環境省、鮫川村、鮫川村議会、鮫川村焼却炉監視委員会に以下の申入れを行いました。
塙町にも確認したところ、町内での説明会開催を環境省へ申し入れているが、昨日同省室長が来られその予定はないと告げられたとのこと。その代わりとして、文書による説明には応じられるとのこと。つまり、町民からの質問を文書で町に提出したもののみ、文書で回答しましょう、ということです。
なぜ村民に対しては対面で説明を行い、近隣住民には文書なのか?という疑問について、説明会が紛糾することを懸念してとのこと。
これについて申し上げたい。
住民の生命にかかわる危険な事業に対し、当然の主張をしているまでであり、秘密裏に進めようとした側に批判する資格はありません。
2013年11月11日
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部
廃棄物対策課課長 山本昌弘様
鮫川村村長 大樂勝弘様
11月14日住民説明会に関する申入れ
来る11月14日に環境省が鮫川村民に対し住民説明会を開催する予定であることを知りました。回覧によると「鮫川村民の皆様へ」とされていますが、事故を起こした責任のみならず本事業そのものが社会問題にまで発展していることを真摯に且つ重大に受け止め、対象を村民のみでなく村外の者も含めることを強く求めます。
住民の殆どは再稼働に反対です!
環境省による本事業は、その非妥当性またあまりに非民主的な進め方に対し、村民や近隣住民のみならず全国また海外からも批判を浴びています。鮫川村また近隣市町住民の殆どは、再発防止策の如何に関わらず再稼働に強く反対します。
1、環境省は爆発事故を起こしてもなおその事実を認めず、緊急連絡もせず近隣住民に謝罪もない。
2、事業主としての責任を棚上げにし現場作業員に転嫁した上、消防法や労働安全衛生法違反についても一切公表していない。
3、事故原因は明らかな構造的欠陥によることも認めていない。更に未解明な点が多い中、再発防止策を講じられるはずもない。
以上につき、事故調査結果と再発防止策についての住民説明会ではなく、謝罪と事故状況の説明をすること、これに近隣市町住民も含めること、そして事故を起こした反省に立ち即事業廃止とすることをここに強く要請します。
鮫川村焼却炉問題連絡会
2013年11月12日
鮫川村議会議長殿
鮫川村焼却炉監視委員会委員長殿
11月14日住民説明会に関する申入れ
11月14日に行われる環境省による鮫川村住民説明会について、今回またも対象を村民限定にする予定であることが分かりました。事故を起こした責任のみならず本事業そのものが社会問題にまで発展していることを真摯に且つ重大に受け止め、対象を村民のみでなく村外の者も含めることを、議会および監視委員会として環境省および鮫川村長に強く要請して頂くことを求めます。
昨年12月、貴村議会は「鮫川村青生野江掘に設置される仮設焼却炉設置の見直しと住民合意を求める請願書」を不採択としました。その理由として、
「設置される焼却炉は周囲に及ぼす環境への影響がない安全なものであり、バグフィルターによる排ガスや焼却灰の処理において万が一国の基準を超えた場合は停止する」
との環境省の説明に従うためとしています。
貴村議会は市民側が提出した専門家による危険性を裏付けるデータ資料を否定し、国の説明のみを受け入れ施設を設置させた結果、わずか9日目で爆発事故を起こしました。さらに住民に緊急連絡は一切なされませんでした。これらの責任の重さをどのように受け止めておられるのでしょうか。環境省による「灰が飛散しておらず、線量上昇も見られないため周辺住民への影響はなかった」などという証拠不十分な言い訳は通用するはずもなく、爆発に伴い確実に放射性物質が飛散していることは否定しようのない事実です。つまり住民を無用な被ばくに晒したということであり、本施設稼働を推進してきた貴村議会および監視委員会としてどのように責任を取られるのでしょうか。
その反省に立てば、今回の説明会を村民限定にするなどという環境省の無責任な姿勢を許すなどということは甚だ不誠実であり、一層の住民不信を招くばかりで、貴村議会および監視委員会の信用回復など到底期待できないでしょう。
私達地域住民は、14日の説明会に村外の希望者全員を入れること、および改めて本事業の即刻廃止を強く求めます。
鮫川村焼却炉問題連絡会
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