表現133)I'm in between jobs.(休職中さ。)
昨今の経済不況(recession/レセッション)では、こんな言葉を使う皆さんも多いはずですよね。早く景気が回復(recover)してもらいたいものです。「仕事をしていない」という状況を表す言葉は結構ありますが、その状況、あるいは文脈によっては多少言い方が変わります。そのいくつかを考えてみましょう。まず、この不況で会社の都合で仕事がなくなった場合は、
I have been laid off.
(解雇(一時解雇)された。)
自分が何か悪いことをして首になった(ま、表現として…)場合は、
I have been fired. あるいは、I have been dismissed.(ディスミス(ト))
(首になった。)
日本語ではどちらも「首になる」となりますが、英語ではその内容が異なるので注意した方がいいです。あくまで、何かしでかした時がI have been fired. /I have been dismissed.で、会社の都合の場合は、I have been laid off.ですからね。
次に、不況とか会社の都合とか言いたくない。ただ現状を言う時に使う言葉としては以下の言い方があります。
I don't have a job now.
(今仕事がなくてね。)
I'm unemployed now.
(今失業中(雇われていない)。)
でもこれらの言い方は、う~ん、ちょっとネガティブですよね。もっとニュートラルに、あるいは、前向きにその状態をいう言い方はないものか…?と考えると、以下が出てきます。
I'm not working now.
(今は働いてないの。)
ですものね。あるいは、めちゃくちゃ前向きに響くように言うと、
I'm exploring(エクスポァリング)some possibilities.
(僕はいくつかの可能性を探ってるところさ。)
ね、これはいいでしょ(笑)。でも、今回取り上げた表現、
I'm in between jobs.
が、そんな時には一番自然に響くような気がしますね。肯定的、かつ前向きな響きもあるし、面子(めんつ)を保つ(face saving)役目もありますしね。しかし、「…模索中」ほど、奇をてらった感じもない。要は、「前に仕事はあったけど、今はない。今は前の仕事と次の仕事との狭間(between)にいるだけ」といった感じで「仕事をしてない」ことを言っているわけです。なんか、いい感じでしょ。ただ、この表現を使う状況はあまりない、というよりも、ない方がいいので、映画かなんかで見たときのために覚えておけばいいと思います。
ついでと言ってはなんですが、今回のような表現を使う状況について一言。誰か会った時に「お仕事は何をしておられるんですか?」とか、たまに会った友人に「今、仕事何してるの?」とか聞かれた時に、I'm in between jobs.とかを使うわけですが、では、その質問は英語でどういうのか?
一般的な言い方でどこでも使えるのは、皆さんもよくご存知のWhat do you do?ですね。ちょっとくだけた感じで言う時やインタビューなんかでよく使われるのが、What do you do for living?です。「仕事は何ですか、だから、What's your job?ではだめなんですか?」それは、ちょっとストレート過ぎて失礼にあたる可能性が高いです。お互いを紹介する場面などでは避けた方がいいですね。あと、友達同士だと、What are you doing these days?(この頃は何をしてるんだい?)と言う場合もあります。ただし、文脈によります。趣味の話をしている時なら、「どんなことしてるの、この頃?」になり、仕事のことを聞いているわけではありませんからね。では、ダイアローグ(会話で~す)をどうぞ。
(Mat and Greg happened to have met at the city library/マットとグレッグは市立図書館で偶然に出くわした。)
Mat: Hi, Greg. Long time so see. How're you doing?
(やあ、グレッグ。久しぶり。元気?)
Greg: Hi, Mat. Just fine. How about yourself?
(ハイ、マット。元気だよ。君は?)
Mat: Can't complain. What're you looking for ?
(いいんじゃないかな。何を探しているんだい?)
Greg: Nothing. I'm just browsing.
(特に何も。ただ、ぶらぶら見ているだけさ。)
Mat: By the way, what are doing these days?
(ところで、今は何をしているんだい?)
Greg: I'm in between jobs. How about yourself?
(休職中さ。君は?)
Mat: I have been laid off a couple of months ago. I'm looking for a job now.
(2ヶ月くらい前に解雇されてさあ。今求職中さ。)
Greg: We are in pretty much the same situation. I'm exploring some possibilities.
(お互い同じような状況だね。僕はいくつかの可能性を探っているところさ。)
Mat: Sounds good. I got to go. I wish you the best of luck, Greg. Talk to you later.
(いい響きだね。行かなきゃ。幸運を祈ってるよ、グレッグ。じゃ!)
Greg: Same here, Mat. Bye!
(同じ気持ちだよ、マット。じゃあね。)
たまにあった二人の会話。ありそうですよね。今回は僕もこれまでの人生で使ったことのない表現、I'm in between jobs.でした。あ、I'm in between THE jobsではないのでご注意を。theを使うと、すでに決まっている仕事って限定の意味を表すことになるので…違いますよね。Okay, guys. This is all for today. I will see you in the next story. In the meantime, have a good one! nao
昨今の経済不況(recession/レセッション)では、こんな言葉を使う皆さんも多いはずですよね。早く景気が回復(recover)してもらいたいものです。「仕事をしていない」という状況を表す言葉は結構ありますが、その状況、あるいは文脈によっては多少言い方が変わります。そのいくつかを考えてみましょう。まず、この不況で会社の都合で仕事がなくなった場合は、
I have been laid off.
(解雇(一時解雇)された。)
自分が何か悪いことをして首になった(ま、表現として…)場合は、
I have been fired. あるいは、I have been dismissed.(ディスミス(ト))
(首になった。)
日本語ではどちらも「首になる」となりますが、英語ではその内容が異なるので注意した方がいいです。あくまで、何かしでかした時がI have been fired. /I have been dismissed.で、会社の都合の場合は、I have been laid off.ですからね。
次に、不況とか会社の都合とか言いたくない。ただ現状を言う時に使う言葉としては以下の言い方があります。
I don't have a job now.
(今仕事がなくてね。)
I'm unemployed now.
(今失業中(雇われていない)。)
でもこれらの言い方は、う~ん、ちょっとネガティブですよね。もっとニュートラルに、あるいは、前向きにその状態をいう言い方はないものか…?と考えると、以下が出てきます。
I'm not working now.
(今は働いてないの。)
ですものね。あるいは、めちゃくちゃ前向きに響くように言うと、
I'm exploring(エクスポァリング)some possibilities.
(僕はいくつかの可能性を探ってるところさ。)
ね、これはいいでしょ(笑)。でも、今回取り上げた表現、
I'm in between jobs.
が、そんな時には一番自然に響くような気がしますね。肯定的、かつ前向きな響きもあるし、面子(めんつ)を保つ(face saving)役目もありますしね。しかし、「…模索中」ほど、奇をてらった感じもない。要は、「前に仕事はあったけど、今はない。今は前の仕事と次の仕事との狭間(between)にいるだけ」といった感じで「仕事をしてない」ことを言っているわけです。なんか、いい感じでしょ。ただ、この表現を使う状況はあまりない、というよりも、ない方がいいので、映画かなんかで見たときのために覚えておけばいいと思います。
ついでと言ってはなんですが、今回のような表現を使う状況について一言。誰か会った時に「お仕事は何をしておられるんですか?」とか、たまに会った友人に「今、仕事何してるの?」とか聞かれた時に、I'm in between jobs.とかを使うわけですが、では、その質問は英語でどういうのか?
一般的な言い方でどこでも使えるのは、皆さんもよくご存知のWhat do you do?ですね。ちょっとくだけた感じで言う時やインタビューなんかでよく使われるのが、What do you do for living?です。「仕事は何ですか、だから、What's your job?ではだめなんですか?」それは、ちょっとストレート過ぎて失礼にあたる可能性が高いです。お互いを紹介する場面などでは避けた方がいいですね。あと、友達同士だと、What are you doing these days?(この頃は何をしてるんだい?)と言う場合もあります。ただし、文脈によります。趣味の話をしている時なら、「どんなことしてるの、この頃?」になり、仕事のことを聞いているわけではありませんからね。では、ダイアローグ(会話で~す)をどうぞ。
(Mat and Greg happened to have met at the city library/マットとグレッグは市立図書館で偶然に出くわした。)
Mat: Hi, Greg. Long time so see. How're you doing?
(やあ、グレッグ。久しぶり。元気?)
Greg: Hi, Mat. Just fine. How about yourself?
(ハイ、マット。元気だよ。君は?)
Mat: Can't complain. What're you looking for ?
(いいんじゃないかな。何を探しているんだい?)
Greg: Nothing. I'm just browsing.
(特に何も。ただ、ぶらぶら見ているだけさ。)
Mat: By the way, what are doing these days?
(ところで、今は何をしているんだい?)
Greg: I'm in between jobs. How about yourself?
(休職中さ。君は?)
Mat: I have been laid off a couple of months ago. I'm looking for a job now.
(2ヶ月くらい前に解雇されてさあ。今求職中さ。)
Greg: We are in pretty much the same situation. I'm exploring some possibilities.
(お互い同じような状況だね。僕はいくつかの可能性を探っているところさ。)
Mat: Sounds good. I got to go. I wish you the best of luck, Greg. Talk to you later.
(いい響きだね。行かなきゃ。幸運を祈ってるよ、グレッグ。じゃ!)
Greg: Same here, Mat. Bye!
(同じ気持ちだよ、マット。じゃあね。)
たまにあった二人の会話。ありそうですよね。今回は僕もこれまでの人生で使ったことのない表現、I'm in between jobs.でした。あ、I'm in between THE jobsではないのでご注意を。theを使うと、すでに決まっている仕事って限定の意味を表すことになるので…違いますよね。Okay, guys. This is all for today. I will see you in the next story. In the meantime, have a good one! nao