一年に一度(一周)の西国観音霊場巡り。今回は、大阪から和歌山地区の4ヶ寺を逆打ちで参拝して来ました。
まずはその1として、第4番札所「施福寺」を採り上げます。
「施福寺(せふくじ)」は、大阪府和泉市槇尾山町にある天台宗の寺院で、山号は槇尾山、本尊は十一面千手千眼観世音菩薩。欽明天皇時代(540~571)の創建で、開基は行満上人。
この寺は、平安時代に弘法大師空海が滞在し修行したとされ、剃髪得度した髪堂など空海ゆかりの古刹にして名刹です。
かっては西国札所で上醍醐寺や観音正寺と並ぶ難所でありましたが、今では境内まで標高530mを己の足で山登りをせねばならない西国最大の難所です。
以前は途中休憩なしで登れたものが、年々厳しい山登りとなり、今では心臓の高まり激しく途中休憩ばかりの極めて難儀な参拝となり、もはや西国参拝も今年限りかと危ぶまれ程です。
また来年の挑戦が叶うことを願うのみです。
* ↑ 「5千回参拝の記念碑」(地元の多くの人は毎日山登り参拝を続けているようです)
< 大阪府和泉市槇尾山町 西国観音霊場第4番札所「施福寺」 / 2018.10.3 >