『令和の民俗学』汐留一郎

日本のグランドデザインを考える

AIは万能なのか

2018-11-09 11:34:44 | 日記
ホテル勤務の方と話していて今日も興味深い話を聞いた。
オンラインの予約システムが構築できるほどの規模だから業界では上位になると思う。
通常の予約はコンピューターに任せきりだが、直前予約はなんと宿泊費の設定をマネージャーだか支配人が周辺のライバルを必死に検索して手入力で宿泊費を打ち込むそうだ。
間違って1万円を10円とかでやってくれないかと思う。
つまりは毎日、最安値を確認して(PCに張り付いて)空室を埋める作業「これって完全にデイトレーダーですよね」ホスピタリティも接客あったもんじゃない。

どう見てもホテルマンらしからぬ背格好、転職で「◯✖️ホテルに勤めていました。担当はベストプライス保証のトレーダーです」
まあ、こう言う作業が好きならいいと思う。

しかし仕事なんてこんなもんです。
「野村証券に定年までいました。総務で経理やってたので株の事はてんでわかりません」
これも笑っちゃうけど現実。

何を言いたいかといえば「最後は人間の手作業」
どんな職種でも同じと思う。人海戦術は淘汰できない。
ビックデータの解析も重要だけど個々人の能力は今後も侮れない。

20年も昔ですが、先物取引最大手の「東京ゼネラル」がいち早くシステムトレードやオンライントレードに取り組み
まあほとんどの客が損して往復の手数料も1枚10000円の時代で銘柄も少ないからできたのでしょうが。
同時代、某証券は熊谷のコールセンターで客の注文を社員が代理入力していました。これはオンライントレードだけどオンラインじゃない。オンライントレードもどき。

株や為替のシステムトレードも同じ、最後は一般大衆を巻き込みながら自爆して「焼畑、焦土にして終わり」というような気がする。
昔のやり方が一番いい?
これにはわたしの願望や予測も含まれるけど、でも個人が先にやられて最後はシステム崩壊、みーなさんが損することには変わりないから、どうでもいいと言えばどーでもいい。



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