うちンち

パソコンと家族と、ときどき爆弾。

尊敬

2006-05-27 | 恐るべし一族
最近、かなり心が狭くなっているのを感じる私である。
むちゃくちゃ心の広い義妹のだんなさんを見習わなければならない、と常々思っている。

先日、だんなが実家に電話をすると、もう家に帰っているはずの義妹が電話を取ったらしい。
「なんでいるの」とか言っている。
あれ、だんなさん出張? と思っていると、電話を切っただんなが遠い目で、つぶやいた。
「Mくん(義妹のだんなさん)・・・、ごめん」
どうしたの? と聞いてみると、

「義妹の奴、Mくんが仕事上必要な試験を受けるので、それが終わるまで、赤ちゃん(生後半年)連れて、あと1ヶ月ほど実家暮らしすることにしたって」

ワー。意味がわからん。試験のため、だんなさん一人暮らし??

赤ちゃん生まれて半年、Mくんが赤ちゃんと一緒に暮らしたのはまだ2ヶ月弱である。っていうか去年3月から、義妹がMくんと一緒に暮らしたのは3ヶ月程度・・・。
しかも去年長期一人暮らしをしたとき、普通に外食する資金すら与えられず、しかたないので料理できないなりに肉を焼いたりして自炊していたMくんであった(その間、義妹は実家で上げ膳据え膳)。

がんばれMくん、きっと明るい未来が君を待っている。
でもためすぎて爆発しないでね。

遠い思い出

2006-05-09 | 恐るべし一族
このさわやかな季節がくると、思い出すこと。

かれこれ7年ほど前、結納をした。
だんなと私の実家は大変遠いので、中間の地点のホテルを利用。交通の便最優先で、はっきりいってちょっとさえない感じのホテルであった。
簡素に結納を終えて、話は自然と結婚式のことになる。
しかし、私もだんなも派手なことは好きではない。私の両親も派手好きではないし、「二人のしたいように」と、親族だけで会食でもしたらどうかね、友達とはパーティーでも、という話をしていたように思う。
まあまだ今年中はありえない、先の話しだしとはっきりしたことは決めず、和やかに会は散会、帰途についた。

義両親になる方との緊張の顔合わせも済み、家でぐったり横になっていた夜、私の携帯電話が鳴り響いた。見ると、だんな(当時彼氏)からであった。

「ごめん!」

開口一番コレである。「もう、とにかくごめん!」
何がそんなにごめんなの? と聞いてみると、

「うちの親が(結納の)終わった後に、そのままホテルで結婚式の予約した!!」

何が起こったのかわからなかった。というか、たぶん聞きたくなかったんだろうと思う。だんなの言葉は耳を通過。

「しかも150人の会場を」

誰をそんなに呼ぶんだろうと、ヒトゴトのように考える。

「9月のアタマに!」

おいおいおいおい!! ここでようやく覚醒した。もうちょっとしたら招待状出さんといかんがな。
そのスケジュール、できちゃった結婚並みのハードスケジュールじゃんか。
というかうちの親にも都合一切聞いてないよね。変更希望!!!
もう予約しちゃったものであり、キャンセル料が発生する。そんなものにお金をかけるのは馬鹿らしい。場所はもう、妥協するとして・・・
でも、とりあえず日付はなんとかならんか。
いったん電話を切って、だんなに義父母に確認してもらったところ・・・

「大安の日がその日しかなかったので、その日じゃないとダメ」

その後、だんなの実家は、病院からの退院の日すらも「大安じゃないと」というこだわりを持つ皆さんであることが発覚。
いろんな考え方のおうちがあるもんだなあと、最初のクリーンヒットを食らって以後も、しみじみ感じることの多い私であった。