ふくしまの里山を次世代に

鮫川村に秘密裏に建設された放射性廃棄物焼却処分場に反対する住民組織『鮫川村焼却炉問題連絡会』のメンバーによるブログです。

鮫川村焼却炉爆発事故調書 三たびの黒塗りで恥の上塗り

2015-04-03 07:55:01 | 情報公開

福島労働局に爆発事故に関する新たな資料があることが分かり開示請求を行ったところ、またも全面黒塗りで開示されました(開示と言えるのでしょうか)。

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平成25年8月29日鮫川村で起きた農林業系副産物焼却実証事業における仮設焼却炉爆発事故で、白河労働基準監督署が作成した災害調査復命書及び監督復命書とそれらの添付書類一式 

 

これは爆発事故直後に「開示」された102ページ全面黒塗り資料(以下)とはまた別のもので、どちらも福島労働局が出したものです。102ページ黒塗りの方は、管轄の厚労省が「国家公務員法の守秘義務」という理由で一切の回答を拒否してきた経緯がありますが、今回も同様の扱いということでしょう。

 

ちなみに環境省は未だに「爆発」と認めていませんが、消防署の火災原因判定書類は爆発と書かれています。その資料も黒塗りで核心部分は明らかにされていません。

山本太郎資料ファイル

鮫川村放射性廃棄物仮設焼却施設爆発事故の消防庁の火災調査資料

【鮫川村放射性廃棄物仮設焼却施設爆発事故】 管轄消防から届いた「火災原因判定書」 

 

尋常ではない秘密ぶりです。徹底解明しなくてはなりません。

米国の公文書開示制度は、国籍、居住地に関わらず誰でも無料で請求できる上、関連文書の案内サービスまで付いていると聞きます。

それに比べてこの閉鎖性。まったく前時代的としか思えません。あと何百年待てば改善されるのでしょうか?

待っているばかりでは何も変わりませんし、秘密保護法でつぶされるだけです。私たちの知る権利は私たちの手で取り戻すしかありません。