北海道の山登り・花・滝 大好きおぢさん日記

過去の記録を一つにまとめたブログで現役ではありません。

定山渓天狗山 (17山目)

2021年07月31日 23時41分12秒 | 山登り 石狩

 

 

登山日:2010/6/28

山名:定山渓天狗山
標高:1,144m
場所:札幌
コース:熊ノ沢コース
標高差:755m

ガイド標準時間:登り2時間50分 下り2時間30分 計5時間20分
ガイド評点:60点(中級)

札幌発:6:55
登山口着:7:46
出発:7:55
山頂:10:52
所要時間:2:57
駐車場着:13:49
登山時間:5:54

 

26、27日の土日は仕事だったので月曜日の天気を見たら雨から晴れに変わっていた
これは行かずばなるまいと予ねてから計画していた定山渓天狗山(通称 定天)に行ってみた

札幌市内ということで時間に余裕があり7時ちょっと前に家を出発。約40分で駐車場に
着いたがすでに暑い! 1時間早く来るべきだった…

 

月曜日とゆうこともあってか天狗小屋前に車は1台もいない 
熊の出る山なので多少は人気があってもよかったが 登山届けも記載なし 

まあ熊鈴、全開で進もう。

この山でちょっと残念なのが駐車場にゲートがあり登山口まで20分~くらい林道を歩かなければならないことだ
ただ道沿いの花が初見で2種撮影出来たし、足下で白井川が急流や瀬があり迫力ある音を聞かせている

エゾタツナミソウ

 

クガイソウ

 

日陰でもあり退屈せずに登山口へ

簡単な渡渉が数度あり

 

タニウツギ

 

登山口から25分 滝が見えてきた。
この滝は登山道沿いにあり滝壷のすぐ下を渡渉するので間近に見ることができる 
ここでは小滝と仮称するが誰もがこれから急登をする前に一服出する場所ではないか 

この左岸の濡れ岸壁を高巻きしていくので最初のロープ場になっているが滑るのでちょっとしたスリルもある
上部から落ち口も見える。



 

滝の高巻きを終えるとこの山ならではの花が

エゾグンナイフウロ この花は他の山ではあまり見ない

 

オドリコソウ

 

エゾミゾホウズキ

 

小滝から沢沿いに登っていくがまだ傾斜はさほどではない 
何度か渡渉し20分ほど登ると右手に岸壁が迫ってきてそこに2段の滑滝があった   

全部の長さは15メートルくらいか 
残念ながらボケた写真になっていたのが悔いが残る

 

滑滝を巻くところから二つ目のロープ場と急登になる
 
さらに涸沢の大岩をぬって登るが地面は泥もあり滑る 
もうこの時点で簡単な山じゃないなと実感

 

併せて気温が上昇しており木陰をずっと登っているのだが暑さ、湿気、虫と疲労がたまり小休止が多くなる 
それでも目前にあの岩稜がせまってくると 
お~もうすぐと気合が入る



やがて涸沢からやっと日の当たる場所に出るとそこは岩稜直下のお花畑だった


カラマツソウ

 

ハクサンチドリ

 

ミヤマオダマキ

 

エゾノハナシノブ

 

 

この山へ登ることを急遽決めたのは某サイトでサクラソウモドキがどこにでもある花ではなく稀少だとゆうこと
6月中旬で満開状態だったこと
若干時期は、はずれたが果たしてまだ咲いているだろうか
 
最初は岩稜直下のお花畑を探したがエゾグンナイフウロ、ミヤマオダマキ、エゾハナシノブなど紫の花ばかりで探しだせない 
あきらめかけたときルンゼ手前の急斜面に小さなピンクを発見



その花は想像と違いあまりにも小さく感じておもわず これ??って感じだった
やはり花びらは黒ずみもう終わりなのだろう4~5株は見たがどれも終わり寸前  
ただ何とかギリギリ間に合った よかったよかった 

サクラソウモドキ

 

 

このあと有名なルンゼを登る 
ロープ2本に結び目ありで登りは問題ない 

やはり下りがちょっと怖いかな 炎天下で地面は乾きこれはこれで滑る

 

ルンゼを登ればすぐウェストコルの大景観がある 無意根山や羊蹄山がさえぎるもの無しでくっきりと

余市岳は近くに見える

 

この後、少しの登りで山頂へ 
狭い山頂だが簡素の標識、キクバクワガタが数株ひっそりと咲いていた 

 

さっぽろ湖が綺麗だ 残念ながら札幌岳、狭薄山方向は雲がかかって全容は見えず
百松沢山から烏帽子岳、神威岳、さっぽろ湖、小天狗岳へ 右ハジの小天狗がなんかかわいい

ここも今年登ってみよう

 

山頂で写真を撮っていると単独男性、二人組み男性と登ってきた 
皆、若いな^^20代前半くらいか 息ひとつ切らさず登ってきた・・・

単独男性もここは初めてで途中であやうく滑落しそうになったと 
(そうこの山はそんなに簡単ではなかったんです) 
前日は余市岳へ行ったが残雪で断念したとのこと 
この年代から山登りを始めていたらな~とちょっと後悔?

 

降りるのも大変で、特にルンゼの降りは時間がかかりそうなので皆の出発をまってゆっくりと進む 
途中に気づかなかった花などを撮影した

ミヤマアズマギク

 

ミヤマハンショウヅル

 

エゾスカシユリ

 

シコタンソウ

 

ヤマハナソウ

 


ルンゼから岩峰基部など慎重に降りているつもりだったが何かおかしい?

下半身は問題ない 
体全体がなにかだるい!顔がアツい もしかして熱中症??


まずいなぁ ちょっと下山のピッチを上げるが涸沢を下るのは滑るので注意注意
日陰を降りているのにアツすぎ 先行の若者が見えてきたが抜かさず急ぐ 

水分の補給はしっかり出来ているので体の自信はあったが一瞬朦朧となる 
今度は小休止しながらなんとか沢に出て水を頭からかぶり冷やす
 
沢を渡渉するたびに繰り返しで頭もTシャツもビショビショ 
(あ ずっと半袖Tシャツだったので翌日20箇所以上も虫に刺されかゆい)

 

*画は小滝の落ち口 この場所が一番涼しかった

 

登山口でほっと一息 だがここからの林道歩きがヤバかった




炎天下で日陰はなくしかも帰りは緩い登りなのだ 
もう考えることはなく濡れタオルを頭からアゴまでまわしほっかむり状態でフラフラしながらなんとか駐車場へ


へなへなと思わずバンザイだ・・・



帰りコンビニでノンアルコールビールを一気飲み 
眠気が襲う、ヤバイヤバイ


こんな状態なので立ち寄った天狗小屋に置いたポールを忘れてきた
後日行って見たら無かった。 

 

ほうほうの呈で家に着いた~~~これにて楽しい?つらい定天は終了
本来はいい山なんだよね


次回にリベンジを

 

 

 


武華山 (16山目)

2021年07月28日 13時01分43秒 | 山登り 上川



画はライオン岩へ向けて降下したとき振り向いて頂上を

 

 

登山日:2010/6/13

山名:武華山
標高:1,759m
場所:北大雪
コース:東尾根コース
標高差:680m

ガイド標準時間:登り2時間30分 下り1時間50分 計4時間20分
ガイド評点:50点(初級)

札幌発:3:49
登山口着:7:50
出発:8:20
山頂:10:39
所要時間:2:19
駐車場着:12:26
登山時間:4:06

 

結局、本日の登山に選んだのは北大雪の「武華山」だ 
理由は残雪残る表大雪を見たかったからで同じ北大雪の展望山である「ニセイカウシュッペ」や「平山」は逆に山自体に雪が残りすぎて登山自体が大変だと思ったから


石北峠を超えたらこの看板が林道への目印

 



登山道側に小さな沢と飲料用の湧き水がありエゾノリュウキンカが咲き誇っていた

 

久々の初見滝だ 
武華山の登山口を出発してわずか10分もしないで左側の沢に滑滝を見る 
イトンムカ川の本流であるが長さは結構あり30メートルくらいはあろうか 
雪どけの時期的に水量が大変豊富で見事だ 
ただの滑滝とゆうよりは角度のない滝!って感じで部分的に段差もありもっと角度をつけたらなんとなく美笛の滝を思い出した



これは下山中に撮ったもの


帰りのコースはちょうど滝の落ち口を渡渉するのです 
水量豊富のため水は浅いが飛び渡るような石もなくジャブジャブと靴を濡らしてきた

実際に見るともう少し角度が付いている感じでザーッって勢いがあった

 

 

今回、東尾根コースから登り、ライオン岩コースで降りてきた
林間には小さな花たちが

ミヤマスミレとウスバスミレ

 

木々が無くなると頂上とライオン岩が見えた!




ここから稜線に出るために直登する
登りは残雪がまだあり夏道がわからないのではと思ったが先行者が二組居て
雪上のトレース跡に非常に助けられた 

北見と帯広の方だったと思うが感謝いたします!




稜線に出ると心地よい風が吹きハイマツの中だが快適だ 
大雪の大展望と併せて初心者には最高の山ではないか 
少なくとも自分は花の多い7月にもまた行きたいと思った


キバナシャクナゲが咲き始め

 

こうしてみると憧れの山々がずらっと並ぶ 
まさに壮観で興奮これ見てるだけで十分!

トムラウシ山 

 

ニペソツ山

 

ウペペサンケ山

 

下山時に通るライオン岩の向こうに表大雪

 


武利岳


なだらかな武華は山だが急峻な武利は岳がつく
2山並んでおり縦走路もあるので「ムリムカ」と呼ばれる


肩に縦走路が見える この頃は荒れ放題だったが数年後に整備した方がいたとのこと

 

さあ山頂まで最後の登り

 

振り返るとそれなりのアップダウンがあった

 

砥石山で懲りたので無理をせず小休止、大休止の繰り返しで2時間20分で山頂へ。

頂上近辺はハイマツとキバナシャクナゲで高山の雰囲気たっぷりです
この日は風が弱かったのでさらに良かったかな 

残念なのは頂上の標識がなかったこと 
サイトで過去の記録を見てみると例の方が自前でしつられた標識があるのだがなかった・・・
色んなことは想像したくないが批判もあったのであるいは?

 

山頂で本当の大休止


右に愛別岳~北鎮岳~白雲岳~旭岳か



ニペソツ山~ウペペサンケ山


石狩岳


さあ下山するか 名残惜しいな




ライオン岩までは一旦下ってから登り返し
雪は柔らかいし展望の稜線上歩きがずっと続くので苦にならない

 

岩から林間の下り一辺倒でこれはこれで神経を使って疲れた
最後に川を軽く渡渉して登山口へ

そういえばスタートには2台あった車が戻ってきたらまだ1台あった
追い抜いたことはなかったので1組は武利岳へ縦走したのだろう 
体力ありますなぁ

 


きれいで展望の良い、素晴らしい山でした ありがとう!

 

 

石北峠を戻り大雪湖にさしかかったとき駐車場がありそこから素晴らしい景色が
あったのでパチリ 大雪湖の向こうに石狩連山

 

 

結局、層雲峡の滝群はパスしまっすぐ帰途につく 
眠気が襲い奈井江の道の駅で少し仮眠をとると家に着いたら5時すぎだった 
約12時間の行程で車の移動が計8時間! 
う~ん笑 日帰り登山なのでやむを得ないか

登山も滝も花も天気もすべて満足 いい一日だった

最近は山頂でコンビニのおにぎりを食べるが飽きてきた 
一番おいしかったのは下山し登山ポストの対面にある湧き水だ 
原始ヶ原でも湧き水が最高においしかった
が汗をかいたあとの冷や水にはなんでも勝てないだろう



この時期でも山にはサクラが咲いている これから大雪、十勝と山開きだ
高山植物あふれるあの山へ今から楽しみ

 
*今年一番の楽しみはコマクサを撮影すること・・・

 

 


砥石山 (15山目)

2021年07月27日 21時42分07秒 | 山登り 石狩

 

 

登山日:2010/6/7

山名:砥石山
標高:826m
場所:札幌
コース:中の沢コース
標高差:616m

ガイド標準時間:登り2時間20分 下り1時間40分 計4時間
ガイド評点:45点(初級)

札幌発:11:50
登山口着:12:50
出発:13:01
山頂:15:02
所要時間:2:01
駐車場着:16:42
登山時間:3:41


6月の休み予定は13日、20日、26日 しかし20と26は登山と別な用事があるため13日が登山のチャンス
ちょっと中級クラスへチャレンジしたいところ

それもあり休みのこの7日が体力ためしのラストチャンス 
速攻で準備し花の多い 砥石山、中ノ沢コースに行ってきました

花が多いらしく家からも近いし高さも800メートルそこそこ



感想 バテました・・・ 
たっぷり2時間以上かかり小休止の繰り返し 
登りがつらく足が動かない 

 

まいったな~こんなんで中級なんて大丈夫かいな… 
でも初見の花や群生も見れる楽しい山だとは思うね
ただ帰りはほぼノンストップ 膝に問題はなくその辺は強くなったかな?


頂上から手稲山、恵庭岳、空沼岳、無意根山が綺麗に見えた 市街地や増毛連山は
木立が多くいまひとつかな  無意根山はやっぱり積雪時が美しいね



最初は源八沢コースへ行ってみたけど、工事車両が多く登山口もわからないため
中の沢コースに変えた こんなの私だけ?


中の沢コースの入口は駐車スペースありトイレあり(使いたくないけど)で
まぁ便利な登山口だ




登山口にある「八垂別の滝」

 

花が多く見れた

ムラサキヤシオ


コンロンソウ


ヒロハテンナンショウ


ミヤマスミレ


砥石山の分岐点「T4」
もうこの時点でヘロヘロ




お!昔なら連れて帰るw




白樺ロードは気持ちがイイ


ニシキゴロモ


フッキソウ


ニリンソウ 砥石山はニリンソウロードがある


ニリンソウが多ければ ミドリニリンソウもある

 

シラネアオイ


サンカヨウ

 




この頃はすでに限界で三角山に寄り道などする余裕がナシ




あ~まだこんなところ登るんだ! と思った場所


これは? コキンバイかな

 

やっとこさ頂上 頂上は結構広かった

 

先へ続く道があったのでちょっと行って見たら ノビネチドリ


でもすぐ戻って小休止と

山の眺めがいいねぇ
札幌岳~空沼岳への縦走路


空沼岳、恵庭岳


反対方向には手稲山も


無意根山も


木々の隙間に神威、烏帽子岳も見えた
でもちょっと疲れたなぁ この山はしばらくいいや

 

 

 

 

 

 


ピンネシリ(日高) (14山目)

2021年07月23日 21時35分42秒 | 山登り 日高

 

 

登山日:2010/5/31

山名:ピンネシリ
標高:958m
場所:様似
コース:北尾根コース
標高差:521m

ガイド標準時間:登り2時間20分 下り1時間50分 計4時間10分
ガイド評点:45点(初級)

札幌発:2:11
登山口着:6:40
出発:7:02
山頂:8:47
所要時間:1:45
駐車場着:10:32
登山時間:3:30

 

 

何と何と今月4回目の日高です

1回目 残雪残るピセナイ山へ感動の初登頂
2回目 隠れた滝を探しに三石川へ 支流の滝を見れた
3回目 花の山アポイ岳で満喫満喫

先週、アポイ岳と吉田岳へ登ったとき同じ山塊のピンネシリの三峰がかっこいいのと
より日高山脈に近いピンネシリのほうが展望は良いだろうと本日、月曜日の登山となった



天気予報では道内みんな良かったが日高の状況が良くない 昼過ぎまでくもりだ
確かに様似に近づくと雲が厚くアポイ岳が見えない しかもアポイ山荘を過ぎて長い林道走りはガスの中 
登山口でゆっくり準備したが雲は厚いまま
ただ林道でクリンソウを初見した!これはうれしい 

 

登山口に到着も、車はゼロ
しかもガスが濃く風も強く、寂しくで腰が引けた

まあでも山の天気は変わりやすい 今日は他にも目的あるしさっさと出発だ!

 

さてピンネシリは○合目の標識はない スタートからつづらで登り一本だ
ここもアポイ同様にエゾオオサクラソウのロードがあり、イチゲと一緒に頂上までずっと付き合って
くれた

日高のオオサクラソウは茎に毛があるエゾオオサクラソウが多い

エゾオオサクラソウ


ニリンソウ


エンレイソウ

 

4合目くらいかな?目の前が開けたとたんの大展望 すごいなぁ




右にトンガリ頭の楽古岳、左に南日高の盟主神威岳

すっかり快晴となった!やはり山の天気は変わりやすい笑
良いほうに変わるのは大歓迎 ただずっと登りの山だ



多少アップダウンがある山が多かったので標高の割りに疲れるがその分、帰途が楽そう 稜線歩きが気持ちいい。
地面がなんとゆうかホカホカしてるとゆうか絨毯を歩いているみたい 
日が当たるが風が丁度よく涼しい 
岩場のトラバースにはヒダカイワサクラやサマニユキワリなどアポイ岳と同じだ アズマギクが見れなかったのが残念

サマニユキワリ

 

 

エゾキスミレ



山頂を見る 二つ目のピークが山頂だ まずこの手前のピークをパスする
北側にはまだ雪が残り、ヤマザクラが咲いているじゃないか

 

一つ目のピークを超え二つ目をトラバース中、振り返る やはりその奥には南日高の
大展望が ピセナイは中部から南まで広く見ることが出来るがピンネシリは南部の
展望台といったところか ピセナイより近く見える気がするね




この足元にも可憐な花たちが咲いている 
普通に道の真ん中に咲いているからこのへんが人気のアポイとは違うだろう
 
やはり私以外に今日この山を登る人は見受けられない 
残念なのはシラネアオイがちょっと早すぎて開花を見れなかった



さあ、もう少しで頂上

 

 

無事山頂へ
 標高は950メートルくらいで花が多い、岩場もあり、稜線歩き、トラバースと変化があっておもしろい
かつ展望も良いので初心者向きに非常に良いと感じた



山頂はあまり広くないがこの山にはいいだろう アポイ岳や吉田岳の円錐ぶりもかっこいいぞ 
下は雲が厚く太平洋は見えなかったがまさに360度の展望あり
いい山でした

 


下りは一箇所だけ登り返しがあったがあとはもう下り下りで撮影もしたが50分で降りてきた 
登り1時間45分 下り50分 アイヌネギロードもあったよ
 
アポイタチツボスミレ


 
ヒダカイワザクラ エゾキスミレ




*ノンストップの下りも疲れる 足がパンパンだわ

思わぬ日高続きだがとても充実した5月だった
ピンネシリはアポイより人が少なく変化にとみ野性味があるので、アポイとセットとか
日を分けて登ると面白いと思う

どちらも初心者向けの楽しい山だ。

 

アポイキンバイ

 

 

 


アポイ岳 (12山目) 吉田岳 (13山目)

2021年07月21日 19時28分55秒 | 山登り 日高

 

 

登山日:2010/5/23

山名:アポイ岳
標高:810m
場所:様似
コース:冬島旧道コース
標高差:740m

ガイド標準時間:登り2時間30分 下り1時間40分 計4時間10分
ガイド評点:45点(初級)

札幌発:1:45
登山口着:5:29
出発:6:00
山頂:8:15
所要時間:2:15
駐車場着:11:51
登山時間:5:51

 

予定通り日曜日にアポイ岳に行ってきた

5時半に駐車場に着いたので少し仮眠してから出発しようと思ったら次から次と車が到着。 
中には10人以上の団体もあり、こりゃのんびりしてられんと準備し6時に出発

 

山道に入って左側にエゾオオサクラソウの群落が見事だ
初登山は、この時期で正解だね

5合目までは林間コース
時折足元に花を見つける



ここ5合目でほとんどの他山者が小休止
小屋と広めの平地があるためだ

 

アポイ山頂が見えた。


5合目までは楽であったがここからいきなり岩場の急登になり、きつくなる
 
団体さんを追い抜きペースをあげる 
ただその後は道沿いの花を撮影がてら休憩しゆったりと登れた


アポイアズマギク



アポイチツボスミレ

 

サマニユキワリ

 

ここまで来ると廻りの景色が良くなる
右にアポイ山頂、左端の鋭角な頂が吉田岳


吉田岳からさらに行くとピンネシリ

 

アポイからピンネシリまで縦走が出来る 往復なら健脚者向き


こちらは南日高の山々 展望は山頂に雲がまとわりつき、今一つだった

岩場に咲く花
ヒダカイワザクラ




ここで分岐になるが、まっすぐ山頂へ
次回は幌満お花畑コースに行って見よう


これはアポイ山塊だけの
エゾキスミレ




山頂には8時15分無事登頂 ガスも晴れてめちゃいい天気だ

 

アポイの山頂にはタイミング良く私一人だけ 
いくらでもゆったり出来たが廻りはダケカンバが生い茂り展望は良くない


 
撮影し軽く休んだあと隣の吉田岳へ向けて出発 


 

アポイからは1.5Kなので1時間あれば山頂に着けるはずだ
ちなみにその奥のピンネシリまでは5Kありさすがにこれは無理だろう

予想に反し下る下る これは帰りの登り返しが大変だな~と 
でも稜線に出るととても眺めが良い

アポイと同じ花がここでも咲いている


 

振り返るとアポイ岳、正面には吉田岳がそれぞれ綺麗な円錐形に見える

 

もう少しで吉田岳
 

奥のピンネシリの三つ峰が良く見えた 
さらにこの稜線上には花が多くて富良野岳から三峰山への縦走を思い出す

 

そして40分で山頂

 

 

吉田岳頂上から太平洋と様似町方面を見る 抜けるような青空!今日来て良かった
展望はアポイよりこっちの山の方が好きだ 
日高の山々を見るならとなりのピンネシリのほうがさらにいいかも 

GWに登ったピセナイ山は見えなかった?判断出来ず

 




アポイキンバイ

 

時期的にはいいのだが今年は雪も多く寒かったからか例年より時期がずれているようだ 
結局アポイ岳にて アポイアズマギク、アポイタチツボスミレ、アポイキンバイの固有種 
エゾオオサクラソウ、サマニユキワリ、ヒダカイワサクラ、エゾムラサキツツジのピンク色の花 
キジムシロ、エゾキスミレの黄色の花 
タチツボスミレ、フイリミヤマスミレ、フデリンソウの紫色の花 
ヒメイチゲの白色と各種見て撮影することが出来た
 
これがまた月が替わると別の花が咲くので本当に楽しい山 
吉田岳への稜線はほとんど同じ花だったので次回は山頂から幌満のお花畑を廻ってみようか


アポイ山頂に戻ったら凄い人 ほとんどがここで下山する 
花目当てが多いこともあるでしょう。


 

降りた降りた


車、凄い!

それにしても名花 「ヒダカソウ」 とうとう見ることは出来なかった 
時期が早いなら仕方ないが盗掘によって減っていくのは悲しい 
チャンスがあれば近々来たい

 

 


ピセナイ山 (11山目)

2021年07月18日 10時15分12秒 | 山登り 日高

 

登山日:2010/5/3

山名:ピセナイ山
標高:1,027m
場所:静内
コース:静内ダムコース
標高差:498m

ガイド標準時間:登り1時間50分 下り1時間10分 計3時間
ガイド評点:35点(初級)

札幌発:3:22
登山口着:6:20
出発:6:41
山頂:10:30
所要時間:3:19
駐車場着:13:23
登山時間:6:41

 

2010年、今年のテーマである「滝見」「登山」「花」の3点セットを日高からスタート
日高とはいえ初心者でも大展望が望めるピセナイ山を今年最初の登山に選んだ。

厚真あたりでサンライズ



まずは静内町の名物、二十間道路桜並木を見学
 
早朝だから誰もいないが今日から桜祭りなのに1本も咲いていない!
今年は皆遅いなと嫌な予感がする 「宴会は出来ません」の看板がむなしい

 

静内ダムを横切り左岸をすすむ ちょっとした落石もあり注意だ
やがてキャンプ場がありすぐ先のゲートでストップ



さあここから登山口まで長い林道歩きが始まる

この滝はゲートからわずか3~4分で見ることができる 
登山に来た人のHPを見ると結構この滝の写真が載っているので意識してこの山に決めた。
 
赤い岩肌が特徴的なのと小さいながら滝つぼもあり何か五右衛門風呂のようだ 

 

 

今回の山始めにこの山を選んだ理由の一つは林道途中で見れるソラチコザクラの群落が見事の情報を得たからだ
 
実際他サイトの写真は素晴らしく 春に咲く、晴天、自分の休みを考えると今日だと思ったから
ただ実際20間道路のサクラはゼロ 林道上の花もゼロからすると…



やはり早かった!この岩壁がびっしりかわいいピンクの花で埋まるはずだったのに
葉っぱのみだ~
寒い春を恨んでも仕方ないか

 

1輪だけ 本当に1輪だけ咲いている!
合わせてくれたのかな 良くみるとつぼみも結構多いので1週間後くらいが見所かも
ゲートからそんなに歩かないので楽に見れるね
小さくてかわいい花です

 

この山は日高の山らしく登山口まで6キロほどの長い林道歩きがある 
本来は登山口のちょっと手前に駐車場があり今でも駐車場の看板はある 
が毎年必ず落石があり中には林道そのものが崩れて通行出来ない年もある 
ゆえに今後もこの長い林道歩きは続くのだろう。

だがダム湖を下に見ながら滝もあるし暖かくなると林道沿いに花も咲くだろう
高度が上がってこんな景色も見れる

林道はそこらじゅう落石の跡だ しかも礫石なのでとがっており非常に危険だ 
落ちている石を見るだけならそんなに恐怖はないが実際に落ちてきてそれに当たったらと思うとゾッとする 
タイヤ跡があるのでゲートの鍵を開けて入った車がいるのだろうがパンクの恐れもあり現在の駐車場所でやむを得ないだろう

画は一番ひどい路面状態に見えた箇所


落石プラスこの雪ではバイクでも無理か

 

花は無理と思えたが進むにつれエゾエンゴサクの小さな群落もあった

 
他にもスミレやヒメイチゲも咲いていた 
残念ながらオオサクラソウやシラネアオイはもう少しあと
沢に2箇所ほどエゾノリュウキンカも咲いていて黄色の花が目立つ

確か2輪しか見なかったが強烈な個性のカタクリもある。

 

最初は楽しかった林道歩きも飽きてきた 
また川から離れて樹林地帯へ入ると勾配もきつくなり心臓の動悸も激しくなってくる
 
やっと登山口に到着 
ここまで1時間20分かかって結構疲れている 日頃の運動不足、今年初登山での準備不足がたたって足が進まない 

記録を見ると1時間前に一組が先行しておりほっとする 
すでに登山道も雪に覆われており足跡が非常に頼りになるのだ 
この山は1合目からが一番急登になるので気合入れて出発

 

すぐバテル・・・・ 何とか2合目まで登って小休止 ハアハアゼイゼイ状態だ 
ふと前を見ると先行の二人が下山してきた

 
やけに早いと思ったが挨拶をすると3合目くらいで引き返したとのこと 原因はこれ

 

なんとデカイ足跡! 去年芦別岳で見たものより倍はあろうか こんな熊がいるんだと・・・
確かに足跡は明確だが雪の具合から見て昨日くらいと判断する 
逆に何百キロもする熊が歩いたルートは雪もしっかりしているはずだ 
これについて行けば大丈夫とたかをくくり歩みを進める

 

だが問題は足跡より自分の体力だ 初めての予想外の雪上登山でふくらはぎが張ってきた 
靴もトレッキングシューズのため中までグショグショ、手袋は軍手なのでこれもグショグショ 



5合目まで来たときにどうしようかといつもの弱気の虫が このつらい状況で熊が現れたらと…
 
やがて稜線歩きになりやっと少し楽な歩きになったので何とか頂上へ、こんないい天気に挫折したくない! 

山頂が見えるとファイトが沸くんだけどなー 遠いなー



長く世話になった熊の足跡は7合目で谷へ降りていった 怖いはずの足跡がなくなりちょっと寂しいかも 


小休止、小休止の繰り返しで何とか9合目 最後の登りだ 

 

とにかくルートがわからないので最後の登りはメチャクチャだろう 面倒なので途中から1直線に登る 
雪につま先をたてて1歩1歩の繰り返し あと1合でも休みながら登る

 
ちょっと休憩と雪上なのでドサっと横になると気持ちがいい がすぐ熊が怖いので気持ちを切り替えて

 



もうすぐ山頂のとき看板の頭が見えて来た やっと着いた! 感動~とはこのことだ

(足跡は私の)

 

このピセナイ山の特徴は日高山脈から少し外れており目の前に大きな山がないため遮るもの0% 
まさに360度の展望が得られる とくに日高山脈の山々が目の前に連なり壮大な眺めだ 



しかも雪上であり草木もない あるのは標識だけなのだ 
ただひとつ残念なのは私の登りが遅かったのかモヤがかかっており南日高の山々はほとんど見えなかった
 
肉眼ではまずまず見えた山もコンデジと私の腕(目の前が雪の反射で真っ白でモニターの画像も見えない)ではこんなものか 
改めていいカメラが欲しくなったなぁ
他の人の真似をして私も山座同定をして見たので笑って見てくださいね~

風が強く満足に休むことも出来ない お湯でも沸かしてコーヒーでも飲もうと思ったがあきらめて下山に入る 


登りのときから帰りはやるぞーと思っていた 尻すべり~
めちゃくちゃ楽しい でもシャツの裾がビショビショに・・・

 

登山口から登りに約2時間半もかかったのに下りたのは1時間ですんだ 
9合目で単独女性にあったのが今日最後の人 
都合2人だけの山頂は休みにしては寂しく時期的にやはり早かったのだろう 

また長い林道歩きだ 落石に注意しながら崖を見るとアイヌネギがいっぱい 
人の手の届かないところで咲き誇りだ


疲れた~~~~💦

 

今年のテーマである「滝」「登山」「花」の3点セットで考えると
滝は一つは事前に確認していたが他にも3つほど見れてまずまずの成果 とゆうのも
本当はダム右岸の道路を進み高見ダムまで行きたかったからだ まだまだ滝の報告があり密かに楽しみにしていたのだが落石のためダム入り口で通行止めで残念!復旧はあるのか?

花はスタート時にはひとつも見ることは出来ないかなと思ったが時期定番のエゾエンゴサクやカタクリ 
それと1輪だがソラチコザクラも初めて見ることが出来、合計9種類の花を撮影できた 
初見の花も多く予想より良い成果であった

登山に関しては天気、気温とも上々 自分の体力のなさだけが再確認できた笑
展望はモヤのためもうひとつだったが雪上の初登山で良しとしよう

ただ一つ納得がいかないのが熊の足跡に対して 本来あの状況なら引き返すべきではなかったか・・・
何かあれば家族にも会社にも大きな迷惑をかけることになる 
勇気ある撤退でもよかったが朝3時に起きて天気は上々、長い林道も歩いてやっと登山道を登り始めたときのこと 
このあとも簡単に予定作れるかどうか ここまで来てあの大展望を見ずにまた林道をとぼとぼ歩いて帰るのか と言い訳探し。 

山頂まで行ったことに後悔はしていないが登りの自分の足跡を見ると雪が溶けていて熊の足跡と同じ感じに見えた 
もしかしてもっと近い時間に通ったのではないか 

自戒し今後に活かしていきたい

 

 

 


来馬岳 (10山目)

2021年07月17日 10時39分45秒 | 山登り 胆振

 

 

登山日:2009/10/4

山名:来馬岳
標高:1,040m
場所:登別
コース:カルルス温泉コース
標高差:690m

ガイド標準時間:登り1時間40分 下り50分 計2時間30分
ガイド評点:40点(初級)

札幌発:3:44
登山口着:6:30
出発:6:59
山頂:8:26
所要時間:1:27
駐車場着:10:03
登山時間:3:04

 

4日の日曜日 天気はくもり さあどこへ行こうかと前日の土曜日の夜まで行き場所が決まらない 
滝と登山をセットで日帰りで行ける場所でいろんな資料を引っ張り出しカルルス温泉の来馬岳と錦の滝と橘湖をセットで行くことにした
 
今回も朝3時に起きて身支度し出発 
支笏湖~大滝~オロフレのルートより36号線のほうが速く着くだろう。

 
登山口であるサンライバスキー場に到着 
名簿にはただ一人だけ 
ちょっと寂しいけど山頂でゆったり出来そうなのでいいか

 

 

5合目まではスキーコースを登っていくがこれがきつかった…

 

5合目到達前の坂は急登だったので早くもアゴがあがっている
 しかも雨が降ってきた 

ただ空は晴れてきたので一過性だろう 
5合目から登山道になる 

 

この山は6合目から7合目が比較的楽だが他は登り登りで1040メートルだが登りごたえがある 
振り返るとオロフレ山が綺麗だ 花も見っけ

 

9合目で下山者とすれ違う 
やっと人に出会えた 
空は完璧に晴れで気温も高くなってきた 
雨で地盤が滑るので注意だが石は少なく土なので歩きやすい 木の根は滑るので注意だが 
無事山頂へ! 駐車場で雨待ち後の出発7:00~山頂8:25



バックのオロフレ山の姿が美しいな

 

山頂から眺めを 上が倶多楽湖 下が橘湖



手前に加車山 奥に樽前山と風不死岳


太平洋も見えたよ!

 

下山途中に 身近な紅葉

 

徳舜~ホロホロ

 

スキーコースをジグザグに降りて下山中




カルルス温泉 風呂入りたい…




一歩間違えたら転げ落ちるくらいの急勾配 とにかくスキーコースをガシガシ降りれば着くのだ

 

無事に到着~

 

スキー場なので駐車場は広いね

この山は今はスキー場コースよりオロフレ峠からのコースのほうが人気がある
(オロフレ展望台はオロフレ山と来馬岳の二つの山に登れるので両方登る健脚者もいる)

標高差も少ないし別の山の山頂も行けるので、もしも機会があるのならオロフレから登りたい
滝と湖はこの後ヘロヘロで中途半端な探索に終わる・・・・

 

 

 


富良野岳(6山目) 三峰山(7山目) 上富良野岳(8山目) 上ホロカメットク山(9山目)

2021年07月16日 20時52分39秒 | 山登り 上川

だけ

 

登山日:2009/9/27

山名:富良野岳、三峰山、上富良野岳、上ホロカメットク山
標高:1,912m 1,866m、1,893m 1,920m
場所:上富良野町
コース:十勝岳温泉コース
標高差:642m(富良野岳)

ガイド標準時間:登り6時間10分 下り1時間30分 計7時間40分
ガイド評点:40点(中級)

札幌発:2:57
登山口着:5:50
出発:6:17
山頂:8:34(富良野岳)10:07(三峰山)上富良野岳(10:46)上ホロカメットク山(11:01)
所要時間:2:17(富良野岳)1:33(三峰山)0:39(上富良野岳)0:15(上ホロカメットク山)
駐車場着:13:08
登山時間:6:50

 

またまた土日でどちらか休みをとれたので天気予報をにらめっこに日曜日を休みにした 
札幌を3時に出発したときは真っ暗で寒い 
が 途中、三笠の山で空を見上げると満天の星 これは大晴れの予感 
富良野、中富良野とガスの中、慎重に運転する。


大丈夫だ山は絶対晴れていると…吹上・上富良野線に入って登って行くとガスは消え
雲ひとつない青空が広がる 目の前に十勝岳が、上ホロが、そして富良野岳が朝日を浴びて次々と眼前に飛び込む 
もうこの時点でハイテンションの極みだ 

今回の雲海は晴れているだけに最高だ



そして6時20分登山届けをし、さあ出発!
前回のカミホロ同様にまずは安政火口まで歩くが天気が良いので前と気分が全然違うな

 

今回の渡渉は水が枯れていた
さあ登るぞ

 

前回は分岐をカミホロ方面に向かったので、初めて富良野岳ルートへ
途中に沢がある これが下流で滝になっているんだな

 

ここで稜線越しに十勝岳を初めて見る

 

富良野岳が近くなってきたぞ
山腹を斜めに横切るように登っていく
下界がくっきり見えて気持ちがよいね




右に上ホロカメットク山、左に十勝岳 絵になるねぇ

 

昇り詰めると肩に出た ここが分岐点でちょっと小休止
手前右の近い山が三峰山




富良野岳の山頂まではあと少し
夏なら花畑など退屈しないで登れる

これは北海道の主峰、旭岳か


日高山脈

 

原始が原 こっちのルートはきつそうだ

 

おっとイワギキョウが咲いていた

 

素晴らしい秋晴れの中、無事に山頂に到着~




カミホロ~十勝岳~美瑛岳




表大雪方面




前富良野岳





富良野西岳と夕張山地 写真では見ずらいがうっすらと羊蹄山



右に芦別岳、左に夕張岳



下ホロカメットク山 上があれば下もある 鋭角的な格好のよい山だが登山道は無い

 

山頂で大休止と
他の登山者としばし談笑し、降りるとする

思ったより楽に登頂できたのでこのまま戻らず三峰山を目指す 
ピークのたびにアップダウンがあり結構難儀した 

この後も含め結局、この山を越えるのが自分には一番きつかった 
雲が少し出てきたが相変わらず眺めは最高 特に十勝岳がかっこいい

 

すこぶるご機嫌 会う人会う人から「今日は最高だね」「こんな天気めずらしいよー」と 

 

さて次はかみふらの岳分岐へ 足の調子もいいな~ もしかして少し体力もついた? 
前回の上ホロ登山では一切ガスのため何も見えなかった、境山、下ホロカメットク、東大雪の山並みが…

でも逆側の登山口方向にガスが立ち込めてきた
 

あっというまに向かって左半分だけガスに覆われて山頂標識も前回同様ガスの中や~~



 

もちろん分岐から降りずに4つめの頂、上ホロカメットク山へ 

 

わずか20分の登りはノンストップで行けず休み休みでやっと今月2度目の頂上へ 
残念ながら十勝岳はガスのため又、見れなかったが今日はその前にたっぷり見れたから良し
 

裏側は時々ガスが晴れて東大雪の山並みがバッチリ見えた 
前回は360度何も見えなかったが今回は大満足






 

 

それでは下山に入る 膝と足元に注意し踏み外しのないようにゆっくりと…

 

高度を下げるとガスが消えた
今まで見えなかった景色が見えると紅葉が鮮やかだった

 

安政火口からの道すがらでたくさんの観光客とすれ違う 
駐車場へ着いたらビックリの空き待ちの車の列や交通整理の方、人人、車車だった!
 

そうかここは紅葉の名所だったんだな

とにかく初めての山頂からの眺めで最高の1日であった
晴れの日の登山がこんなに楽しいものなのかと知った


またまた凌雲閣で露天風呂~

 

 

 

 


平山 (5山目)

2021年07月14日 10時12分29秒 | 山登り オホーツク紋別

 

登山日:2009/9/20

山名:平山
標高:1,771m
場所:遠軽町(旧白滝村)
コース:白滝コース
標高差:721m

ガイド標準時間:登り2時間20分 下り1時間30分 計3時間50分
ガイド評点:50点(初級)

札幌発:2:48
登山口着:7:16
出発:7:30
山頂:9:36
所要時間:2:06 
駐車場着:11:42
登山時間:4:12

 

シルバーウィークの登山は富良野岳に行こうと思ったが前日に張り切りすぎちょっと膝に心配が… 
登りに3時間半かかる富良野岳は後日にし夏山ガイドで探す探す

いい山発見!登り2時間半で滝多し花も多し(もうないか)大雪なら紅葉もあるだろうと平山に決定 

天気はと…くもりかぁ まあ何とかなるさ この山は稜線に登ったときの景色が素晴らしいとも書いてあり非常に楽しみ
ルートは国道12号から比布で旭川紋別道を無料走行し奥白滝から右折 
途中、白滝の道の駅により登山口目指す 

まだ先行の車は4台くらい さあ記帳して出発。

 

登山口からわずか5分でこの滝に着く 
工事現場の足場が橋になっており「夫婦の滝」の看板があるがどれ?下流の落ち込みのことかな 
いや二つがひとつになるから夫婦だと すると これか~ どっちかとゆうと渓流かと 

 



登山口から15分で顕著な沢を渡るがその奥に「行雲の滝」がある 
立派な滝で迫力よりも優雅さを感じる 
現在時刻7時45分だが日がささず、かつ空模様が非常~に怪しくなってきた…
暗いカットになったが帰りにもう一度撮影しようと後にする



さらに10分ちょっとで「冷涼の滝」だ 
結局登山口から30分以内で看板に出ている3滝をすべて見ることが出来るしまだ道もそんなにハードではない 
この滝は水量豊富で豪快で見事だ そして美しさもあるのは苔が実にきれいなのだ 
滝の看板とセットで撮影ができ、ちょっとしたスペースがあるので汗のかき始めで最初の小休止にいい場所でもある 
この冷涼とゆう名前が実にマッチして素晴らしいネーミングと思ったね
出会った人からもっと紅葉できれいになるとのこと

このころから霧雨になってきた…

 



冷涼の滝からさらに6~7分で対岸の崖に滝を見る 
あまりに遠いのと光がたりなくズームはぼけすぎて出来なかったが肉眼ではきれいに見えた 
滝つぼもあるように見える だが川はもっとずっと下なのでさらに滝になって落ちているのではないだろうか 
周りの紅葉と相成っていい感じだ まさに登山者への清涼剤だ。

登り始めて40分この辺くらいから紅葉が鮮やかになって来た 
特に源流にむかう谷筋のきれいさは目を見張る 雨は相変わらず霧雨が止まずかいた汗とともに体が冷えてきた



道も険しくなってきた 
登山口からの標高差と登頂予定時間を見るとゆっくり登れるか急坂を登るかわかるようだが…
 
小さな沢や湧き水もたくさんあり、たいくつはしないが雨も降り始め疲れが出てきた 
やがて左側の沢がぽっかりと開け奥に立派な滝を発見!
登山にくると誰でも遠いが簡単に見れる サイトで見ると数名の人が写真をアップしていた「平山の滝」

この滝は直で落ちたあとに滑滝となり本流に合流している 
上から下まで100メートルはあろうか 見える部分で15~20メートルくらい?
先ほどの別沢の滝もそうだがこの川の遡行記録は見たことがないが下から見るのはなかなかいいものだろう
 
滝の上方はめちゃくちゃ綺麗な紅葉だったしガスも出てきて神秘的な一面もあった 
このへんが綺麗な紅葉を見るピークだったようだ 時間を見るとスタートからここまで1時間もかかっていないのだ 
このあと倍以上の時間で山頂を目指すが撮影できた滝はここまで 
本流には結構な落差の滝も見えたが草木がまだ多いこの時期では撮影までにはいたれなかった

 



かなり前の爪あとのようだけどこんなのは普通に登山道にあり 
入り口に熊注意の看板はなかったがいないはずはないよね



源流域 ここがガイドブックに出ている第一雪渓なのかな 
雪なんかどこにもないからわからない てっぺんの赤がきれい



イエロー オレンジ レッド グリーン 登山口からわずかに見えた綺麗な箇所はここかな



ここからがもう上についた気分になったが長かった印象だ 
霧雨は相変わらずガスも濃くなってきた 下はまったく見えない この分だと頂上も…

イヤな考えは捨ててひたすら下を見て歩を進める 結構きついなー 
そんなとき  最後のハイオトギリかな



次の窪地(第二雪渓か)の岩場の陰でTシャツ、長袖シャツを脱ぎ裸になって別のTシャツとレインコートに着替える 
めちゃ気持ち良くてあったかい!ここでもお菓子などで栄養補給しあと少し、あと少しだからと自分に言い聞かせる 

雨は小雨に変わっていた 先行の男女2名さんが岩場でナキウサギを見つけたらしい 動いたと言っているが撮影には無理そうだ 
ここは素通りし、やっと分岐にでる 
実はもし晴れていたら表大雪やニセイカウシュッペ山の大展望がいきなり見えるはずだったのでデジカメを動画にし一歩一歩で少しづつ展望が見える小細工をしたかったが不可能に…

この標識のバックになぁ

 

右も左も上も下もガスガスガスだ!!
今年から登山を始め、南暑寒岳、オロフレ山、かみふらの岳、上ホロカメットクと
ぜーんぶ ガスで景色なんか一度も見たことがない 日頃の行ないか?しかも2回も雨だ 
これが秋の山の怖さか そうか山が初心者の自分に教えてくれたのだなと
ちょっとポジティブにw 

それでも山頂標識の前で写真を撮るのはうれしいぞ 釧路から来たご夫妻にシャッターを押していただき 
5つめの頂の件と↑の山の呪いの話をしてしまった  1771メートル無事登頂!

 

 



分岐から平山山頂や反対側の山へはそんなにアップダウンもなく行けそうだが天候不順のため平山で満足と 

稜線上にはこんな感じで春なんかお花畑できれいなんだろうな~
さあ頂上で昼飯食べれる状態じゃないので下山して食べよう 降りるぞ~

 



下山で一番心配なのが膝を含めた足への負担だ 
伝家のスキーストックが威力を発揮し大きな負担がなく沢二股まで降りる 

あれれ気がつかなかったよー 
チシマノキンバイソウだろうか鮮やかに何株も咲いていた 
源流域ならではか 花も見れて良かったよかった!




土や草の上はいいが石の上を歩くときが要注意だ とにかく滑る あわてないでゆっくり降りる 
滝が見えてくるともう少しとパワーが出る 水分、お菓子などほおばりながら着実に降りる 
雨が本降りになってきた あと一時間がとても長く感じた

ただこれから登る方たちと何人もすれ違いちょっとした挨拶、会話も楽しい 
行雲の滝まで来たがもはや撮影レベルの雨ではないのでやむなく帰路に
 
そして木々の間から車が見えて無事下山 登り2時間5分 下り2時間5分のトータル4時間10分の登山だった
(頂上や下で大休止はしたけどね)

駐車場ビッシリで下の第二駐車場も結構な車だった 
この山は滝、花、紅葉、山頂からの展望、他山への縦走など魅力たっぷりなのに比較的登りやすく(自分辛かった…)大人気の山だったんだね 

これもいつかリベンジだ

 

 

 


上富良野岳 (3山目) 上ホロカメットク山 (4山目)

2021年07月13日 23時42分53秒 | 山登り 上川

 

登山日:2009/9/6

山名:上富良野岳・上ホロカメットク山
標高:1,893m・1,920m
場所:上富良野町
コース:十勝岳温泉コース
標高差:650m

ガイド標準時間:登り2時間20分 下り1時間40分 計4時間
ガイド評点:55点(中級)

札幌発:3:18
登山口着:6:10
出発:6:22
山頂:8:39
所要時間:2:17 
駐車場着:11:33
登山時間:5:11

 


天気予報もあまりよくなかったが、駐車場へ到着すると下界に雲海が!
雲海など初めて見たから嬉しかったな

駐車場は広くて立派だ 綺麗なトイレに靴を洗うブラシもある
そうか、ここは人気の富良野岳の登山口でもあるのだ。

それにしても雨こそ降っていないが路面は濡れており登山道のコンディションも悪そうだ
風がありガスの流れが速く時折、青空も見えた
もしかして山頂は晴れるかも……

 

なぜこの山に登ろうと思ったか?
まず名前がカッコイイ
標高が1,900mもある
余裕があれば目の前の温泉に入れるとか……

 

よく考えたら最初は富良野岳だよなぁ(笑)

 

 

 

 


入山記入をすませ安政火口まで歩き出す
これは富良野岳への登山者も、また観光客も同じで
最初は砂利だがやがてゴロゴロした石の上を歩く

 

三段山への分ける道は閉鎖中 今はどうだろうか

 

 


対岸の登山路を見る それにしても暗いなぁ


一跨ぎだけど渡渉して登りがスタート

 

 

 

ここがカミホロ分岐
カミホロは直登方向へ、富良野岳は右へ

 


なんとか花もあった ウメバチソウ


谷の向こう側は三段山


樹木の限界を超えると岩が増えてくる でもそんなに難儀しないで登れる
この辺くらいかな

 

昨日より天気は良かったが山頂は回復せず 
7合目くらいから雨、そしてガス!何も見えない、風が強い、身を隠すところがない 
登山口からちょうど2時間 ...

上富良野岳に到着してまずはホッと


カミホロ山頂まであと400m 寒い!

 

火口側に近づくのは危険だ 特にガスのある時は足元を慎重に……

 

カミホロを越えて十勝岳方向へ20分進むと避難小屋がある 
なんとかそこへ行って休憩、着替え、昼飯を食べたい
 
吹きさらしのこんなとこには一人で10分も居れない
天気さえ良ければ広い頂上でのんびりとするはずだったのに 
ガスがさらにひどくなり進むより下山しかないと決めた
初心者にはこの並びに美瑛岳もあるので死亡事故を思い出してしまった 


せっかくのカミホロ山頂が 感激が少ないなぁ
撮影だけして他は全部あとで! 寒い…降りろ~~

 


稜線さえ降りてしまえば風がおさまった
イワギキョウがたくさん咲いていたな 秋は青い花が増える

 


たまに日が当たるとすごく嬉しくなる 今回も下山中に少し膝が痛くなる でも前回ほどではない


下山途中の化物岩 日が当たって綺麗だった これから紅葉のシーズンですね
おっと凌雲閣が見えたぞ


下り途中、大石に座って大休止
コンビニおにぎりは山頂で食べたかったな~


ミヤマホツツジだったかな 座ったそこにたくさん咲いていた


帰ってきたー 青空あるし

 


最後にヌッカクシを渡渉したあと雨がザンザン降って来て…
途中ですれ違った皆さん大丈夫だったかな?
山頂はさらに黒い雲に覆われていたが… 

駐車場についてほっとした 濡れた下着が冷たく膝も暖めたいので凌雲閣で一風呂♨
露天風呂から見る上ホロはきれいでした(富良野岳の山頂はついに見えず)膝がすっかり楽になった!! 800円。

さて 実は上富良野の滝が困難であれば別ルートで「あるところ」の滝をターゲットにしていました 
登山道から片道1時間ちょっとのようだが膝のせいで行く気になれなかった

9月7日の登山 ある意味いい思い出になった リベンジに行く!