古巣に錦を飾る

３月１日（土）


月１回のカラオケ発表会。

今回は夫が以前いたリハビリ棟のディルームで行われる事になったそうで夫はいつになく張り切ってます
数日前から歌う曲を繰り返し練習しているらしく療法士さんたちに冷やかされていたりしてます

古巣に錦を飾る勢いでして

古巣の看護師さんや患者さんに自分はこんなに元気だという姿を見せたいのだと思います。
リハビリ棟から別の棟に移って体調が悪くなったと思われたら侵害だと思わんばかりの気の使いようです。

あんたを見たら元気だってすぐ分かるって
でも、そんな格好付けは私、好きだな。

夫は矢吹健の【あなたのブルース】を歌いました。
傍で見ていると自分の歌に酔っているんじゃないかと思うくらいの熱唱でして・・・
ほんと、私が言うのもなんですが上手です。

気持ち良く歌い終わってから耳元で、
「今日の出来は？」
「８割だな～」
８割かい？　前に聞いた時は確か６割か７割だったな。
腕を上げたこと！

【岩壁の母】を歌った患者さん

上手かったなあ、入院する前にはカラオケ一筋だったと思うほど渋い。
特に台詞廻しが素晴らしかった。

そこに岸壁があり、帰らない息子をいつまでも待ち続けいる老いた母・・・
歌いながら切々と訴える語り。

集まっている中には涙ぐんでいる人も・・・
胸が熱くなる様な説得力のある歌、まるでプロです

歌っている人の頭に上に映っているのが夫で「上手いな～」と絶賛していました。


１時間半のカラオケ発表会が終わって部屋に帰ると気疲れしたのでしょう、ぐったりしてベットに横になってしまいました。

得意のカラオケで古巣に錦を飾った気分で良かったね。