登山日:2015/8/2
山名:黒岳・北鎮岳
標高:1,984m・2,244m
場所:表大雪
コース:層雲峡コース
標高差:1,544m
ガイド標準時間:登り3時間20分 下り2時間20分 計5時間40分
ガイド評点:60点 中級
札幌発:5:20
登山口着:8:10
出発:9:05
山頂:12:55(北鎮岳)
所要時間:3:50
駐車場着:16:50
登山時間:7:45
3年ぶりに黒岳に行って来ました。
今回は表大雪の頂で残してしまった 北鎮岳、桂月岳、中岳のピークハントしようと。。。
前日の仕事が遅かったため朝はゆっくりと起きて高速で層雲峡へ。
着いたときには駐車場はほぼ満車に近い状態でしたね
それにしてもこちらは最高の青空だが
上ではどうか・・・
ロープウェーは空いており座りながら山を見上げる。
左から黒岳~桂月岳~凌雲岳~上川岳
このうち凌雲と上川は登山道がないため登ってはいけない。
あ~あ やっぱり雲が増えてきた・・・
ロープウェー下車後はリフト乗り場を目指し
数百メートルの歩き。
ところどころに脇に咲いている高山植物を見ながらリフトへ。
高度がないので下に咲く花を見ながらゆっくりと上る
前回10月のとき下はエゾオヤマノリンドウがいっぱいだった。
リフトから降りると
眼前にニセイカウシュッペ山と右に平坦な平山がくっきりと
綺麗だねぇ
ここのアイドルは人に慣れたシマリスくん
チョロチョロと愛想をふりまいていたね
さあそれではやっと7合目からのお気楽登山のスタートだ
山頂までは向かいの山と
なんと言っても花見登山です。
まずいきなりこれ何かな?シモツケ類かな
これはコモチミミコウモリね
エゾウサギギクは今が綺麗なとき
モミジカラマツもピークかな
鮮やかなオレンジのチシマノキンバイソウ
ミヤマキンポウゲ
夏だね~ダイセツトリカブト
花の撮影で高度が上がらず時間ばかりが過ぎる(笑)
ウメバチソウも夏の花
トカチフウロ
オニシモツケ
タカネトウウチソウはこれからか
最近、結構見る エゾヒメクワガタ
終わりごろになったハクサンチドリ
お まねき岩が見えてきた!
これが見えてくると山頂も近い。
ここまで大きな疲れはなく
快適なのぼりがありがたい
逆にこの山だけなら物足りないだろうねぇ。
山頂まで1時間20分
同行者もがんばりました
山頂にはさすがの人数の人がいた。
やっぱ人気あるよなぁ
山頂は岩ばかりだがよくみると花もいっぱいだ
黄色はすぐに目に付く
メアカンキンバイ
イワブクロ
イワギキョウ
エゾイワツメクサは儚げで美しい
遠くに石狩連山を見ながら赤岳~小泉岳~白雲岳まで
手前の尖がりは烏帽子岳。
右側最奥の白雲岳は何度も登ったね
手前の雪渓には滝がある。
前回は10月に来たがその時もあったので雪が積もるまではずっとある滝であろう。
ズームで。
さて小休止も終わり石室へ向けて出発!
ここから下って石室まで
道中も花が多いな~
一番目がつくのはピンクのエゾツツジだね
好きな花がまだまだいっぱい咲いていて良かった!
チシマツガザクラ。
その2種混合の群生で本当にきれいだなぁ
これは終わりのチシマキンレイカかな?
この花も好きだ
ちょっと山頂を振り返り
ここまで降りる間にこれだけの花がね
コマクサも多く咲いていたがどちらかというと終わりごろが多いかな?
赤岳ほどじゃないけどこれだけ見れたら充分!
石室が見えてきた。
テントもたくさんあるね
これは今頃の花
低地でも見れるかな
ミヤマリンドウ。
桂月岳をバックに石室到着。
結構降りたなー昇り返しがめんどうだ
時間が勿体無いので
ここは休まずに北鎮岳に向かう
この時は、北鎮より先に中岳ピークへ向かうはずだった。
雲の平はチングルマの穂が多くもっと時期が早ければ見事な群生になっているんだろなと
多少のアップはあるがさすがに歩きやすい
しかし見た目より歩く!
ゴゼンタチバナ
たまーに廻りにない花が咲いている場所がある
これはコバイケイソウ
どこもかしこもあるわけじゃない。
ヨツバシオガマとチングルマの穂
やはりチングルマが咲いている時期がいいなぁ
ガスの中から北鎮岳が見えた
もうすぐ肩だ
がんばりどこだね。
クモマユキノシタは大雪の礫地に多い
ここでも見ることが出来たね
やがて展望台へ向けての軽いのぼり
するとここでやっとチングルマの群生を見る
間に有って良かった! バックは凌雲岳。
エゾコザクラもこの場所では満開状態
いいねーテンション上がるわぁ
エゾツガザクラとアオノツガザクラ群生の境界だ
面白い!
お鉢平から流れ出る川を望める場所。
ちょっと地球じゃないみたい
そしてお鉢平の展望台だ
中へは進めるが有毒ガスがあるようで立ち入り禁止は言うまでもない
死にたくなければ覗くだけだ。
この辺にもまだ花が続く
キバナシャクナゲはもう終ったと思ったけど残っていたね
今度はアオノツガザクラとチングルマ。
さあ肩へむけての礫地ののぼり
ここはもろいので帰りにちょっと気を使ったかな?
その前に右手に雪田と沢が
廻りに花が咲きとてもいい
天上の楽園とでも・・・ キタキツネ!
この礫地にも様々な花が
まずはウスユキトウヒレン
ミヤマキンバイ
旭岳や緑岳でたくさん見たチシマクモマグサだが
ここではこの登りだけしか見ることはなかった。
それにしてもこの登りはこの行程で一番疲れる場所であろう
雲の平をずっと歩き遠めに見るあの登りはちょっとだけゲンナリ・・・
振り返ると凌雲~桂月~黒が並び
雲の向こうに北大雪の山々
おお こんな岩陰に
初見のミヤマタネツケバナが
エゾイワツメクサ 見事だねぇ
ここを登りきると北鎮分岐だ
ふぅ~疲れた!
ここから中岳ピークへ行き往復してから北鎮岳を登るか
あきらめて北鎮へピストンするか・・・
即決で中岳をあきらめ北鎮岳山頂を目指す。
ここから山頂はもう目と鼻の先
分岐にザックをデポし空身で登るもヨシだが・・・
まぁ鍛錬でもありそのまま登る。
ちなみに比布岳への縦走路は山頂にあるので
縦走者はもちろんデポしない。
中岳~中岳分岐を見る。
旭岳方面は雲の中
前回は逆から中岳分岐から裾合平へ抜けた。
ガスとともに冷気の風が強く一気に汗を引かせる
真夏とはいえ寒い!
ウインドブレーカーを装着!
振り返り、北鎮分岐とお鉢平
ここからの眺め
いいな~~うん!
イワヒゲもあり
目と鼻の先といえど疲労の身体では時間もかかる
寒くなったり暑くなったり
着たり脱いだりと忙しい
その中で山腹から湧き出る水!
こんな高いところでも沸いているんだなーと素直に感服。
あと少し!
もう少しとムチをいれて
無事に北海道第二位の高峰へ
ガスが流れており1分後には真っ白
また晴れてすぐ真っ白とか…
風が冷たく寒いのですぐ下山する
山頂から比布岳~安足間岳が少しの時間だけ見れたね。
せっかくの北鎮山頂だけど
こう寒くては仕方がない!
真夏なのに(笑) さあ降りよう。
ほうほうの体で引き下がり
分岐で一休み。
同じ道を戻るから風景や花は同じ
分岐~展望台~石室と結構早足でたどり着く。
石室のテーブルと椅子が落ち着くなぁ
大雪山のマップが貼ってあったが今回のルートなんて
ほんのわずかだ
改めて大雪の広さを実感する。
小休止しながら桂月に登るか考えたが
すぐだけど真っ白だからね
登っても仕方がないと出発!
ワタスゲも咲いていた。
戻り道、一番の登り返しを仰ぎ見る
でもきっとたいしたことはないだろう
この廻りは花が多いね
登りきりちょっと周りに目をやると
ヒメイソツツジかな
思ったより時間がかかっているため
黒岳山頂では水分補給をしたらすぐ下山
ここからリフト駅までだが・・・
しまった!往復チケットを買っておけば安かった!
下山はリフトを止めて歩いてロープウェーまでと思ったのね
でも疲れてリフトで降りたくなったわけで笑
下山方向だとチシマノキンバイソウの群生が綺麗なのがよくわかる。
時期の花
ヤマハハコも咲き出すと北海道も秋に向かいます。
カッコつけずにリフト下山
せっかくの黒岳山頂は雲の中でこのあとはずっと見えなかった。
5合目のロープウェー前で・・・
こ、このごつい花はなに???
降りのロープウェーも行きと同じく中国系の皆さんと一緒に
それにしても多いなぁ
そんなこんなで無事に到着。
登山者用の駐車場は結構空いたね。
天気はまずまずのはずだったがやはり山の天気は当てにならず
それでも雨が降ってこなかっただけよかったね。
地図で見るより思った以上に時間がかかった黒岳~北鎮岳
おかげで中岳と桂月岳のピークは踏めずだった
でも花は結構、見れたぞ!
しばらく同じコースは無いかな
ただ大雪はいろんなルートがあるので楽しみはこれからかもね。
9:00、7合目出発~10:20、黒岳山頂~13:0、北鎮岳山頂~16:40層雲峡ロープウェー着
所要約7時間40分
8月2日 訪問
登山アフターは層雲峡帰りによく行く「ベレル」のソフトクリーム