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鮫川村に秘密裏に建設された放射性廃棄物焼却処分場に反対する住民組織『鮫川村焼却炉問題連絡会』のメンバーによるブログです。

鮫川村仮設焼却炉 7月末終了 大幅前倒しの理由は?

2015-04-06 12:46:33 | お知らせ

環境省が、鮫川村の焼却実証実験の終了前倒しを発表しました。

終了予定は7月末だそうです。当初は10月までとしていましたが大幅に短縮されます。

これまでにもお伝えしているとおり本当の焼却対象物量は環境省発表450トンではなく、240トン程度ですので、本来は昨年秋には終わっているはずでした。しかしあまりに焼却量が少ないと7億円もかける根拠が薄れてしまうため、当初は予定していなかった公共施設の除染を行って無理やり除染ゴミを増やしたのです。しかしそれでもなお10月までの分はかき集めることができませんでした。

もっと大きな理由としては、地権者による仮処分や度重なる刑事告訴を受け全国に汚名を晒したこと、そして今後福島県外5県での最終処分施設や中間貯蔵施設の地権者交渉などにおいてイメージの悪く不都合な事業は早々に終わらせたいという意図が透けて見えます。


今回の発表(クリック⇓で環境省サイトへ)          

当初の発表(事業開始前)


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3 コメント

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Unknown (フジ)
2015-04-08 15:14:26
どう受け止めていいか分かりません。この仮説焼却炉の究極の目的はなんだったのか・・。立ち上がりから終わりまでの、この迷走は、7,8億円の国家予算を無残に費消しただけですね。今後、施設の後処理や復元の問題などまだまだ注視がひつようですかね。
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Unknown (鮫川村連絡会)
2015-04-08 16:42:59
大きな目的としては、8000ベクレル超の指定廃棄物を安全に減容化できるかどうかということと、焼却灰を10万ベクレル以下に抑えるように調整し、既存の管理型処分場に埋め立てることです。地権者の方に無断で設置したことでまだ仮処分が終わっていないことと、撤去しても一定期間焼却場が置かれること、また村も無断で仮置き場と搬入路を工事したことなど問題はまだまだ山積みで、一つずつ明らかにしていかなければなりません。今後ともご注目下さい。
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Unknown (鮫川村連絡会)
2015-04-08 16:44:17
訂正 ↑ 撤去しても一定期間焼却「灰」が置かれること、
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