酒戒(二)
(11)善人が遠くなり悪人が近づきます。…類は累を呼びます。共に集まったのは皆、酒肉の友達です。
(12)心身が散乱し、正定から遠く離れる。…新進は定まることができずに、いつも非現実的なことを考えます。
(13)非法をたくさん行い、正法から背く。
(14)思うようにいかないことが多くあり、憂いや苦しみが増加する。…戒を犯した後、良心は安ずることがなく、恐怖に襲われ、心に気にかかることがあり、心が平らかにならない。
(15)時間を無駄にしてしまい、悪習はなかなか改めにくい。
(16)身体を壊し、命が亡くなり、死んだ後地獄に堕ちる。
三、病気を治す必要のために、薬の中に酒をまぜても大丈夫ですが、酔わないようにします。
外用薬に酒を加えても大丈夫です。
四、ポリタビンなどの酒精成分の含んでいる薬は飲んではいけません。
飲むと非常に強壮(強健)で淫慾が増加するのでよくありません。
五、酒戒を犯す果報
(1)神智はすがすがしく、静かで落ち着き安寧です。将来講師となり、判断力があり、思いが乱れず、ぼんやりとせず又、精神が分裂しません。
(2)四重を善持して重罪を犯しません。…殺、盗、淫、妄の四戒を持戒するのが容易になり、更に重罪を造りません。
(3)来世は天道の人として生まれ、三途に堕ちません。
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