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さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

熱き都 東山の巻 -1-

2010年08月25日 | 都へ上る
今回の京都の旅の一番のメインであった上田秋成展。

最後の日は、南禅寺界隈から京博を拝見して早めに帰ることにした。
まず、南禅寺に隣接する料理旅館の前からスタート。

こちらのホームページを拝読すると、

上田秋成が晩年隠棲し、自ら「うずら居の庵」と称して余生をたのしんだ旧跡

であると。

「今は心ゆきぬ 長き夢 見果てぬ程に 我が魂の 古井におちて 心さむしも」

上田秋成七十四歳の秋、無益の草紙、世に残さじと稿本若干を古井戸に投じ…

その古井戸が残っているそうだ。

お食事をさせて頂いたら拝見させていただけるのかな?



熱き都 送り火の巻 -4-

2010年08月23日 | 都へ上る
お腹がいっぱいになるともう何処へも行きたくなくなってしまった(笑)

最初はお店が寺町今出川に近いので、出町橋あたりに行ってみようかとも
思っていたが、日中の散策ですでに力つきてしまっていた。

結局ホテルに帰り、屋上で拝ませていただくこととなった。

19時30分ごろ屋上にあがってみると、
まだ椅子席があいていたので、そこに座って点火を待った。

20時直前ホテルの屋上の照明が消され、
如意ヶ岳に火が入り、最初は点のようなだった「大」が鮮明に夜空に浮かびあがった。

祭過ぎ大文字過ぎ夏もゆく いとあわただし京の暦は (勇)

熱き都 送り火の巻 -3-

2010年08月23日 | 都へ上る
大好きなお店で美味しいお料理に舌鼓をうつ。

食前酒で頂いた本店オリジナルというお酒がなんともいえなく美味しかった♪

お花はたぶんオカトラノオやアケボノショウマなどの野草たち
己を主張しすぎず、互いを引き立て合う茶花がとても涼しげであった。

熱き都 送り火の巻 -1-

2010年08月23日 | 都へ上る
西賀茂から帰ってきて、シャワーを浴びて浴衣に着替えた。

晩御飯を予約しているお店はホテルからも近いので御苑をぬけて歩く。
自転車道が続く正面はちょうど如意ヶ岳。
送り火をどこで拝むかをまだ決めていなかった。
ここ数年は送り火のあと中堂寺六斎を壬生寺に拝見に行っているが
今年はどうしよう…

熱き都 西賀茂の巻 -3-

2010年08月22日 | 都へ上る
霊源皇寺から正伝寺までは500メートルぐらいであると思うが、
炎天下は少々きつかった。
正伝寺の山門を入ると方丈までの上りは木陰の中を歩く。
ご門のそばに歴史を感じる3体のお地蔵さまがいらっしゃって
苔むした石段を上ったところにはお狸さまが2匹楽しそう。

お玄関にはセントバーナードのワンちゃんが鎮座されていて
ご本尊にお参りしてから、カマキリ君と一緒に方丈からお庭を拝見した。

刈り込みの緑、土塀の白、そして空の青さより濃い群青色の比叡山。

しばし暑さを忘れる。