☆農園ビギン☆~笑う門にはイモ来たる~

新潟小千谷市で野菜の直売とサツマイモお菓子を作る農園ビギンのつぶやきブログ☆

ダイヤモンドとさつまいも☆

2011年01月18日 | 愛するさつまいも☆
私の好きなものはさつまいもです

さつまいもを見たら私を思い出してください


なーーーんて言い続けて早○年・・・
さつまいもを愛し、共に生きる人生



昨日は新潟日報系列のフリーペーパーasshさんが取材に来てくださいました
新潟市内と一部の上越市に配布
2月10日号です

でね
さつまいも街道まっしぐらな人生を話しながら、ふと思ったのです

ん?
これって
好きなものがさつまいもだから取材を受けているのでは??


私がさつまいもではなくて、ダイヤモンドが好きです
って言ってたら
この人生はなかったんじゃ・・・って

ではここで検証してみましょう
チャラ~~~~ン


A、さつまいものどんなところが好きですか?

Q、いろいろな種類があって可愛いところです
黄色、紫だけではなく、オレンジ、白…世界には数千種類あるんですよーーーーー

A、ダイヤモンドのどんなところが好きですか?
Q、ワタクシ、たくさんのダイヤを持ってますの
世界的に稀なレッドダイヤ、ブルーダイヤ・・・世界各国のダイヤを買い集めてますのよ

A、好きな言葉はなんですか?

Q、「笑う門には福来たる」です。だからブログタイトルも「イモ来たる」にしてるんです

(ダイヤモンドだったら・・・)
Q、「ダイヤモンドは裏切らない」です。宝石の輝きは永遠ですわ

A、どんな人生でしたか?

Q、さつまいもを愛し、さつまいもと共に生きる人生です
さつまいもの勉強をしたいために農大へ行き、さつまいもの旅へ行き、さつまいも農家を訪ね、焼きイモ屋さんでバイトし、イモ畑で結婚式をあげました。
さつまいもがいたから今日の私がある。さつまいもとは運命の出会いです
だから、今はさつまいも農家で働いていて、とっても幸せです

(ダイヤモンドだったら・・・)
Q、ダイヤモンドを愛し、ダイヤモンドと共に生きる人生です
ダイヤモンドを買うために世界中を飛び回り、ダイヤモンドをたくさん持つ殿方との結婚、常にダイヤモンドを追い続けています。
大切なのは4C・・・cut,color,carat,Clarity 
ダイヤモンド選びは、「生きかた」を物語るものですの。私とダイヤモンドの物語は、出会う前からはじまっているんですわ


A、では最後にどんな人がタイプですか?

Q、さつまいもで言ったら・・・ベニマサリのような人かな(超マニアックですみません)
じっくり冬の寒さも耐えて、焼きイモにするとあったかくて、とってもいい香りで心が広い人がいいんです
そばにいるだけでひだまりの中にいるような人が好きです

(ダイヤモンドだったら・・・)
Q、ダイヤモンドを与え続けてくれる人です。常に最高級のダイヤモンドに囲まれて生きていきたいです
「ダイヤモンドを贈る」ということは、単純に「高価だから」ということではありません。
ローマでは太陽神アポロンの守護石と言われ、「永遠の愛」の誓いを立てることになるからです。





なんだか全然違う人生です

さつまいもの輝きは私にとったらダイヤモンドにも勝るもの

やっぱり私の人生さつまいも街道まっしぐらです


asshさん
私のくだらないさつまいもトークにお付き合いいただき、本当にありがとうございましたーーーーーーーーーーーー

助そうだらと砂糖とおばあちゃん

2011年01月18日 | わたくしごとですが・・・
今日
助そうだらを買ってきました

「スケトウダラ」??っていうところもあるかな?


我が家は朝ごはんは基本的に魚料理なので、煮魚、焼き魚なんでもありです

タラは大ばあちゃんが好きなのでよく作りますが、この助そうだらは新潟来てから知った魚なんですよね~~~~
今の時期ってあちこちで見るけど、実家にいたころは見たことも料理したこともなかったなあ・・・


大ばあちゃんは濃いめに煮て、その余った煮魚の汁にお湯を入れて飲むのが定番です

魚料理は臭みが残らないように、固くならないように気をつけて煮ますが、助そうだらを煮るといろんな思い出がよみがえってくるのです


今日もね
砂糖が足りなくなっておばあちゃんに
「砂糖持ってる?」
ときくと
「年始用に買ったすけ、たんすにしまってるこて」(訳:年始用に買っておいたから、たんすの中にあるよ・・・たぶん微妙に違う気がする小千谷弁・・・
って出してくれて

またまたむくむくーーーーーーーーーーーって
思い出がよみがえりました


ワタシ
長男が3か月の時から近所の小さな農協のスーパーさんでバイトしていたんです

妊娠中にたまたま何度か訪れていたお店で、突然話しかけてくれたのがアメリカ人のオーナー
そして
いきなりのスカウト(笑)

妊娠中だから無理ですよーーっていうと
「子供が生まれたら、一緒に連れてきていいから、うちで仕事しない?」って

この縁起のいいおたふくほっぺたの影響か(まだ気にしてる・・・

オーナーは前から目をつけていたと言ってくれたのです

そんなわけで、子連れパート生活が始まりました

私のバイト人生はほとんどが接客業だったから、そこでの仕事は楽しくて、やりがいがあって・・・
さらに
そこに来るお客さんって近所のおじいちゃん、おばあちゃんが中心だから
まだまだ「小千谷弁」や「小千谷の風習」があまり分からない私にとったらすごくいい勉強になる場所でした

オーナーは仕入れの仕方、問屋さんとの付き合い方、価格の付け方、時期に応じた売れ筋商品などなどいろんなことを教えてくれて、私の「本当に娘」っていってくれるほど可愛がってくれて、私の代わりに子供を抱っこして面倒見てくれたり、本当にお世話になったんです。

そんなお店の売れ筋は新鮮な魚
まちの小さなお店だから、たくさん種類はないものの、その日入った新鮮なお魚は地域のおばあちゃんに喜ばれていて、特に「にしん」と「助そうだら」が人気だったの

それまで、ほとんど料理したことがない魚だったけど、ここで働いたことで「おばあちゃんってこういう魚が好きなんだあ」って知ることが出来て、家でもよく作るようになったのです。

なんでこんなこと言うかっていうとね・・・

ワタシ

物心ついてから、おじいちゃん、おばあちゃんとの生活をしたことがなかったから、新潟に来て一番戸惑ったのは大ばあちゃんへの接し方・・・

今思うと「普通でいい」んだけど、気を遣うあまり・・・そして大ばあちゃんも私に対して気をかけるあまり・・・
最初ってぎくしゃくしちゃってたの・・・

「トイレの神様」って曲が流行ってていろんなところで聴くけど、おばあちゃんとの思い出ってあるもんだよね・・・

私は
そこで働いたおかげで
おばあちゃんへの接し方もわかって、おばあちゃんの好きなものも積極的につくるようになって、小千谷弁も学んで、おぢやんしょの気質もわかって、「だーすけ」は接続詞だってわかって、人に会うと「おまえどこんしょだ?」って聞くもんなんだって分かって(最初キズついていたワタシ)、「おつかいもの」=「おみやげ」ってものを人の家に行く時は必ず持っていくことが多いんだって分かって、それがなぜか普通の砂糖1kgってことも多くて包装紙に包んだりしちゃうんだって分かったりしたんだよね



最近いろいろな取材を受けるにあたって
自分の人生を振り返る機会をいただいて、この10年ってあっという間であって、なにげにいろんなことがあったなあ・・・
いろんな人に支えられてここまで来たんだなあって思うの

感謝をただの言葉一つにすることは簡単なようで難しい・・・

「ありがとう」の最上級の言葉ってなんだろう?

「いつも感謝しています」の最上級の言葉ってなんだろう?

でも言葉にしないと伝わらないよ?

家族への愛を生きがいにしているおばあちゃんへ、もっと感謝の気持ちを言っていけるようになりたいな

大ばあちゃんは85歳

おばあちゃんが元気でいることが家族の幸せ

毎日子供たちにもそう言い聞かせています



今日の朝食の
助そうだらを煮ている匂いで嬉しそうに起きてくるおばあちゃんの顔が目に浮かびます