今年9月、環境省が相馬市に設置した大型仮設焼却炉3基が住民説明会もなく解体工事に入りました。
これに続き11月、鮫川村でも解体工事が始まりますが、住民説明会は未だ予定されていません。
今後は福島市、飯舘村、川内村、郡山市と順次解体されていきます。
鮫川村では住民の反対を押し切って建設したあげく、稼働9日目に爆発事故を起こしました。地権者との契約にも不審な点が多く、仮処分や刑事告訴に発展した上、爆発事故調査報告書は黒塗りで、数々の疑惑が残されたままです。
相馬市では石原元環境大臣が、鮫川村では井上元副大臣が現地に来て「復興のシンボル」「絶対安全」などとPRしました。それなら最後まできちんと説明責任を果たすべきでしょう。
昨年イチエフのがれき撤去に伴い粉じん飛散問題が起き、訴訟にも発展しているようですが、そのような中で焼却炉解体に伴う粉じん飛散防止対策を始め総括的な報告説明がなされないのは言語道断と言わざるを得ません。
鮫川村では現在解体工事業者の入札が行われており、11月初旬に決定され次第工事に着手されます。
今後17市町村で順次解体工事が行われますが、そのすべてにおいてきちんとした説明会を実施しなければなりません。そのためにも、先行する上記2市村において説明責任をしっかり果たすことを強く求めます。
井上環境副大臣による鮫川村焼却炉の視察と、視察後ぶら下がり会見
2013/07/18 20:41 On IWJ_FUKUSHIMA1
上 右から大樂村長、井上副大臣
ぶら下がり会見を受ける井上副大臣と大樂村長
このときゲート前では抗議行動が行われていた。記者からは一部の地権者の同意を得ないまま工事を推し進めていることについての疑問が相次いだ。
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