『令和の民俗学』汐留一郎

日本のグランドデザインを考える

さとうきびの島

2019-01-09 19:45:50 | 沖縄

東京一極集中でオーバーフローとなるなか東京以外の地方で家を伝統を地域を守っている人たちがいる。ある者は中央への反骨心、ある者は一矢を報いてやろうと腕を磨く。

平安時代、徳一などは牛の背に跨って筆を握り遠く会津の地から空海に論争をいどんだ。

虎視眈々と名誉を求め雌伏の時を過ごしながら晴耕雨読、凡人を装っている者もいるだろう。いつかそんな猛者にも出会ってみたい。世界には多様性が必要である、大将が倒れても其のスペアとなる存在、違う価値観を持つ者が世の中をひっくり返す時もある。

まあ私のような「あぶれ者」ばかりでも収集がつきませんが。



これから出かける宮古島も周辺の小島まで合わせ、せいぜい人口5.7万人。沖縄本島より台湾が近い最果ての島だが古くから優秀な人材を輩出している。下地島などは無人島だが下地を名乗る宮古出身者はこれまた優秀。上地という苗字がある事も今日始めて知った。



昨日は豊岡の吉野家で380円も儲けさせてやった。今日の昼飯はどうしようかと思う。そういえばホットモットがあった筈だ。マックスバリューならWAONでポイントが貯まるしどうしようかな。

という訳で
シギラリゾート スターダストガーデン

日本の企業もこのような施設が作れるくらい成熟してきた。

続いてシギラリゾートの黄金温泉へ
ゴーグルとキャップを持ち込んでジャングルプールでバシャバシャやっているのは俺だけ。つーかお客さんがいない。シーズンは人が溢れると思うけど。

パスタが物足りなかったので地元のスーパーで唐揚げ弁当を買う。
「唐揚げは宮古の名物ですか?」
「うちでは揚げたてを出してますよ」
と切り返され、頭をポンて叩いて
「本日もイッポン取られたな」と呟く。


宮古雑感
女性の自立心が強く琉球の人は大雑把とは聞いていたが、やはりそんなもんだと思う。パワフルで働き者の女性と車など趣味に生きる男性。離婚率が高いのも頷ける。なぜか乗用車で3時間もすっ飛ばせば一周できる島なのだが彼ら彼女たちはのびのびしている。

1月9日の宮古毎日新聞の記事によれば、昨年一年間の宮古空港利用者は176万人に達し過去最高だったという。基地の島、沖縄本島から300キロ。この数字は今後の政治的な主張に影響するボリュームと思う。

灌木を抜けると珊瑚礁の海


最果ての島の最果ての岬で


東京と北海道を結ぶ縦軸、京阪神を重心にした東西の横軸、それと北海道と琉球諸島を結ぶ斜め軸、斜めには北陸や昨日出かけた但馬地方も含まれる。

地図上に線を引いただけで何も共通する部分はなくこじつけと言われそうだが、確かにこれまでの国土の構造と成り立ちにおいて斜め軸の存在は行き過ぎた国へのアンチテーゼとして機能している。

ニアラアグへの扉

暮れゆく時刻、岬道の路傍に捧げられていた供物。椀が2つ丁寧な供儀の仕方で供えられていた。ダイビングやリゾートだけの島でない素朴な信仰の残る土地。またこの島が好きになった。


ザー、神々と住む島


宮古島の皆さん、これから帰ります。
親切に対応いただきありがとうございました。
旅行は家につくまでが旅行です。
それでは、また。

網走まで   


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