舟川柔道塾 塾長のブログ

舟川柔道塾の塾長である舟川 操が柔道への思いや柔道の極意を綴ります。

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ビデオ撮影の極意

2014年05月08日 | 極意
ほとんどのお母さんは自分のお子さんの試合をビデオ撮影する。
勝った試合を見るのは格別で、おじいちゃん、おばあちゃんにも見せたりして孫はほめられる。負けた試合も残念だけど、次の試合のために親は素人ながら子供にアドバイスしたりして、何にもわからないくせにうるさいよ、と子供に叱られる。
最初はこの程度の微笑ましい光景がどの家庭にもあるのではないでしょうか?
だがそのうち柔道のルールもわかったり、先生方と親しくなったりして色んな知識が豊富になってくる。
そうした頃のビデオ撮影には要注意です。つい撮影中に自分の声が入る事を忘れ、いろんな事を話してしまいます。そして道場の先生から「試合を全部見られなかったからビデオ撮った人がいたらダビングして下さい。」と頼まれダビングして渡す。その後自分達でビデオを見た時にまずかったかなぁと気がついたりします。
他の方の会話や罵声が入っていたりもします。実際にある大会のビデオをダビングして頂いたのを見た時驚きと同時にこんなにけなす人もいるんだなぁと悲しくなりました。私の道場のお母さんが撮影したビデオに相手道場のお母さんのヤジが入っていて、「あんな柔道する子はもう柔道やめてしまえばいいんだよ!」です。凄いお母さんです。ウチの道場の子が可愛いそうでなりませんでしたが、注意しようにもできません。相手道場ですから、、。実力に差があったり、練習不足の子はどうしたってブザマな動きになりますよ。強い自分の子中心に見てるからそう思うんだよ。
舟川柔道塾での指導もいろんな大会に出て、10年過ぎた頃には保護者の方に、「相手チームの子の事も考えた応援をしましょう。」と言えるようになったと思います。それまでは、審判の先生の判定に不服だと、声に出して不満をアピールしたり、相手道場の子のことを「その技だけだからな!」なんて言ってバカにするような発言も、指導者ならびに観覧席からもあったのかもしれません。申し訳なく思っております。
とにかく武道の観戦は静粛にして、我が子が技を出す瞬間を見逃さないようにしましょう。


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