風そよぐ街エレディア（３）

ついに、つきました。家にお邪魔します。ご家族の方に出迎えていただきました。
「Mucho gusto. Me llamo Tomo.」（はじめまして、私はトモです。）
たどたどしく、話ましたがなんとか分かっていただけたようです。今日は歓迎を兼ねて、フライドチキンを取っていただいたとのことで嬉しかったです。このチキン、ケンタッキーのような感じですけどおいしかったです！
さて、再会の挨拶も早々に戦利品（日本から持ってきたもの）を彼に渡しました。後で聞いたのですが、この国は内需産業保護のために外国の製品（特に電子機器）に対して結構大きな額の関税をかけているそうです。だから、日本で調達するほうがはるかにお得なのです。しかし、もうひとつ疑問があります。
では、輸送で手配すればいいではないか。これもリスクが大きいのです。輸入されるものは政府の検閲を受けます。そのときになんと担当員が物をくすねることもあるようなのです。下手をすれば、数は減っているしボロボロになっているしという有様です。（実際はどうかわかりませんが）FedExなどの民間業者を使えばある程度リスクをヘッジできるかもしれませんが、これでは輸送代も跳ね上がり結局特にはならないそうです。
なるほど、だからスマグラー（運び屋）みたいな人が必要だったのか・・・と納得しました。
この国は郵送が未発達の様な気がします。なぜなら、なんと郵便受けがないからです。この話は、また今度することにします。
「で、どうなんだ？店の具合は？？」と物品を渡しながら訊きました。

つづく・・・