『令和の民俗学』汐留一郎

日本のグランドデザインを考える

『誰もが楽しく旅ができる国』

2018-10-05 16:56:17 | 日記
「世界中から遊びに来てください」
日帰りで節約しながらの旅だけど、振り返ってみれば楽しい思い出ばかり。行き当たりばったりで出かけた旅の記憶。
寒ければ早く夏になれと思うし、秋は「水ぬるむ春」が恋しくなる。

2月13日 佐賀県波佐見町 焼き物の里

弾みで訪ねた焼き物の里、再び訪れる機会はあるだろうか。波佐見の焼き物は郷土の誇り。隣町の名宝有田を目指すひとは波佐見を雑器と言うだろう。しかし美術館に展示されるためではない毎日の生活の中で楽しむための器作り。こんな陶工の窯が町を支えている。お気に入りの茶碗で美味しいお米と梅干し、これでじゅうぶん。

4月15日 網走「北海道立北方民族博物館」

獣面の額の部分はフクロウだかみみずくの顔。動物の擬人化というのでしょうか。北方民族の資料を集めた世界で唯一の「博物館」興味を持つ人の分母は圧倒的に少ない。でも世界を見渡せば来館したい分子の数は相当な筈。網走に北方民族博物館あり、流氷館も素晴らしいけど、こちらも見逃さないで。網走目指して世界中から人がやってくる日。

5月24日 太陽の塔

2025年は大阪万国博覧会、これを起爆剤に関西復活を祈念。


6月9日 宮城「東北歴史博物館」

土と藁と手作業と、日本はハイテク国家のイメージですがまだまだ森の精霊が生き生きと活躍している国。恐れ敬う存在でありながら、時には農作業を手伝ってくれる不思議な存在。東北も世界中から安らぎを求めてやってくる懐の深い土地。

6月28日 高松「平家物語歴史館」

琵琶法師、旅芸人、テキ屋、見世物小屋。情報を運んで来る渡り鳥。平家物語は中世を語る一大オペラ。壬申の乱以来、最大の戦争。玉入れの赤白は平氏と源氏なんですね。

6月29日 ぼくのなつやすみ

情報源は失念しましたが温暖化の影響でカブト虫やクワガタが減りアブなどが増えているとか。大型の甲虫は案外ひ弱だとか。




7月26日 群馬「県立館林美術館」

ここは人がいなくていいですよ。群馬の財政が逆に行ったら閉館するかもしれません。



8月18日 東京「国立西洋美術館」
地獄の門



ナイトミュージアムはまた別の顔が

海外旅行が一部お金持ちの娯楽でなく一般市民も享受しうるレジャーになってきた昨今、日本にも海外から沢山の旅行者が訪れています。東南アジアでは2年〜3年とお金を貯めてやって来る方もいらっしゃいますし、ヨーロッパからわざわざ極東の国に興味を持ってまとまった休暇を費やしてくださる方もおります。

『誰もが楽しく旅ができる国でありたい』
誰でもひったくりやスリを気にしながら旅行なんてしたくない。国によっては足元に置いた鞄の中身を探られている。ぼったくりを気にしながら料理を注文する。外国人はカネを巻き上げるためのカモ。人種や民族によって値段が変わる。
海外旅行が珍しい時代は「そんな事もあり」でした。しかし誰が好きこのんでそんな国に出かけるものですか。旅行客にそんな扱いをする、私たちの感覚からすれば極めて恥ずかしいものです。
こんな国があったんだ、また来てみたい。楽しい思い出をお土産に「思い出というお土産」はスーツケースのように超過料金をとられるようなことはありません。

9月14日 秋田県仁賀保市海岸

楽しかった夏は終わりました。ひまわりの麦わら帽子はタンスにしまって、大きな目玉のトンボのリュックを買って貰いました。
「お母さん、また来年も海に行こうね。カニさんと横歩きで競争よ」





最新の画像もっと見る