舟川柔道塾 塾長のブログ

舟川柔道塾の塾長である舟川 操が柔道への思いや柔道の極意を綴ります。

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思い出(歴代キャプテンよりー大野啓輔)

2014年05月27日 | 思い出

初めて大きな大会で入賞したのは、平成18年11月に長野県で行われた醍醐敏郎杯でした。
先に紹介した今入晃也が入門した頃、ひと学年下にバケモノのような大きさで入門したのが「大野啓輔」です。
醍醐杯は低学年の部は先鋒から、小1・2・3・4・4という並びです。
ですから先鋒にバケモノの大野啓輔、次鋒にオオモノの今入晃也、中堅は八木沢昌也、副将は河野 光、大将に歴代キャプテンで紹介したの吉田 翼。これは頑張れば何とかなるんじゃないか?と思っていた大会3日前、、、。晃也が足に包帯を巻いてあらわれ、遊んでいて怪我をして試合に出られないと。
醍醐杯には2チーム出られるがBチームからの変更はできないので、Bチームの次鋒で出ている三男の広夢と五分五分の実力があった小川裕仁郎を抜擢しましたが、先鋒の大野啓輔の全勝のおかげで醍醐杯3位に初めて入賞したのです。小川裕仁郎も小さな体で大きな相手と引き分けたり大活躍でした。

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遅くなるので早めに帰ることを告げると、醍醐先生が直接表彰して下さいました!
(左から、吉田 翼 河野 光 八木沢昌也 小川裕仁郎 大野啓輔)

(前列右から3人目が大野啓輔)

大野啓輔は個人でも頑張り、全国小学生学年別体重別には2年連続埼玉県代表で出場しています。

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(小5の時、北海道にて)

 先輩の今入晃也が全国大会に行かれなかったが、大野啓輔は全国ベスト8まで勝ち進みました。小5でベスト8で小6では全国優勝するくらいの素質はあると思いましたが、やはり私の指導不足でかないませんでした。
 現在激戦区である東京の中学に行き、練習相手にも恵まれた環境で元気にやっていると聞きます。きっと良い報告をしてくれると信じて待っています。

みんなで頑張って、頑張っても優勝できなかった埼玉県少年柔道選手権大会の写真です。でも舟川柔道塾二度目の準優勝の立役者が大野啓輔でした。 2010年(平成22年)3月
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(左から 折原精吾 大崎哲徳 大野啓輔 野原広夢 今入晃也)




毎年の石川県への遠征で実力をつけた ②

2014年05月23日 | 思い出

 岩井柔道塾は5月5日に行われる全国少年柔道大会で準優勝2回という凄い成績をおさめていますし、皆さんご存知ロンドンオリンピック女子57kg以下で優勝した松本薫さんの出身道場です。
 私が通っていた頃はまだ小学生の大会にはあまり出ていなかったので、大会の思い出はほとんどありませんが、とにかく厳しい道場でした。
 しかし岩井先生も病気をされ思うような指導をできないことと、沢山の道場を呼んで練習試合会をした方いいよと、石川県立工業高校の後輩で松任柔道スポーツ少年団の渡辺守君を紹介して頂きました。
 また松任柔道スポーツ少年団には高校時代の恩師である埜谷勉先生が指導にあたられ、岩井先生も練習会場の啓武館に足を運ばれ、毎年二人の恩師にお会い出来る幸せな日々が続いています。
 そしてこの練習会には年々強豪道場が集まるようになり、沢山の経験を積ませて頂いています。

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(松任啓武館道場にて)

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(バードハミング鳥越にて)


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 ですから小学生からの故郷である石川県の方にも頑張って欲しいと心から願い、心から感謝しています。このブログ投稿が間に合うなら、来たるマルちゃん杯中部大会で、松任柔道スポーツ少年団には是非全国出場を決めて欲しい思います!



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(岩井柔道塾にて)

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(岩井柔道塾にて)

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(松任青少年宿泊研修センターの電車宿の中にて)


毎年の石川県への遠征で実力をつけた ①

2014年05月23日 | 思い出

 最初の頃は道場を建てたものも、私は出身が埼玉県ではないので、合同でお願いできる道場もなく、お誘いを受ける程の実力もなかったので合同練習では苦労しました。
 当時指導を手伝っていたお父さん先生は埼玉県出身で有名な高校の出身でしたが、少年柔道の指導者が埼玉県にはいないらしく他の道場と交流はほとんどできませんでした。
 そこで私が小学生時代に通わせて頂いた、石川県は岩井柔道塾へ塾生を連れて合宿に行きました。当時はバスも所有していなかったので、大雪の中を電車で行き、宿で使わせ頂いたバードハミング鳥越さんの送迎バスで金沢駅まで迎えに来てもらい、岩井柔道塾まで伺った懐かしい思い出があります。

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(越後湯沢駅のホームにて)

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(岩井柔道塾にて)
 恩師の前だと何だか私も小学生時代に戻ってしまった記憶があります。


柔道を習いたい、習わせたい時の極意

2014年05月20日 | 極意

  柔道を始めた子には、それぞれがいろいろな理由があるのだろう。
  親にもいろいろな理由があるのだろう。
  だが入門した時の気持ちをずっと忘れてはいけない。
  なかでも運動神経が良くて、何でも最初から出来て、すぐに強くなる子は10人に1人くらいの割合でいます。入門した当時保護者は、子供が柔道を楽しくて、本当にこの道場に来て良かった、先生のおかげです。なんて言っておきながら、だんだん試合で勝ったり負けたりして、運動神経が良いから勝つことの方が多いのだが、親に欲が出てくると状況が変わります。道場内でも一番手や二番手にいないと大会に出られないとか、道場に行きたくない日が増えると理由をイジメがあるのではないかとか、稽古を乱す問題児がいるからウチの子が集中して稽古できていないのではないだろうかとか、はたまた指導者が自分の子に目がいってないとか、いろいろ考えてしまう保護者の方もいらっしゃるようです。
   しかし、やはりあまり期待し過ぎると、どんどんお子さんが伸びない方向に進んでしまう方が多いようです。上記のような事はもちろんあります。道場だって小さな社会なのですから、全てのことを解決できる万能な指導者(人間)はこの世にはいません。
   おとなしい子の保護者の方のほうが、以前より自分に自信がついてきて学校でも自分をだせるようになったり、挨拶がしっかりできるのは柔道を習っているからだね、と学校の先生に褒められたという話をお聞きしますし、柔道の結果に求めるのではなく私生活の子どもの変化に幸せを感じています。
   すなわち大半の大人は結果を早く求め過ぎているのです。
   1ヶ月後には初心に帰りましょう!習わせて間もない頃にそんなにこだわりましたか?
   1年後にも初心に帰りましょう!わずか数年で親の目が届かない中学の部活に入るのですから。
   3年後にも初心に帰りましょう!家では子どもを褒めたり、励ましたり、親の役割は大事です。
   いくつかの道場を見学して決めたのでしょう?決めた時の気持ちを何年経っても思い出しましょう!

(この文は舟川柔道塾、野原学園柔道教室の事ではなく、柔道界全体のこととしてお受けとめ下さい。)

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舟川柔道塾でおなじみの悟空先生が生後3ヶ月に入門した時の写真です。

11才になった今も初心を忘れず、塾生達をガブッとやっています。

 


舟川柔道塾が全国少年柔道大会三位入賞ー③

2014年05月16日 | 舟川柔道塾自宅道場

 それは柔道王国「茨城県の先生方」のおかげです。
 今から8年前くらいさかのぼりますが小6では神田雅大、河野太郎、遠藤亮などが活躍していた頃でした。
 茨城県笠間市友部町で教えられていた八木義人先生(茨城県中央支部理事)に何処かの大会で声をかけられたのがきっかけで交流が始まったのです。
 年末に茨城県立武道館で行われていた合同練習試合会にお誘いを受けたり、夏休みに舟川柔道塾で合宿を行った時に友部友道会の皆さんを招待したりして交流を深め、茨城県の道場の先生方からも大会や練習会にお誘いを受けるようになりました。
 今更ながら八木先生には感謝しています。

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平成17年 茨城県立武道館にて合同練習(柏崎先生の指導を受けました)

平成18年 夏の舟川柔道塾道場での合宿で、友部友道会の元気なお友達との写真です。

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その後は、一心館菅谷道場の菅谷俊雄先生(茨城県柔道連盟理事長)や無心塾飯島道場の飯島先生と長島先生、下妻優心塾の相澤先生、土浦市体育協会柔道部の生井沢先生などに練習会に呼んで頂き鍛えて頂きました。また大会や練習試合会では誠錬館の石川先生、力善柔道クラブの杉村先生、総和柔道クラブの飯田先生、常総市石下柔道部の秋田先生、鹿嶋市柔道連盟の木村先生、つくばユナイテッドの岡田先生など沢山の茨城県の強豪道場さんに鍛えて頂きました。ほんとうに感謝致しています。

 茨城県は、母校である中央大学柔道部の大先輩である岡野 功先生、関根 忍先生という偉大な柔道家がお生まれになった県です。

 茨城県の皆さん、これからもどうかよろしくお願い致します。