サンドイッチ

会社の駐車場がしばらくつかえないので、敷地内の空き地に車をおくことになった。
そこはまさに「空き地」と言う呼び名にふさわしく、未舗装で点々と雑草が根を張っているような状態だ。
当然、線などはない。適当に、でこぼこのに並んでいる他の車と背中あわせにして置き、会社の建物に入った。

定時になって車に戻ると、なぜか私の車の前に他の人の車がぴったりつけて置いてあった。
というか、なぜか車が3列に置かれていて、私のだけでない多くの車がはさまれて出れない状態になっていた。
幸い私は、左隣の車と左斜め前の車がもういなかったので何度も切り返してなんとか脱出できたが、四方囲まれたままの不幸な人もいた。

みんなが定時にいっせいに帰るわけではない、別段狭いわけでもなく、そのとき車が置かれていたスペースの、ゆうに１０倍はある空き地にて。
この会社の常識に何度目かの疑問を覚えた瞬間であった。

最大の危機（ウソ）

小さい頃、虫と戯れていたが、大きくなるにつれ全くダメになったという話をよく聞く。
例にもれず、私も、幼少のみぎりは植木鉢をひっくりかえしてはだんごむしを両手いっぱい集めて喜んでいたが、今では節のあるもの、足がいっぱいあるもの全般に触るのはもちろん間近で見るのもかなりイヤになってしまっている。だんごむしを集めていたのはもう夢であってほしいほどだ。

そんな私にとって、家の中にヤスデ（ムカデに似た、でも小さいの）が大挙して侵入してくるこの季節は最悪である。
目が悪くて、廊下の隅のホコリとかは見えないのに（そして掃除をサボっている）、ああいうものはなぜか目に入る。数え切れないほどのたくさんの足がわらわらと動いているのまで見えちゃうのである。

しかし、今日はなぜか、ソレは一歩も動かなかった。だんなを呼んで取り除いてもらおうとしたら、一言。

「これ、くっついてない？」

そこは、だいぶ前に配線して、剥がれ落ちたが放置していた配線カバーの両面テープの上だった。
だんながティッシュで取り除いてくれたが、そのあとになんだか薄い何かが残っている。

遠くから見てもわかった。数え切れないほどの足！！！！！！！！！！！！

そして、それはパソコン部屋の入口だ。
明日から、更新が、よりのろまちゃんになるかもしれません。
て、ゆーか、今からどうやって出ようか・・・・（近寄るのもイヤ）。

ぼくたちの失敗

今日、北海道を除く日本全国が梅雨に入ったらしい。

梅雨の名の通り、この時期、梅が出回る。
梅といえばうちでは梅干でも梅シロップでもなく、梅酒である。
砂糖をかなり少なめにして、ロックでおいしく飲める甘さが私好みだ。毎年、２升漬けてはあっという間になくなってしまうので、何年ものとかを楽しむためにもっと漬けようかと思っている。
しかし、いつも梅が余る。甘くない梅酒のものだからまずいのか、私が漬けたものだからまずいのか、とにかく毎年、全部は食べきれない。

仕方ないので、昨日、生ゴミ処理機に食べてもらった。
うちの生ゴミ処理機は微生物分解性なので、まさに食べてもらうという表現がぴったりであるのだが、彼もあまりこれは好みではないみたいで、今朝からすっぱいにおいを発し始めた。

仕事から帰ったら、家中にすごいにおいが充満していた。

このにおいには覚えがある。去年、梅酒の梅を・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

来年はやりません。