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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

今こそ、私たち日本人は昭和天皇の賢慮に立ち返らなければならない

2014-03-30 | 憲法・国防・軍事

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●「今日の言葉」
 ~不安な時代だからこそ「覇術」ではなく「王道」を語る珠玉の言葉を~
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“日本開港の主導権を握った合衆国は、修好通商条約の締結直後南北戦争に
 突入する。

 そしてその後19世紀から20世紀初めまでは、日本からの生糸の輸出先が
 主として合衆国であった以外に、特別に目立った日米関係の進展は
 なかった。

 わが国はむしろ、イギリスを主としたヨーロッパ諸国と接近する。

 その原因を南北戦争による出遅れと理解するのは、あまりにも単純すぎる
 見方だといえよう。

 この問題は南北戦争後の合衆国の経済構造の転換の問題とかかわらせて
 議論されなければならない”

(石井寛治他編『世界市場と幕末開港』(東京大学出版会)より抜粋)


……IISIA代表・原田武夫のコメント:

─今、我が国辺縁部にある領土を巡って近隣諸国との関係が騒がしい。 
 「尖閣諸島」「竹島」といった名前を新聞記事で見ない日はない。

─そんな中、隣国の外交官である友人とやりとりしていると、
 こんなことを言われた。「日本は過去の問題にもっと向き合うべきだ」

─しかもこうも言われた。
 「そのことはアメリカのCSISレポートにも書いてある」

─「ちょっと待ってくれ」と大声で言いたくなってしまった。確かに当事者で
 ある隣国の人々との永遠の和解に努めるのは私たち日本人の責務だ。

─しかしそうすることの「根拠」を米国の作成したレポートに求めるなど
 ということがなぜまかり通るのか。
 「外交官たれ」と思わず返事してしまった。

─「外交官である」ためには、すなわち物事の裏側、深遠部を見極める力を
 常にフル活用しなければならない。今回の出来事も単に二国間の話題では
 ない。

─なぜならば余りにも絶妙なタイミングでこのレポート(「アーミテージ・
 レポート」)を米国は出したからだ。「救いは米国に求めよ」と。

─かつてベルリン会議の時に「公正なる仲買人」を装ったドイツが一番狡猾で
 あったことを思い出されたい。今も全く同じであるはずなのだ。

─世界中の富が集積している東アジア、とりわけ我が国。ここを米国が狙って
 きたのは疑いようのない事実なのだ。

─さらにそれを奪うために一番良いのは、近隣諸国と紛争をさせること。
 これによって日本は散財し、疲弊し、没落するのである。

─したがって今こそ、私たち日本人は昭和天皇の賢慮に立ち返らなければ
 ならない。
 日米安保を結び在日米軍をして守らせるという奇策は昭和天皇発案なのだ。

今後、善良な仲介者を装った「第三者」の介入は積極的になるはずだ。
見える姿としてアメリカ、そして見えない姿としてイギリス。

しかし彼らは今から200年前ほどからずっと同じことをやってきたのである。
そして彼らの脳裏に東アジアの民の姿はなく、あるのは自己の利益だけ
なのだ。

そのことを決して忘れてはならないし、伝えていかなければならない。
なぜならばこのことを武力以外で乗り越えること。
これが我が国の使命なのだから。

だからこそ、玄界灘、東シナ海の向こう側の友人たちには訴えたいのだ。
「アジアのことは、アジアだけで収めていこうではないか」と。

 

(メールマガジン 2012年8月17日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



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