Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

気になる英単語(4)

2010-02-27 | Weblog
単語4)suck(サック/ひっど~い)

ある人(ネイティブですが)によると、この単語は30代以下の人たちと、それ以上の人たちとでは受け取られ方が違うということです…が、これはその人の感覚ではということで、それが必ずしも正しいとは言いがたいような気がします。しかし、若い世代で多く使われる単語、表現であることは間違いないです。なぜならば、僕のsonがよく使っていますので…(苦笑)。つまり、この言葉は「りっぱな」(?)俗語であり、若い世代が好んで使う言葉ということです。

この単語(動詞)は、普通に使われる場合は「~を吸う」という他動詞です。しかし、会話で自動詞として使われると、「ひどい、最低、むかむかする、ばばい、だめだ、最悪」等の悪い感情を表す言葉になります。例えば以下のような時です。

This food sucks.(この食べ物…ひどい。)
You suck.(あなたは最低だわ!)
This headache really sucks.(この頭痛はもう本当に嫌だ!)

「ひどい」等の気持ちを表す言葉は、もちろん他にたくさんありますよね。例えば、bad, terrible, horribleとか。このsuckを使う上での注意事項は、使うならば、「ひどく」(?)自然に使うこと。若い人たち(連中?)や、時としてちょっと下品と思われる人々が極めてカジュアルに使う表現だと理解して、使う場面、相手を間違わないことが重要です。自信がない場合は使わない方が安全でしょう。

「安全」という言葉を使ったのは、この言葉は隠語としても使われるからです(これだけでご勘弁を…)。使い方を間違えると、「極めて気まずい」状況を生み出す可能性が大です。特にその場にいる人が30歳を越えている時は…かな?

最後に、どうしてsuck(吸う)が「ひどい!」等の意味を表すようになったのかについて。一説によると、jazzの演奏者がhorn(管楽器)を吹いている時に、しっかり吹かなければいけないところをsuckした(吸った)ため、音楽が「ひどくなった」ことから、何かが「ひどい」と思われる時に、something/someone sucksと言われるようになったとのことです。でも、この語源を気にする人はいないでしょうね~特に若い人たちは。彼らにとって何かが嫌だと、It sucks! 、それだけですね。

この単語、まずは使用語ではなく、認知語(知っておく言葉)くらいにしておいていただいた方がいいような…。今回は、それくらいカジュアルな言葉のお話でした。「This story sucks!」え、早速そんな使い方?ひど~い…。All for now. Goodbye, guys! nao