しんまい先生の徒然日記

剣道を通じて、子ども達と共に修練を積み重ねた日記・記録です♪

強いとは

2018-05-02 08:52:46 | 日記
5月2日久しぶりの投稿です。

ここ最近感じる事。。。

指導始めたばかりの私(30代前半)は、試合に勝たせる事を念頭に置いて指導をしておりました。それは、試合に勝つと子供たちや親が喜ぶからです。

試合に勝ったり負けたりしながら自分の得意不得意を知り、喜びと悔しさを交えながら成長して欲しいと思いました。

しかしながらその頃の私は、新期生(初心者)の担当で試合に出る子たちの指導には直接関わっておりませんでした。

初心者を教える私の使命は「基本を正しく身に付けさせ無駄のない体捌きや打突が出来るようになる準備」でした。そうすれば、試合でも苦労する事無く良い結果が得られると思っておりました。

そして、もう一つは、試合になかなか勝てない子でも、「益富の子たちは姿勢や打ち方が綺麗だね~」と言ってもらえるからです。

しかし、そんな簡単に結果が出るはずもありません。

しっかりと基本を教えた子も私の指導から卒業して、道具を着けての稽古になるとガチャガチャになるのです。

それは、次の担当の指導者が悪いのでなく、「打ちたい、打たれたくない」の心の作用と「楽な姿勢や自分勝手な構え」言わば、心の緩みによるものだと思いました。

わが道場は週2回の月・木です。木曜日が終わって土日を挟むとそれまで教わった事はリセットされ体や心に剣道があまり残っていない、言わば「3歩進んで2.5歩下がる」状態です。

0.5でも前進していれば良いと思いますが、たまに3歩進んで4歩下がってる子もいますw

それともう一つ、他道場と合同稽古で、知らない子と試合稽古する時、臆するんです。「打ちたい、打たれたくない」の心の作用です。


今現在は、私が上級生の担当をしております。担当して3年目になりますが、技の稽古から心の稽古に変化して行ってます。

心の稽古とは、元気な挨拶、歯切れのよい返事、機敏な行動を心がけ、「甘えない、泣かない、諦めない」を合言葉に稽古に打ち込む。

只今、根性稽古真最中です!!

つづく

平成29年納会 紅白戦&親子対決

2017-12-22 10:41:50 | 日記
12月21日(木)

今年の締めくくりである納会紅白戦、そして恒例の親子対決です。

今年一年間で得た経験や技などの成長を見せてもらいます。

開会式の時、伊藤先生からのお言葉で「姑息な技を使わずに正々堂々と正面から打ち切った技を見せてください!」と言って頂きました。

まさにその通り!!しっかり声を出して気持ちを充実させ足を使って体ごと打っていく一本を期待します。



結果は以下の通り。




みんな切磋琢磨で引き分けが多いですが、もっと勝気になってガンガン攻めてガンガン技を出して欲しいと思いました。


我が道場の子供たちは、素直で真面目で優しい気質です。

ホントに言った事は愚直に取り組みます。

とても素晴らしいと思います。

しかし、剣道は格闘技でもあります。

「負けないゾ!!」と思う強い心が必要です。

それは、相手を打ち負かすと言う暴力的な発想ではなく、打たれる事や負ける事の恐れや自信の無さから来る劣等感など

自分の弱い心に打ち勝つ「負けないゾ!!」です。

打たれてもいいから思い切って打つ!先生から言われた事を思い出して正しく打つ!

そういった所が見たかったなぁ~と思いました。

今回の試合は、私の今後の課題になりました。

来年は、しっかりとした心づくりと体づくりに専念したいと思います。


そして、最後はお母様方が昼から集まって作って頂いた豚汁とおにぎり、漬物をみんなで頂きました





保護者の方々には、今年一年色々とお力添えを頂きました。

剣道を通じて子ども達の成長に少しでも貢献できるよう来年も、ビシバシ指導して参りますのでどうぞよろしくお願いいたします!


第42回飯塚少年剣道大会 第12回嘉麻市少年健全育成剣道大会

2017-10-11 11:10:42 | 日記
9月23日(祝)飯塚少年剣道大会は団体は小中学生ともに1回戦敗退の惨敗。唯一、中学生女子の部の個人戦で古野杏衣ちゃんが三位を頂きました。






10月8日(日)嘉麻市少年健全育成剣道大会では、個人戦のみで中学生男子は岩下晃樹、中学生女子は古野杏衣、小学生高学年の部は守島佑樹が優勝を頂きました。






飯塚少年剣道大会の後の恒例の打ち上げでお話をさせて頂いた事を書き記します。

「剣は心なり」
心が備わっていないといくら厳しい稽古を積んでも習得するものが少ない。A君の例を取ってお話しました。

A君は、おとなしく、素直で優しい性格。言われた事はきちんとやります。

稽古は休まず、合同稽古会も錬成会も必ず出席します。

しかし、悪い癖が直らない、試合は単純に相手に合わせて打つので当然の如く出遅れて打たれる。

言わば、意欲はあるのですが上達が目に見えない子なんです。

原因は、「心」だと思いました。

そこでA君に「今度から、何でも一番になりなさい!道場に来る・面の着け外し・構え・並ぶのも全て一番に行う!!」

早速、A君は挑戦していましたが、これがなかなか難しい。意識していても一番にはなれない。たまぁ~に一番になると嬉しそうです。

そこで出来たら褒めて、出来なければ意識が足りないとこをフィードバックします。

一か月程して何だか少し変わって来たな。と思うようになりました。

その頃、保護者の方から聞いた話によると、実は生活態度も変わって来たそうです。

帰宅すると何も言われずに自ら宿題をするようになったとの事。

素晴らしい事ですね!感動しました!!

そうなんです!子供の事を考えて一緒に行動すると感動するんです!

少年スポーツは、保護者も一緒になって取り組む事、苦楽を共有する事、子供が取り組みやすい環境を作る事です。そして一緒に感動しましょう!!と、、、

中学生まで、言わば義務教育期間中はしっかり関わってください。とお話しました。

そして最後に、子供たちを小体育館に集めて素振り1,000本をさせました。既に自主的に数名が700本程振っていたそうです。

全員で声を出し、何度もやり直しをさせられながら、トータルで2,000本は振ったのではないでしょうか。

これもお話しをしました。

試合で実力を出し切れずに負けて悔しいのは、各々が感じている通り。素振り1,000本すれば少しは気持ちが晴れるし、振っている間に色んな事を感じるはず。

モヤモヤして帰るよりも、スッキリして帰らなくては次に繋がらない!!この素振り1,000本は罰でも戒めでもない!その手のマメは先生の「愛!!」です。と、、、

みんな笑ってましたが、私は真剣です!!

先生方も居て僭越ながらこのような話をさせて頂きましたが剣の道に終わりはありません!!

「勝って反省、負けて感謝」次のステップに向けて頑張って欲しいと思います。








第37回田川少年玉竜旗剣道大会

2017-09-11 09:38:02 | 日記
平成29年9月9日 田川市総合体育館で開催されました。





先鋒:西田 次鋒:溝口 中堅:桒野 副将:田中亮 大将:守島 が団体戦のメンバーです。

個人戦は、中学生女子のみなので1年の田子森、2年の古野の参加です。


先ずは、女子個人戦からです。

田子森、1回戦判定勝ち 2回戦2本負け。

今年から時間の都合上、パート戦までは、延長1回後勝負が決しない場合は判定で勝敗を決定するようになりました。 という事で田子森は1本も取れず、、、面しか打てていないので修行不足ですね。

古野、1回戦2本勝ち 2回戦1本負け。 2回戦も圧倒的に押していましたが打ち終わりに相手の面がポンと当たり取られました。

全然負けてませんでしたが、打ち終わりに体を崩したり気を抜く事はとても危険です。円を切らない稽古が必要ですね。


次は小学生の団体戦です。 待ち時間が長くお昼過ぎてからの試合でした。

1回戦は、先鋒が4人抜きで大将で引き分けて勝ちを頂きました。

2回戦は、前回の優勝チーム。

2分間粘ってほしいところですが相手の先鋒が4人抜きで大将が辛うじて引き分けて負けました。1回戦と逆ですねw

(反省点)
 勝負に対しての執着心が無い。

 技のバリエーションが少ない。
 
 打突の機会を捉えきっていない。

(対策)
 今までは、地稽古などを取り入れていましたが、旺盛な気力や技や足捌きの切れを養うには打ち込み掛かり稽古しかありません。
 
 気候も良くなって来た事だし、地稽古抜きでひたすら打ち込み稽古をやります♪

益富剣友会創立40周年記念 第27回嘉穂ライオンズクラブ杯少年剣道大会

2017-06-19 11:09:57 | 日記
平成29年6月18日(日)

今年は創立40年になります。

記念大会をどのようにするか昨年末から指導員で話し合いをした結果、毎年6月に行っている嘉穂ライオンズクラブ杯に便乗しようという事になりました。

参加者は、嘉麻市内の各道場と中学校に呼びかけ、小中学生が40名程集まりました。

団体戦は組めないので個人戦のみです。

小学低学年の部(小学2年~4年生)

小学高学年の部

中学生(男女混合)

の3本立てです。





内容ですが、稽古量の差がはっきりと出た内容でした。

特に中学生は、部活でどれだけ取り組んでいるか、しっかりと課題を持った稽古が出来ているか、正しい心で部活と日頃の生活を過ごせているか。が出ていました。

日新館中や嘉穂付属の子たちは稽古量が多いのでそれなりの成果が出ていましたが、公立の中学校でも、もっと稽古すれば成果が出ます。ちょっと残念な気持ちもありました。

小学生は、日頃の稽古の成果が出ていたと思います。体当たり、打突、鍔迫り合いが少し良くなったので試合らしくなりました。

今後の課題は、足さばきで手数を増やす事と動きの中での打突ですね!!

最後にご協力頂いた審判員の先生方と保護者の皆様、本当にありがとうございました!!

スムーズな運営と事故やケガが無く終えたのも皆様のおかげです!

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。