うちンち

パソコンと家族と、ときどき爆弾。

因果応報

2007-03-31 | Weblog
病気になるのはつらいことだ。
ましてやそれが手術が入院が必要になるようなものであれば、本人のダメージと周囲への影響は計り知れない。

ところが、そんな深刻な状態であれ、つい笑ってしまうような病気というのがある。
尻関係の病気である。
たとえば、私の学生時代の先生は、立ち歩くだけでも痛みの走るひどい痔持ちとなって手術と入院が必要になり、夏休みの半分を棒に振ったと授業中に話していた。本人すらもネタにしているのである。
最近で言えば、昨年、ソフトバンクホークスの松中選手がシーズン中に右でん部膿瘍を発症した。右でん部膿瘍、簡単に言えば尻におでき。子供の病気のイメージである。
痛みに耐え出場する松中選手。しかし、彼のバットが空を切るたびに我が家では「尻おできだからねー」「しかたないねー」と笑い含みで話されていた。我ながらヒドイ奴らである。

さて、しばらく専業主婦ライフを満喫していた私は、月曜より仕事を再開した。
車で1時間弱かけて通勤し、ほぼ1日中座りっぱなしのパソコン相手の事務仕事である。
朝、ひさびさに早起きし、身だしなみを整えて家を出、若干緊張しつつ車の運転席へ乗り込む私の尻に、軽い痛みが走った。
何かとがったものでもあるのかと、尻の下を見てみたが、何もない。なんだったんだろうと尻を下ろすと、再び走る軽い痛みといやな予感。
・・・・・・・スーツのパンツの上から、尻を手でそっと触れてみた。

何かでっぱっている。

押さえてみた。

痛みが走った。

一瞬で答えは出た。
通勤から1日中座りっぱなしの今週1週間は、まさに拷問であった。
(でもやっぱり私もネタにした)

エンドレス

2007-03-21 | 恐るべし一族
またこの季節がやってきた。
桜が咲き始め、別れに涙し、新しい出会いに胸躍らせる。
・・・・・・・・・とはまったく無関係のだんな実家ぷちサポートセンター業務、インターネットのセキュリティソフトの更新の時期である。
本当は正月の帰省で説明していたのだが、昨年はできず、その後いろいろあって去年より3月の作業になってしまった。
3月に入った頃、今年もそろそろじゃないのか? とだんなと会話するも、何も言ってこないのでと、放置プレイしていたのである。

そして今日、晩御飯を食べ終わってのんびりしていると、だんなの携帯がふるふる鳴った。
やる気なさそうに受けるだんな。この様子はおそらく実家である。
何だろうと見守っている私の前で、乾いた笑いを発しだすだんな。この様子はおそらく・・・・・

「パソコンでノートン(※シマンテックのインターネットセキュリティ入れてます)がなんかゆっとると!」

ついにきましたか・・・。
使用しているソフトは1年ごとにデータを更新する権利を購入するタイプである。その1年の期限が近づくと、1ヶ月ほど前から更新のお知らせのメッセージがでるようになっている。
てゆっか去年3月にしたから、もっと前から更新のお知らせ出てたのでは?? という突っ込みは置いておいて、さらにヒアリングを進める。

「なにかM(義妹自称)に買わせようとするったい! 買ってもいいとか?」

・・・・・実家のパソコンにインターネットセキュリティを導入して約8年、次からは自力でやってほしいとの願いをこめて、毎回、目の前で説明し、メモを取らせながら更新をしていたのだが、どうも徒労に終わったようだ(泣)。

「どこ押せばいいと?」

いや、こっちはその画面見えてないし・・・・・。
適当なことを言って万が一違うものを買わせてしまっては大変だ。
上から何を書いているか読み上げてみろ、と、指示した私たちに、彼女は伝家の宝刀を抜いた。

「いっぱいいろんなこと書いてあるばってん、わからんったい!!」

私たちも、どうしたらいいかわからんったい!!
とりあえず画面を確認しようと、我が家もパソコンを起こして、シマンテックのトップページを開く。
どこにいるの? と聞いたところ、

「さいしょ世界地図が出たったい!」

そのヒントでどうしろと・・・。
手を変え品を変えなんとかたどりつけるヒントを得ようとして15分が経過・・・
ギブアップ。今表示されているページのアドレスを読め! ということにした。
ところが「subscription」の一語を伝えるだけで5分が経過・・・
限界です。表示されている画面を印刷してFAXしろと指示した。

だんなと二人で力尽きながら、FAXを待つ。
しばらくしてFAXから吐き出されてくる用紙2枚。手に取って見ると、明らかにココを押してね! とアピールしているお買い物カートが・・・。
(ここまでで、最初の電話から約1時間経過)
電話して説明し、しばらくしてお礼のメールがきた。

来年は自力でやってくれるだろうか。
頼むからやってほしい。というかやるように。

無敵

2007-03-16 | 恐るべし一族
我が家は、自分の実家への連絡は自分でするというシステムである。
だんなの実家にちょっと用があったので、だんなが電話をかけた。
プッシュホンを押し、しばし待つ。

「えっ??」

もしもし、と発する前に素っ頓狂な声を上げるだんな。
その後は「へぇ・・・へぇ・・・」と繰り返すばかり。

切電後、どうしたのか問うた私にだんなは弱りきった顔でこう言った。

「Y(結婚した義妹)がまた家にいる」

その理由は何か? さあ、みんなで考えよう!
(”できて、”以下の部分をドラッグすれば答えがでます)

「二人目ができて、つわりが始まったから、長男連れて帰って来たらしい」

う~~~ん、さすが義妹(笑)。
がんばれ、負けるな義妹のだんなさん。

遺伝

2007-03-10 | Weblog
だんなは方向音痴の名門の家庭(実例1実例2)で育った由緒正しい方向音痴である。
毎週末ほぼ必ず行く2階建てのショッピングセンターですら、通い始めて8年目の今でも内部で迷うという有様である。
かといって私もそんな人を批判できるような立場でもなく。店に入ったら、出たときに来た方角がわからなくなるというのはしょっちゅうである。

そんな二人が知らない場所へ行くという事態が発生した。某ハウスメーカーの新築一戸建て完成見学会である。
しかも開催される場所周辺どころか、その市にほとんど行ったことがない。
ハウスメーカー発行のチラシだけでは不安に思った私は、事前にネットで地図を検索し、プリントアウトした。
おおまかにいえば、主要国道をはずれてJRの駅に向かって走り、駅を通り過ぎたら右折して、道なりに行くというルートである。

さて当日。運転手私・ナビだんなという組み合わせである。
主要国道をはずれ、順調に目的地に近づいていく私たち。
駅はまだかいな、と思っていると、地図を見ていただんなが突然「あの交差点で右折」と言いだした。

はて、駅はまだ影も形もないけれど・・・?
疑問に思いつつもナビのとおり右折。
50メートルほど先から急に道が狭くなっているのが目に入った。
な、なんかちがわない?と思っていると、隣から「次はたぶんあの十字路で左折」の声が。

たぶん???

軽く動揺しながらもナビのとおりに曲がってみると、そこからは住宅街で、センターラインのない道になっていた。

なんじゃーこりゃー、と思いながらもナビどおりに車を走らせるが、道幅は狭くなるばかり。ついに、離合も難しいような場所に入ってしまった。

どこへ連れてく気じゃぁぁぁぁ!!!
さすがに不安になって地図を要求すると、だんなは、「今このあたりのはず」と、地図上えらく細い線で書かれた道の上を指さした。

・・・・・・・・・・・・・・。
なんでこう通るかな・・・・・(下図参照)。

私の心の中はもやもや病である。

その後も「たぶん」「・・・のはず」を連発されつつも、なんとか自力でハウスメーカーののぼりを発見。目的地にたどりつき、無事見学することができた。
が、今後はだんなにナビはまかせない、と固く決意したのは言うまでもない。

脅威

2007-03-04 | Weblog
今日は朝からお出かけである。
早朝にウォーキングを済ませ、支度をして玄関を出たところでクロネコヤマトがやってきた。その手には、会社でよく使う、書類送付用のケースがあった。妙に分厚い。

なんだろう?

送り主を確認すると、だんなの親戚である。
とりあえず約束の時間があるので家の中に入れて出かけ、帰宅してから開けてみた。


※右下はサイズ比較のための名刺である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

直径20センチ、厚さ5センチのどら焼きであった。
あまりの大きさに箱の横からも下からも眺めていると、「生菓子ですので開封後はお早めにお召し上がりください」の注意書きが目に入った。

うお~~、と悶えている私に、隣にいただんながこう言い放つ。

「おれ、いらないから」

酒をこよなく好むだんなは甘いもの、特にあんこは嫌いなのであった。
私が一人でできるだけ速やかに食べつくすことが必要である。

そのままではあまりに強敵すぎるので、とりあえず切ってみた。



白あんが縁ぎりぎりまでみっちり詰まっていた。
明日からものすごいリバウンドしていると思う(泣)。