前回の予告どおり、今回はフルハイビジョンに対応したテレビに接続できる機器について紹介していきたいと思います。
今までのテレビですと、ビデオ(VHS)とか、DVDレコーダ、という物をつないでおりました。
確かに今でもつなぐことができ、活用することが出来ますが、ビデオやDVDを見る分には良いのですが、録画の点において問題が発生します。
まず、今まで使用していたビデオについては間違いなく「アナログ地上波チューナー」しか付いていません。ということは、録画しても地上波デジタルの綺麗で大きな画面の録画は出来ません。ということで、こちらは2011年になると再生専用でしか使用できなくなります。
次にDVDレコーダですが、こちらは地上波デジタルチューナーが内蔵してあれば、録画することが出来ます。ただし、2005年より前に購入した物に関しては地上波デジタルチューナーが付いていないと思われるので注意してください。DVDに残しておこうとすると、思ったような綺麗さはない事を心に留めて置いてください。たとえば縦横比が従来のテレビと同じで横が短かったりする機械もあるそうです。
ではどうしたらいいのだろう?ということで「次世代DVD」という物になって行きます。先日から東芝が推奨していた「HD-DVD」という方式の次世代DVDから撤退するというニュースが流れたことによって、「HD-DVD」は消えていくのではないかと思います。となると残った次世代DVDは「ブルーレイ」という規格となります。
実は前回その1を書いた時点ではこれほどはっきりと「ブルーレイ」を推奨できる状況ではなかったのですが、我々システムを扱う物としてはや「やっとブルーレイに決まったか?」と少し遅い社会の反応にヤキモキしていたのでした。
「ブルーレイ」に決まりだから、よし買おう!!と思った方、ちょっと待ってください。まだ15万以上はする高価な次世代DVDの機器今購入するには、ほんのちょっと早いのです。
実は、今地上波デジタルを録画して次世代DVDに保存してしまうと、1枚しか作成できないのです。言い方が悪いので別の言い方で言うと、コピーが1回しか出来ないのです。それは著作権の問題もあり、録画した物は1つしか保管してはいけないことになっているので、面白い番組を取ったので、友達にも見せてあげたいと思っても、録画したDVDを貸してあげて見せることはできても、もう一枚DVDを作ることが出来ないのです。
それを解消するために、「ダビング10」という規格を総務省主体で話し合われ、今年の6月2日からの放送より、単純に言うと10枚までのコピーが作れるようになるそうです。でもこれが可能になるのは「ダビング10」規格に対応した録画装置でなければ今までどおり1枚しか作れないのです。
ですから次世代DVDを購入するのは「ダビング10」規格に対応した物が出てから検討しても遅くないと思います。
長々書きましたが、次回はその3としてパソコンとの接続について書きたいと思います。