Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

「いい言葉」から学ぶ英語(11)

2010-02-12 | Weblog
いい言葉11) All of us tend to put off living. We are all dreaming of some magical rose garden over the horizon - instead of enjoying the roses that are blooming outside our windows today. (by Dale Carnegie)
(私たちは皆、生きることを先延ばしにしがちである。私たちは水平線の彼方にある夢のようなバラの園を夢見ているー私たちの窓の外に咲いているバラを今日楽しむかわりに。)

今日の「いい言葉」には皆さんの知らないような単語・表現はないですよね、きっと。tend to(~する傾向がある、しがちである), put off(延期する、延ばす), dream of(夢をみる), over the horizon(水平線の向こうに、彼方に), instead of+ing(~するかわりに), bloom(~(花)が咲く)など、中学校、高校で学んだ基本的な単語・句ばかりですよね。

今回この表現を選んだのは、英語の勉強というよりも、その言葉自体を皆さんとshareしたかったからです。僕くらいの歳になると、時々「幸せ」ってなんだろう、って考えることがあります(特に僕の場合は、かな?)。また、生きるとは…と考えることも。Carnegieは、All of us tend to put off living.と言って、私たちは常日頃本当の意味で「生きる」ことをしていない、と言っています。そしてその理由は、どこか遠くにある(over the horizon)夢のような美しい世界(magical rose garden)にばかり目をやり、すぐ身近に咲いている(blooming outside of our windows)美しい花をめでる(enjoy the roses)ことをしていないからだと。

「人の幸せは手の届かない遠くにあるのではなく、実は手の届く日常の中にある。それに気づかないで日々過ごすことは、本当に価値のある、幸せな人生を生きていないに等しい。」とCarnegieは言っていると思います。同感です。でも、人は、「上を見ればきりがない」とは知っていても、ついつい…。

人生は苦しみが多いものです。時としてmagical rose gardenどころか、未来を考えると漆黒(しっこく)の闇(やみ)しか見えない時もあるかも知れません。しかし、そんな時には目の前、身の回りをよく見ることです。そこには今まで気づかなかった大切なもの、幸せがきっとあるはずです。それを感じることで、人は未来にたいする絶望から解放され、明るい未来の軌道にまた乗れるものです。人が生きるとは、日々小さな幸福を感じ、それを積み重ねることで、後に生の大きな満足感に包まれることではないでしょうか。

だから、人はその途中で生に絶望してはいけません。幸せは必ず身近にあります。それを見ようとする、探す努力さえすれば、絶望はそのうち希望へと変わるのです。そう信じて生きることを決して忘れてはいけません。

One of my colleagues took his life the day before yesterday. Last year, we have exchanged some emails talking about our life and our deceased fathers, both of whom died of cancer. I am deeply saddened by hearing the news. I wish I could have given him enough support so that he didn’t do what he did. Now, all I can do is to pray that he rests in peace in the universe. Farewell, my friend…

See you next time, folks. nao