鮫川村の最新の焼却データが公表されました。
【焼却対象物・焼却灰のセシウム濃度】
ばいじんの最高値は11/7 60,000ベクレル。燃やしたものは稲わら54,530ベクレルを80kg、689ベクレルの牧草319kg、2,884ベクレルの除染廃棄物1,006kg。
濃度の高い稲わらは少しずつ濃度の低いものに混ぜて焼却しています。
(一言:こんなに低い濃度の牧草があるなら、あんなに欲しがっていた希望の牧場にあげるべきでした。燃やす必要のないくらい低い濃度のものを、焼却灰を薄めるためにわざわざ燃やしたわけです。)
もっとも高い濃度のものを燃やしたのは11/25、81,515ベクレルの稲わら80kgほかでしたが、この日の分析は外されています。
【焼却灰のセメント固形化物の表面線量率】
セメント固形化した焼却灰の値は表面線量率で出されていますが、3.73μ㏜/hと高い値を示しています。
焼却対象物の運搬車両の周囲空間線量率は何と1μ㏜/h近くに上っています。恐らく81,000ベクレルの稲わらを運んだときでないかと思われます。
基準は100μ㏜/h。中間貯蔵施設などへの運搬車両は桁違いの値になるため余裕を持たせたのでしょうか。運搬する作業員の被ばくが大変懸念されます。