北海道の山登り・花・滝 大好きおぢさん日記

過去の記録を一つにまとめたブログで現役ではありません。

平取町 芽生すずらん群生地

2024年06月01日 15時13分22秒 | 高山植物・花 日高

 


平取町の温泉に1泊してきました
数年前にも平取へは「すずらん」を見に来ていたが、
終わりごろであまりたくさんを見れなかった

今回も「すずらん鑑賞会」に合わせて行ったがちょうど満開頃であった。

※平取町の「すずらん」とは

北海道の初夏を代表する花、すずらん。
ここ平取町幌尻岳のふもとの芽生(めむ)の野生すずらん群生地は約15ヘクタールと日本一の広さを誇っています。
多くの人が足を踏み入れることによって絶滅の危機に瀕したすずらんを保護管理し10年の歳月をかけ自然の状態に回復させました。

現在一般公開は毎年5月下旬~6月上旬の約3週間ほどで、
見頃は6月上旬の「すずらん観賞会」の期間。
白樺の木立に囲まれた観賞用道路から眺める白く可憐な花は町花となっています。

芽生(めむ)すずらん群生地/平取町市街から車で40分。道道845号、または道道638号線沿いにあります。

※平取町HPより


案内表示やのぼりがあったのですぐ分かる
駐車場は群生地対面の緑地にあり、停めやすい
また簡易だがトイレも男女別にあった。

入場、駐車料金ともナシ
入口には売店があり、グッズや特産物の販売やパンフなどが置いてある
土日には平取牛などを販売していて、テーブルイスも出るようだ
(今季は6/1.2日の土日が最終)

 

 

 

 

売店で「わらび」を売っていたが、すずらん群生地内でもたくさん見たし
この道路沿いにも生えていて採り漁っている人もいた
タケノコだったら参加した(笑)

 

 

 

 

 

 

そこかしこに可愛らしい花が咲いている

 

 

 

散策路はふかふかの土

 

 

散策路から駐車場を見る

 

 

 

 

ちょっと面白いなと思ったのは
この群生地が富良野や美瑛の「富田ファーム」や「四季彩の丘」のように
観光用に整備されたものだと思っていた観光客がいることだ。

なのでそういう人から見たら、ただ緑の中に白い花が群生している様子は
物足りないのだろう

 

 

 

 

確かにそれもありだが、この群生地には関係者の努力と苦労がある
自然の野生の花を保存して鑑賞することが、
どれだけ大変で貴重なのかを理解していただけたらと思う

 

他に白いスミレもあったよ

 

 

あと黄色のキジムシロも

 

 

 

散策路も中ほど
短縮路で入口に帰る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南の平取町市街からではなく北から南下し、
日本百名山である「幌尻岳」の登山基地側から来た

道中の「桂峠」は1車線のカーブ道が多く、
一度だけ対向車とすれ違ったが、そこは道幅が広くて良かった

きちんと舗装されているが、出来れば通りたくない道だった(笑)

 

「すずらん群生地」は平取町の中でも日高山脈寄りの山の中にある
だからこその価値があるのではと思う。

 

 


【新ひだか町 林道の花】

2024年03月31日 09時58分03秒 | 高山植物・花 日高


新ひだか町は2006年に静内町と三石町が合併し、出来た町になる

訪問時は2010年なのですでに合併していたが、まだ旧町名の馴染みがある。
日高登山の登山口として貴重な町だ
日高登山の特徴として、登山口までの林道走りが長いことが挙げられる
意外と整備された林道もあり一般乗用車でも行ける道もあれば
車高の高い四輪駆動車じゃないと車に傷が付く道
また通行止めの道もある。

今回は2回に分けて林道を廻る
主目的は無名の滝を探すことで、それはクリア出来たが
花も日高特有の花が見れて満足出来た。

予想しなかった「ソラチコザクラ」の群生が見れたのが一番うれしかった
今は場所が思い出せないが…

 

※2010年5月16日撮影


山はヤマザクラが綺麗だった

 

「ソラチコザクラ」

 

「オオサクラソウ」 ※茎に毛があればエゾオオサクラソウ

 

「ミヤマスミレ」

 

 

 

 

 

 

「フッキソウ」

 

「エゾノリュウキンカ」

 

ダムへ向かう道がこんな状態
そっとバックしUターンした。

 

 

※2010年5月31日撮影

この時は登山アフターで「神威岳」の登山口まで行けるだけ行って見た。

「ソラチコザクラ」

 

「ミヤマキンバイ」

 

登山口はまだ先でここでUターン
シーズンになればゲートが開くかも?

 


【平取町 芽生すずらん群生地】

2024年03月30日 17時15分02秒 | 高山植物・花 日高


平取町には有名な「すずらんの群生地」があることを知人から聞いて行ってみた
ネットではなるほど確かに有名だ。

”北海道の初夏を代表する花、すずらん。
ここ平取町幌尻岳のふもとの芽生(めむ)の野生すずらん群生地は約15haと日本一の広さを誇っています。
多くの人が足を踏み入れることによって絶滅の危機に瀕したすずらんを保護管理し10年の歳月をかけ自然の状態に回復させました。

現在一般公開は毎年5月下旬~6月中旬の約1ヶ月で、見頃は6月の「すずらん観賞会」の期間。白樺の木立に囲まれた観賞用道路から眺める白く可憐な花は町花となっています。


芽生(めむ)すずらん群生地/平取町市街から車で40分。道道845、または道道638号線沿いにあります。”

※平取町オフィシャルサイトより

 

まずその前に安平町を通ったときに黄色の花を見た
そうか安平町は「菜の花」が有名なんだ

ただこの時はちょっと遅かった。

情報不足であった
空知の滝川とかが有名だが安平町も有名である
今年チャンスがあれば行ってみたい。

 

さて平取町
ナビのおかげで目的には簡単に着いた。


残念ながら花は終わりに近く観光客も少ししかいなかった。

確か原っぱのような臨時駐車場に駐車して
入場料とかは無し、ちょっとした展望台があって
群生地の中の遊歩道を歩いて見れる。

遅咲きのすずらんを撮影したが、野生のすずらんを見ることはほとんどなく
貴重な場所だと思う。

次回は情報を仕入れてから行きたい
帰途はレストランで平取牛をいただいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


帰途中数年ぶりに「トトロの木」を見て帰札した



2019年6月9日撮影


【新ひだか町 ペラリ山の花】

2024年03月28日 07時56分50秒 | 高山植物・花 日高

 

「ペラリ山」は「ピセナイ山」と同じく旧静内町に登山口がある
そこまでに桜で有名な「20間道路」を通過すると桜の時期にはテンションが上がる

日高山脈から派生している低山だが、山頂には観測点もあり眺めがよい
特に麓からは見れない日本200名山の「カムイエクウチカウシ山」を見ることが出来る
山頂標識から先へ進んだ場所が山脈の展望場所だが、雲があり見れなかった。

花は日高山脈の日高側によく見られる花が多い
この時は偶然に子ギツネを見て、あまりの可愛さにしばし留まっていたのが
一番の印象の山であった。

 

 

 

 

 

 

「クサノオウ

 

「ミヤマキンバイ」

 

「ヤマツツジ」

 

「エゾオオサクラソウ」

 

「ミヤマスミレ」

 

 

 

 

「エゾノハナシノブ」

※2014年5月18日撮影


【日高町 ペンケヌーシ岳の花】

2024年03月27日 19時07分16秒 | 高山植物・花 日高

 

「ペンケヌーシ岳」は標高1,750mあるが、日高山脈の中では登りやすい山だ
日高町の道の駅から日勝峠に向かう右側にある林道を入る。

「チロロ岳」と同じ林道を走るが「チロロ岳」のほうが登山口は近いし登山者も多い。

「ペンケヌーシ岳」の登山口までは長くて途中の崖の具合も怪しくヒヤヒヤした。

登山口には「ミヤマスミレ」「オオバミゾホオズキ」の群生が迎える
数度の渡渉時には水辺にある花を見る
ここで初めて「ウズラバハクサンチドリ」を見た。

この時は以前からの登山道は通行止めで迂回路を通り、沢沿いの急登を登る
両側の藪の中にも小さな花が咲いていた。

沢の源頭部まで詰めると樹林が無くなり一気に景色が良くなる
ぽこんとした山頂までは気持ちの良い稜線歩き
ここにたくさんの高山植物があり、快晴もあって最高の登山だった。

「ペンケヌーシ岳」の1花と言えば、日高山脈で唯一の「コマクサ」が咲くこと
7月の頭では残念ながら早かった また「チシマキンレイカ」もつぼみしか見ることが出来なかった。

 

 

 

 

 

「ミヤマスミレ」

 

「オオバミゾホウズキ」

 

「ウコンウツギ」

 

「ムラサキヤシオツツジ」

 

「ヒメゴヨウイチゴ」

 

「キバナコマノツメ」

 

「ウズラバハクサンチドリ」

 

「ミヤマハンショウヅル」

 

「ミツバオウレン」

 

「ノビネチドリ」

 

「コミヤマカタバミ」

 

 

 

 

「ヒメイチゲ」

 

「ショウジョウバカマ」

 

「エゾノツガザクラ」

 

「ケエゾキスミレ」

 

「ウラジロナナカマド」

 

「シラネアオイ 白花」

 

「ゴゼンタチバナ」

 

「ミヤマダイコンソウ」

 

「イワウメ」

 

 

 

 

 

「キバナシャクナゲ」

 

「イソツツジ」

 

「イワヒゲ」

 

「コメバツガザクラ」

 

「チシマキンレイカ」

 

「コマクサ」

※2011年7月3日撮影

 


【新ひだか町 ピセナイ山の花】

2024年03月26日 21時05分00秒 | 高山植物・花 日高


「ピセナイ山」は旧三石町に山頂があるが登山口は旧静内町から登る
私にとって初めての残雪登山であり非常に想い出のある山。

特に2合目あたりから8合目近くまでヒグマの足跡を辿るように登ったという今であれば撤退せず馬鹿な登山だった

山頂からは日高山脈の大展望が眼前にあり、数ある名峰が見てとれる。
1度目は残雪の5月に この時は林道ゲートが閉まっており1時間の
林道歩きを強いられた。

2度目は曇天から小雨であり他の登山者は居ない
登山口から30分も行かずに大きな藪を搔きわける音を聞いて撤退した。

3度目は好天に恵まれた 山頂は残念ながら山脈に雲が流れて
眺めは今一つだった。

花は何と言っても林道歩きですぐ見れる「ソラチコザクラ」
開花時期が早くて2度の機会で1株づつしか見れなかったのも印象的。
また最初のゲートまでの車で移動中に見た「ハナシノブ」
やはり林道沿いに咲いていた「クリンソウ」が目立った
他はどちらかというと他の山に比べて種類は少なく感じた
時期的なこともあるだろうが。

 

 

 

 

 

 

 

「エゾノハナシノブ」

 

「クリンソウ」

 

「ソラチコザクラ」

 

「ヒメイチゲ」

 

「フイリミヤマスミレ」

 

「カタクリ」

 

「エゾエンゴサク」

 

「ミヤマキンバイ」

 

「オオサクラソウ」

 

「コバイケイソウ」

 

「エゾヤマツツジ」

 

 

 

※2010年5月3日、2012年6月3日、2013年6月23日撮影


【えりも町 えりも岬・百人浜の花】

2024年03月25日 21時35分31秒 | 高山植物・花 日高

 

北海道の南のとんがりである「えりも岬」と十勝側にある「百人浜」へ花見に行った
確かこの時は日高へ登山に行ったのだが曇りのため急遽、花見に替えた。

まず「えりも岬」
相変わらずの風と曇天のため花も揺れてブレブレの写真が多かった

 

 

「コハマギク」

 

「ゲンノショウコ」

 

「ノコギリソウ」

 

「エゾカワラナデシコ」

 

「エゾトリカブト」

 

「アザミの一種」

 

「ヒダカミセバヤ」

 

 

 

 

 

 

次に初訪問の「百人浜」

>襟裳岬から十勝方面に約10キロメートル続く砂浜「百人浜」は、その美しさとは逆に悲しい言い伝えが残されています。
その昔、海の難所として知られる襟裳岬周辺海域で、南部落の大型船が遭難し多くの水死体がこの浜に打ち上げられ、わずかばかりの生き残った人も、飢えと寒さで亡くなったというもの。その数が100人にもなったため名付けられたといいます。

道道34号(襟裳公園線)に駐車場が面していて、海側に百人浜へと続く散策路があります。
緑化事業観察塔からは、緑化事業で植栽されたクロマツ林を一望できます。

※えりも町観光ナビより

断崖の多い「えりも岬」と違い、砂浜が続くので海浜植物が豊富だった
9月中旬の訪問だったので初夏ぐらいからが見ごろかも知れない。

 

 

 

「ハマフウロ」

 

「ツリガネニンジン」

 

「ミヤマアキノキリンソウ」

 

「ハンゴンソウかアラゲハンゴンソウ」

 

「ヒメハッカ」 ※準絶滅危惧種

 

「エゾノコンギク」

 

「ハマナス」

 

「セイヨウミヤコグサ」

 

「ハマニガナ」

 

「シオガマキク」

 

「確認中→ノハラナデシコ」

 

「ツユクサ」

 

「ナミキソウ」

 

「キンミズヒキ」

 

※2012年9月15日撮影


【様似町 様似海岸の花】

2024年03月24日 17時27分02秒 | 高山植物・花 日高

 

様似町には「アポイ岳」や「日高ピンネシリ」などの登山が出来る山があり
日高山脈から派生した低山である
市街地は海岸沿いにあり、これらの山も海からわずかな時間で登山口へ行ける。

なので一部は山と海が同じような植物を見ることが出来る
だ表的なものは「ヒダカミセバヤ」と「アポイミセバヤ」である
私は「アポイミセバヤ」は見ることが出来なかったが「ヒダカミセバヤ」は
「滝野すずらん公園」でも見ることができる。

だがやはり現地日高へ行って、自然の「ヒダカミセバヤ」を見るに勝るものはない。

 

「ヒダカミセバヤ」

 

 

「エゾマツムシソウ」

 

「エゾカワラナデシコ」

 

「コハマギク」

 

「確認中」

 

「ツリガネニンジン」

 

「ハマエンドウ」

※2012年10月2日、2019年9月22日撮影



【様似町 様似山道の花】

2024年03月23日 20時10分49秒 | 高山植物・花 日高

 

「様似山道」

千島列島を伝って南下を続けるロシアの脅威に備えるため、江戸幕府が1799(寛政11)年に東蝦夷地に最初につくった道路の一つ。

日高山脈の南端のアポイ岳が海にせり出す交通の難所であった日高耶馬渓の断崖上につくられました。
明治以降、耶馬渓の海岸線に道路が整備されると、この山道は次第に廃れ人々の記憶からも忘れ去られていきましたが、30年以上前に地元有志によって山道跡が確認され、現在は延長約7km、行程約4時間のフットパスコースとして親しまれています。

コースはその名のとおり山道で、何度も渡渉を繰り返しますが、広葉樹の森林浴が楽しめ、途中には耶馬渓を展望できる場所や明治初期にあった旅籠屋の跡などもあります。
道中は看板のほか、樹木にピンクテープや赤札などがつけられていますので、それを目印に進んでください。

ルートは、東口(様似町字幌満)から入り、西口(様似町字冬島)から出ることをお勧めします。

※日高振興局HPより

 

訪問時は山と滝と花とが兼ね備えた場所と思い行ってみた
アフターで耶馬渓」も行って見たがそれは次回で

 

東口は、幌満川右岸から山に入る沢。
幌満橋の浦河側(トンネルの出入り口)に川に降りる階段がある
降りたら上流へ向かうと山への登山口がある。

小さな沢沿いを緩々と登ると両側にすでに花が咲いている
登りきると多少のアップダウンの道を行く
春先はエゾオオサクラソウが満開になりとても気持ちがよい

いくつかの沢を軽く超えたり小滝を見たり、断崖上から海をみたりと飽きない。

昔の旅籠屋の跡を見るとこんなところにあったのかと驚く
普通に?ヒグマがいるので熊鈴は必須だ。

下山すると折り返しは国道を駐車場まで歩くのが疲れる
民家の軒先でミヤマオダマキが今が盛りと咲いていた。

 

 

 

 

 

「エゾオオサクラソウ」

 

「ヒトリシズカ」

 

「エゾキケマン」

 

「オオバナノエンレイソウ」

 

「フイリミヤマスミレ」

 

 

 

 

 

「ホソバノアマナ」

 

「エゾオオサクラソウ」

 

 

 

1873(明治6)年から1885(明治18)年まで原田安太郎が旅籠を営んでいた跡で,4×7間の家屋跡が復元されている。

 

 

「ケマルバスミレ」 この先もここでしか見たことがないスミレ

 

「ニシキゴロモ」

 

 

 

ゴール

 

「ミヤマオダマキ」

※2011年5月24日撮影

 


【様似町 日高ピンネシリの花】

2024年03月22日 19時57分52秒 | 高山植物・花 日高

 

「日高ピンネシリ」のピンネシリはアイヌ語で「男の山」という意味を持つ。

北海道内に数か所、同名の山があるのでここでは「日高」を付けた。

アポイ岳と同じ山塊のため植生はほとんど同じだ
間に「吉田岳」を挟み健脚者は「アポイ岳」と縦走が出来る。

この山には2度ほど登ったが、2度目は8合目あたりで腰を痛め途中で撤退した思い出のある山。

登山口から稜線まで様々な花が咲く
2度の登山日はいずれも少しだけ早かったようだ。

アポイ岳のふもとにある「アポイ山荘」の奥側に登山口までの林道がある
また様似町の海側からも行けるが、こちらの林道で好きな花が見れて良かった。

 

 


「エゾオオサクラソウ」

 

「オオタチツボスミレ」

 

「オオバナエンレイソウ」

 

「ニリンソウ」

 

「フイリミヤマスミレ」

 

「ムラサキヤシオツツジ」

 

「エゾキスミレ」

 

 

 

 

「シラネアオイ」 咲いている花は見なかった

 

「サマニユキワリ」

 

「ヒダカイワザクラ」  稜線は強風だった

 

 

 

 

「タカネザクラ」

 

「アポイタチツボスミレ」

 

「コミヤマカタバミ」

 

「ミヤマスミレ」

 

 

 

 

登山口までの林道上で見た花

「クリンソウ」

 

「ヒダカハナシノブ」 同種のエゾノハナシノブとは毛があるかだが未確認

 

「エゾノイワハタザオ」

※2010年5月31日、2015年5月17日撮影