前回、CopyToで取り込んだファイルとiTunesで取り込んだファイルを、それぞれWAVE変換して、「音比べ」でチェックしたらバイナリ一致したと書いた。しかし、バイナリ一致しないソフトもあった。
バイナリ一致しなかったソフトはGilbertoのJoao Gilberto(http://www.hmv.co.jp/product/detail/425713)。ブラジル輸入盤。音はCopyToで取り込んだ方が圧倒的によい。同じソフトとは思えないぐらい。WAVE変換してもオリジナルAIFFファイルの音質の違いはほとんど残っている。
また、CopyToの謎は深まった。
バイナリ一致しなかったソフトはGilbertoのJoao Gilberto(http://www.hmv.co.jp/product/detail/425713)。ブラジル輸入盤。音はCopyToで取り込んだ方が圧倒的によい。同じソフトとは思えないぐらい。WAVE変換してもオリジナルAIFFファイルの音質の違いはほとんど残っている。
また、CopyToの謎は深まった。
他のCDのサイズの件ですが、Ella FitzgeraldのThe Stockholm Concertの一曲目をAIFFでリッピングしたもののサイズも全部違いました。これをWAVE変換たものは音比べでの解析でバイナリ一致します(この時、サイズが同じかは、まだ見ていません。)
iTunes; 55250760 byte
CopyTo; 55250928 byte
FinderCopy; 55250832 byte
ファイルサイズを調べるソフトを作ったのですね。リソースフォークとかよく分からないですが、おもしろそうですね。ここから何か発見があると良いですね。出来れば、音くらべのマック版(AIFFも扱えるような)も作っていただけるとうれしいのですが...(汗)。
http://www.box.net/shared/9cmngzk5co
ファイルをウインドウにドラッグ&ドロップするだけです。
データフォークとリソースフォークのサイズを別々に確認できます。
クリッピングテキストやインターネットロケーションファイルは
データフォークがなくて、リソースフォークだけだったりします。
結構面白いですよ。
物理ディスク上と論理ディスク上の2種類を表示しますけど、
2つがどうして数値が異なるのかは分かりません(笑)
> ResEditやFilebuddyなどリソースをいじるソフトで扱えるので、
> リソース側の情報なのだとばかり思ってました。
そうお思いになるのは無理もないですよね。
たしかに旧OSのアプリケーションではリソ-スフォークに自分のクリエータコードを保持していますけど、ファイルは違います。
http://homepage1.nifty.com/glass/tom_neko/web/web_02.html#MacBinary
こちらのページでは「データフォーク」「リソースフォーク」「ファイル情報(Finder情報)」をちゃんと分けて解説していますね。
ちなみに、この3つは別々に管理されていて、単一のファイルの中にあるのではないです。Finderではひとつのファイルにしか見えませんが、実際は複数の別々のファイルを「見た目でひとつ」に表示しているようなものです。
私は ff さんとは違って、cpでもdittoでも、CD-DAからは「曲のデータだけ」を変換保存していると思っています。そのときにファイル情報も付与されるのですけど、Windows環境の「音くらべ」では、曲のデータだけ、Macでいうところの「データフォーク」だけのバイナリ比較になりますよね。
AIFFに付加情報はあるだろうと思います。しかしこれも同じデータフォークのバイナリであって、他のOSが扱えないリソースフォークのようなものではないでしょうね。もしそうだとすると、Macで生成したAIFFはWindowsで再生不可能ということになります。
> 信助さん
追加テスト、ありがとうございます!
こう考える私から見ると、AIFFファイルのサイズが3つとも違うのはビックリです。(iTunesは違って当然とも思いますが、CopyToより少ないのがまたビックリ)
で、ふと思ったのですが、他のCDでは3つとも同一のサイズになるんですよね。もしかすると、例のJoao GilbertoのCDは、製盤品質がかなり悪いのかもしれませんね。
品質が悪いと、それだけエラー訂正処理が必要になりますよね。で、CopyToでのファイルサイズが最も多いという結果を見ますと、通常はテキトーに誤魔化すだけのエラー箇所でも、cpではより厳格な読み込みをドライブに要求しているのかな~、と想像してしまいました。
書き込みかぶりました。
>それをUNIX由来のcpでコピーすると欠損するんじゃないかな?というのが自分の想像です。
これもありかもしれません。
まず、例のJoao Gilbertoのアルバムの一曲目をBinCompareというソフトでファイルサイズを調べました。
それぞれコピー後のAIFFファイルのサイズ
iTunes: 57155542 byte
CopyTo: 57157518 byte
Finder Copy: 57085392 byte
と言うことで、全部違いました。
iTunesで各ファイルをWAVに変換した後のサイズは、すべて同じで57083084 byteでした。
これらのWAVファイルのバイナリ一を「音比べ」で比較するとCopyToとFinder Copyはバイナリ一致しましたが、iTunesは他のファイルとバイナリ一致しませんでした。
>ffさん
CDの取り込みについては分からないことだらけです。画像データはすでにコンピューターの扱えるデジタルデータになっているのに対して、CDの音楽データはコンピューターのデジタルデータになる前の状態なので、何らかの違いが生じているのではないかと感じています。これもまた想像になってしまうところがもどかしいのですが。
>闇異人さん
cpとdittoで音が違うのですね。なんなんでしょうね、いろいろ調べ出すときりがない(特に音を聞き比べると疲れる)ので、私的にはcpとdittoの違いは鬼門の領域です(笑)。
されてなければ、それはタダのバグなので。
aiffは元々アップルが開発したフォーマットなので、付加情報があるデータである可能性はあると思いますし、それをUNIX由来のcpでコピーすると欠損するんじゃないかな?というのが自分の想像です。
ムービーにもなめらかに再生させるためにヒントとなる要素をデータ以外に与えたりもしますしね。
>それは間違いで、HFS+ファイルシステムのレイヤーが管理している情報です
それは初耳です。
知りませんでした。
ResEditやFilebuddyなどリソースをいじるソフトで扱えるので、リソース側の情報なのだとばかり思ってました。
cpコマンドは OS X 10.4 以降から
リソースフォークもコピーするようになったのですが、
「正しくコピーできない」という情報には初めて接しました。
それは確かなのでしょうか?
そもそも、CD-DAにはリソースフォークはありませんし、
AIFFへのコピー(リッピング)でも一切生成することはありません。
ファイルタイプやクリエータやタイムスタンプなどのファイル情報が
リソースフォークにあると思っている方を時々お見かけしますが、
それは間違いで、HFS+ファイルシステムのレイヤーが管理している情報です。
リソースフォークにもデータフォークにもありません。
しかもcpではAIFFにファイルタイプやクリエータすら付与しません。
(付与しないからといってファイルサイズが少なくなるわけでもありません)
音が変わる理由は、おそらく謎のままでしょうね~。
原理的に解決しえないという感覚を
CopyToを作りながら感じるようになっています。
> 闇異人さん
iMac、治りましたかぁ~(笑)
闇異人です。
そうなんですか、dittoの方が正確なのですか・・。
不思議な事に当方の環境ではcpの方が音が良いです。
cpの方が開け放たれたような開放感のある音になります。
不思議です。
dittoコマンドでコピーしたほうがオリジナル通りにコピーできるはずです。
ただコピーで音が変わるという原理がわからないんですよねぇ。
画像をコピーしたら、しわが消えてたりするのでしょうか(笑)
そこでさらに確認をお願いしたいのですが、そのソフトを
「Finderでコピーしたファイル」
「CopyToでコピーしたファイル」
この両者もバイナリ一致しないのでしょうか?
これが一致しないとなると、エライことです。
そしてもしバイナリ一致しなかった場合、
両者のファイルサイズも異なるのでしょうか?
非常に気になります。
どうぞよろしくお願いします。