明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

波に乗れないマエケン

2014-08-28 23:43:10 | 2014年
8月28日(木) マツダ
広島 3 - 6 ヤクルト
●前田(10勝7敗)、戸田、江草、今井


 3連勝を狙うカープのマウンドはマエケン。後半戦守ってきた中6日ローテを崩して今日登板。


 しかし立ち上がりからいつも調子ではない。初回に1点を先制されると、一時3-1と逆転するものの、3回にすぐさま同点に追いつかれる。4回にはいとも簡単に2点を奪われ勝ち越しを許す。
 マエケンは4回5失点で降板。全く良いところがなかった。

 打線も初回5連打で3点を奪ったものの以降点が取れず。石川の緩急を使った投球に内野ゴロの山。連勝の勢いはどこへやら?結局9回2死までマウンドから引きずり下ろすことはできなかった。1回の内容からはとても想像はつかなかったがその後の投球には脱帽。

 マエケンは定評のあるフィールディング面でもミスをし、得点を与える等本来の姿が見れなかったは残念。ただ、あまり悲観することもない。今日は1点を取られたもの戸田、江草、今井が小気味良いピッチング。それぞれがストレートにキレがあり制球も定まっており、持ち味を出していた。中田や永川、中崎を出す必要がなかったのが大きい。
 まだ本当の戦いは先なので投手陣は多ければ多いに越したことはない。2軍では怪我から復帰の篠田も好投している。正直今はいわゆる敗戦処理的な中継ぎはいない。勝ち試合で誰が出てもそれなりの投球はしてくれそう。(横山の降格は解せないが…)
 当然「マエケンと心中」という段階でもないので4回の降板は正しい判断。福井や戸田が先発して4回で降板するのとは意味が違う。いずれにしても優勝するためにはマエケンの復調は必須。おそらく残り6試合くらいの登板になるだろうが全て勝つつもりでいってほしい。
 マエケンに関しては前々回の巨人戦で雨で苛立ち、最悪のゲームにしてしまったことに対しマスコミからは「エースらしからぬ振る舞い」と散々叩かれ、次の試合ではそれを払拭すべく完封勝利。そして今回も明らかにマウンドで不満顔を見せていた。またマスコミに色々言われるだろうが、「エース」とて「人間」。こんなこともある。1試合2試合で「エースらしからぬ…」とか「マエケンは変わった」という判断は個人的には到底できない。
 大事なところで「さすが」と思わせるピッチングをしてくれればそれで良い。エースに負担をかけすぎないために他の投手が頑張ってくれればそれで良い。しいて言えば、昨日のようなゲームを打線がひっくり返せたら、マエケンの気持ちも少しは楽になるだろうけど。


 巨人が阪神に3連勝。再び巨人との差が3ゲームに広がった。


59勝52敗2分

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