NOBODY LOVES YOU

世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

米FOMCにおいて量的緩和終了を最終的に判断するかに関心が集中

2014-10-30 | 高貴な嘘

───────────────────────────────────
 【1】IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉:「今日の焦点!」
   ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢の
    ツボが分かる~
───────────────────────────────────

⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「米FOMCにおいて量的緩和終了を最終的に判断するかに関心が集中」です。


⇒その理由は……:

 ─「ノーブル・ライ(高貴なウソ)」という言葉があります。
  米欧の統治エリートが用いる言葉であり、概念です。

 ─「物事を収めるためには嘘も仕方がない」というわけです。
  高貴な立場だからこそつかざるを得ない嘘と言われます。

 ─問題は「ノーブル・ライ」が余りにも美しすぎるという点なのです。
  多くの人々はそれが真実だと信じ込み、行動します。

 ─ところが実際にはそうではない現実が後から続いてくる。
  その結果、事態は阿鼻叫喚となるわけです。

 ─当の米欧の統治エリートは虚偽であることを知っています。
  だからこそ、特に動じることなく対処できるのです。

 ─その結果、彼らの「統治者」としての地位は守られるのです。
  保身のためにつくもの、それが「ノーブル・ライ」なのです。

米国がいよいよ「量的緩和」を終了させるかに注目が集まっています。
予定では「今月末に終了」ということになっています。

米国は今、民間経済の好調ぶりをアピールしています。
「そして何事も起きなかった」といわんばかりの様子です。

本当にそうなのかはよくよく見極める必要があります。
「本当の焦点」は公的債務問題なのであって、民間セクターでは
ありません。

大事なことは「なぜそのような二重のプレゼンテーションをするのか」
です。
「本当のこと」を見出すにはどうすれば良いのか、です。

今回ばかりは「ノーブル・ライ」がうまく機能するのかどうか。
機能しないとすれば何が起きてしまうのか。

注目すべきは・・・そのこと、なのです。

 

(メールマガジン 2014年10月29日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



最新の画像もっと見る

コメントを投稿