京都冬の特別公開第2回その5(最終回)として、「宝鏡寺」を採り上げます。
「宝鏡寺(ほうきょうじ)」は、京都市上京区にある臨済宗系の単立寺院で、山号は西山、本尊は聖観世音菩薩。応安年間(1368~1375)の創建で、開基は華林宮恵厳。
この寺は室町時代に創建された臨済宗の尼門跡寺院で、代々皇女が住職を務めたことから「百々御所」とも呼ばれました。また、かっては天皇から贈られた数多くの由緒ある人形を伝え公開することにより、別名「人形の寺」として親しまれています。
なお、江戸幕府第十四代将軍・徳川家茂に降嫁した和宮が、幼いころ宝鏡寺に住まわれた折遊んだとされる「鶴亀の庭」が美しい庭園として残されています。
今回の公開は本堂、阿弥陀堂、庭園をはじめ、円山応挙筆と伝わる書院杉戸絵、狩野探幽筆とつたわる襖絵「秋草図」、寺に入った尼僧に御所より贈られた多くの人形など、多彩な文化財ばかりです。
普段は未公開のため、貴重なチャンスと言えましょう。
* ↑ 「山門」
* ↑ 「本堂」
* ↑ 「本堂内」
* ↑ 「本堂前庭園」
* ↑ 「北庭(鶴亀の庭)」
* ↑ 「方丈内展示物」
* ↑ 「人形塚」
< 京都冬の特別公開第2回その6 「宝鏡寺」 / 2018.1.30 >
* 写真の説明
③~⑤ 写真撮影不可のため資料より
冬の特別拝観は普段見られない所が多いようで とても興味深いです。
以前お世話になった京都への研修会がなつかしく 時々思い出しています。
京都は四季折々に素晴らしいものがありますが
冬のシーズンは日頃非公開の寺院が拝観出来ますし
ともあれ人が少ないのは助かります
冬の特別公開は特におすすめですよ