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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

Pax Americana に替わる Pax Japonica の根幹は何であるのか

2014-03-16 | 中東・極東

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●「今日の言葉」
 ~不安な時代だからこそ「覇術」ではなく「王道」を語る珠玉の言葉を~
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“その後、エドモンをはじめとするロスチャイルド家とシオニストたちとの
 あいだで繰り返し論争が起こった。

 シオニスト側の目的は
 パレスチナにユダヤ人の民族国家を建設することだった。

 これに対してロスチャイルド家は、迫害された東ヨーロッパの
 ユダヤ人たちに長期的な避難場所を提供するために、

 パレスチナ植民を支援していたにすぎなかった。

 そもそもロスチャイルド家にとって、彼らの強大な権力と名誉ある地位は
 ヨーロッパ社会の中で苦労して勝ち取ったものであり、

 パレスチナにユダヤ人国家を築かれたのでは彼らの地位が危うくなる
 ように思われた。

 つまり他所の地にユダヤ人国家ができれば、ヨーロッパ各国政府は
 反ユダヤ主義政策をすすめて自国のユダヤ人のアイデンティティを否定して

 追い出しにかかるだろうと彼らは予想したのである。

 なぜならロスチャイルド家の人々は自分たちを何よりもまず
 ヨーロッパ人であると自覚し、

 その分家も自分たちが住むヨーロッパの祖国と
 強く結ばれていたからである”

(ヨアヒム・クルツ『ロスチャイルド家と最高のワイン』
 (日本経済新聞出版社)より抜粋)


……IISIA代表・原田武夫のコメント:

─「これから何も起きない」
 今になってもそう思う人は論外だが、では何が起きると思うのかが問題だ。

─大切なことは「これから起きること」は歴史に深く、深く根ざしたことだ
 という認識を持つことだ。だから我が国も重要な役割を負うのである。

─確かに国際金融資本というものを築き上げたロスチャイルド家は
 欧州の国民国家を利用した。
 しかし同時に彼らにとってアキレスの腱はあるのだ。

─それが「イスラエル」という国家の存在である。世界の全てにおいて
 ヴォラティリティーを維持する装置を仕込んだロスチャイルド家の創造物。

─しかしそれがロスチャイルド家そのものに向けた対抗原理となっている点に
 カギがある。これが彼らのやり方なのである。

─当然、世間的には「あれか、これか」の選択を迫られることになる。
 「欧州」を体現するロスチャイルド家か、あるいはイスラエルか、だ。

─その踏み絵を踏んだ先にイスラエルの存亡という問題があるわけだ。
 だが我が国にとってより重要な問題はむしろ「その先」にある。

─なぜそうなのかといえば、勝者となるべきロスチャイルド家は必ずや、
 再び自らに対する対抗原理を求めるはずだからだ。それが日本なのである。

何のことはない、「これから起きること」はその意味で我が国が世界の中心に
躍り出るということなのだ。その姿は最初、余りにも滑稽であろう。

なぜならば私たち日本人の側に全くその心の準備が出来ていないのだから。
しかしこのことが千載一遇のチャンスであることは間違いない。

しかもこれまでのやり方でなくても良いのだ。
私たち日本人は、私たちなりのやり方で世界の指導原理を示せば宜しい。

では、そうした指導原理は一体何になるのか……。
Pax Americana に替わる Pax Japonica の根幹は何であるのか。

ここに……世界史を巡る本当の焦点がある。

 

(メールマガジン 2012年8月20日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



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