵を持っていた日には、そこから増殖するのである。

しかも、冷蔵庫の下からはいまだカサコソと音がしている。死んでいないのだ・・・。
音がするたび悲鳴をあげる私に、だんなは「あれだけ殺虫剤をかければもうお亡くなりになるから」というが、だから、そういう問題ではないのである。「でも死んでないし」とごね続けていると、冷蔵庫の下から、ひっくり返って足をばたばたさせている奴が姿をあらわした。
当然家中に悲鳴が響き渡る。

シューーーーーーー(みたび)
・・・・・・・・・・・・・・。
まだ死なない。

丸めた新聞紙でとどめをさそうとする私。
そんなことしなくてももう死ぬから、と私をとどめるだんな。
しかし、前提条件が違う二人の意見がまとまることはなかった。
そうこうするうちに、ひっくり返ったまま、奴は冷蔵庫の下に消えていき、再び冷蔵庫の下からカサコソという音が・・・・。
私の中でくすぶっていた火に爆発物が投入された気がした。

「だからさっき潰しとこうって言ったのに!」
「死んだらそれでいいじゃんか!」(逆切れ)

結局、奴の死体はだんなが何とか処分した(というか、処分させた)。
このようなくそくだらないことで夫婦の溝は深まるのだった。

寝床

2004-07-14 | でぶねこちゃん
私にしては珍しく流行に乗り、唐辛子スナックにはまっている。
しかし、世間に普通に流通しているものではなく、唐辛子を素揚げしたものが今のお気に入りだ。これにはまってしまったことにより、私は、自分が「辛いものを一定以上食べると腹を下す」体質ということに気づいた。以前キムチで下したのもそのせいのようだ。

しかし、かっ●えびせんと同様に、♪やめられないとまらない、のである。

今夜もまた、激痛に襲われた。
近頃詰まっていたこともあり、出るわ出るわ。胃腸は唐辛子を拒否し、出し尽くすまでがんばるつもりのようだ。そんなにがんばらずともよいのだが。
固形物を出し切って小康状態となり、とりあえず今のうちに寝ちまおうと明かりを消してベットに横になった。
暗闇で静かに横たわっていると、腸が激しく活動している音がひときわよく聞こえる。
もしかしたら夜中にヤマがくるかも・・・と恐れていると、それまでクーラーの吹き出し口の真下で涼んでいたでぶねこちゃんがのっそり起き上がった。

鈍重そうにジャンプして私の足元に来ると、何か訴えるように鳴きながらうろうろしている。
たまに立ち止まって私を見、鳴く。
まさか、と思い、布団を整え、足を少し開くと、「分かれば良い」と言わんばかりに、どふっと音をたててそこに丸くなった。

暑くなってから擦り寄ってくることがなくなっていたのでちょっと嬉しい。嬉しいが、なぜ今日なのか。
そして、なにゆえ股間なのか。
夜中にいきなりキたらどうすればよいのか(前科あり:ダッシュで間に合う)。
しかし、そんなことを思っている間にでぶねこちゃんは熟睡体制に。
仕方ないので、そのまま寝た。
今夜はヒトとしての尊厳を失うことになるかもしれない、と思いながら。