北海道の山登り・花・滝 大好きおぢさん日記

過去の記録を一つにまとめたブログで現役ではありません。

北日高岳 (148山目)

2022年03月27日 20時08分25秒 | 山登り 日高

 

 

登山日:2016/9/19

山名:北日高岳
標高:751m
場所:日高町
コース:岡春部沢コース
標高差:491m

ガイド標準時間:上り1時間50分 下り1時間20分 合計3時間10分
ガイド評点:40点(初級)

札幌発:6:50
登山口着:9:20
出発:9:30
山頂:10:50
所要時間:1:20
駐車場着:12:20
登山時間:2:50


山に関しては前回の登山から三ヵ月空いた。

この期間中は久しぶりに滝を中心に見て回ったのと
余市岳を登って体調不良により撤退してしまった……

今回は未踏で簡単に登れる山を探し、この山にたどり着いた。

 

 

道東道を穂別で降りて後は274号線を道なりに。
台風のおかげで日勝峠は通行止めで道の駅は寂しげだったね

道の駅を日勝方向に左折せず直進し
スキー場施設の左奥に向けて車を進めるとやがて看板。
そこに駐車し出発!


 

 

まずはしばらく沢沿いに林道歩きから

 

ほどなくして一度来たことがある「なみだの滝」へ
前回は写真より水量はあった気がする。

 

 

さらに緩い傾斜の林道を登っていく
右側から登山道に入るのだが最初にあったピンクテープはスルーし
案内表示より右手に入る。

 

ちょっと心配な橋もあるが問題なし

 

ここで分岐
山小屋??
この山にそういうのあるんだなぁ
でも山頂へ

 

登山道は概ねいい状態だ。

 

 

途中で見かけたキノコ3種

 

ここでネジバナ発見!
やっぱ花はいいよねぇ

 

渡渉もあって

 

調子よく登っていくと目の前がぽっかりと・・・

 

そこが山頂でした

 

 

空はきれいな青空とちょっと雲があるね
山頂はリフト降り場でもありここがいい休憩場所
ちょっとお借りして休ませていただく。

 

山頂から見る景色は残念ながら360度といかず
南側の日高山脈は見えないが北側の夕張山地からトマムの山が見えた。

 

間近に見える日高町の町並み。

 

夕張岳は雲の中・・・

 

お 芦別岳も雲の中だけどマッターホルンだけは見えた見えた!

 

気温がちょうどよくいい気分だなぁ
もちろんノンアルで乾杯。

 

のんびりと横になってみる
ここからは真っ青な空だ。

 

そろそろ下山に入る
帰途はスキーコースを一気に駆け下りる
時間短縮にもなるしね。

 

ところが意外と斜度がありジグザグで降りたり注意しながら降りる。
このコースの下部は夏はモトクロスのコースになっていた。

 

ここはまだ半分くらいで思ったより?長かったね~
それでも登山道よりは早いし違うコースで周回できるのはいいね!

もう秋も盛り。

 

スキーコースを降りたら林道入り口まで歩きがある
途中で台風の爪あとが

このために迂回ルートになっていた。

 

無事に車に戻ってきた
もう1台あるので今頃は山頂の人かな?

 

登ってみると札幌から高速でくるほどの山ではないかも知れない
でも天気、温度ともとても快適な一日を過ごせた。

温泉施設もあるけど営業していたかは不明
やはり冬がメインかもね
そうそうリフト施設がとても新しく見えてきれいだった。

日勝峠までが開通できたら
沙流岳とセットでもいいねぇ。


登山口9:25~山頂10:50~登山口12:20

 

登山アフターは長沼町の「あいすの家」でソフトクリーム




9月19日訪問

 

 


ペラリ山 (103山目)

2021年12月23日 21時00分50秒 | 山登り 日高

 

登山日:2014/5/18

山名:ペラリ山
標高:718m
場所:日高
コース:御園コース
標高差:518m

ガイド標準時間:1時間50分 下り1時間20分 合計4時間10分
ガイド評点:40点 初級

札幌発:4:45
登山口着:9:35
出発:9:45
山頂:11:00
所要時間:1:15
駐車場着:12:55
登山時間:3:10


今回の登山は日高地方
そこで登山の前にある花を見ようとちょっと寄り道した

以前に見た場所を覚えていたので林道から容易に到着


黒々とした崖に咲く
ソラチコザクラ。



この花が何故か好きなもんで・・・
この花だけ見に来ているようなものです。

満開にはもう少しかな?

 

 

それでは静内にある登山口を目指す。

何度か登ったピセナイ山の途中にある
深い山ではないのですが一度道を迷いましたw

駐車場に2台の車がすでに停まっているが
一組はその目の前で山菜採りをしており
実質の登山者は一組のようですねぇ

ただここよりもっと上の土場にも車が停めれるが
悪路が予想されるのでここから出発。

 

 

最初は林道をぐんぐん登って行く。

特にきつい箇所はなくときおり現れるオオサクラソウを
見ながらの登り。




がけ崩れの箇所に出るが車高の高い4駆車なら問題なさそうです
崩れていなければだけどね・・・


目の前にとことこ動く生き物が!?

逃げない

たぬき?




お~子ギツネかぁ

こんなかわいいキツネは見たことない!!

母親とはぐれたかな
早く会えるといいな。

 

 

林道沿いにヤマツツジが咲いていた。



よく見るのは紫系のツツジだが赤いのは始めてなんで
とても新鮮な感じだね。

 

 

スタートから40分歩いていわゆる登山口に到着。



ここまで車で行こうと思えば行けるかも
でもここから登るなら登り応えがないだろうねぇ

登山道に入る。

 

ますますオオサクラソウが増えてくる。
非常に気分が良いね~ピンクの花が大好きだからねw



 

丈の短い笹の中をぐいぐい登って行く。

 

 



 

そして登山口から40分
合計1時間20分で無事に山頂到着だ。



標識が朽ち果てそうだよ

 

 

山頂では地元の登山家さんと楽しい会話。
これがあるから山は楽しいのだよね

山頂標識の位置より少し移動したほうが山並みが望める。

少し手前側からは海に落ちるアポイ岳とピンネシリが見えた。

 

そして山頂標識をさらに奥に進み笹の踏み分けを辿る。

ここから名峰たちが見える
今日は残念ながらカムイエクウチカウシは見れなかったが
1839峰が一瞬、姿を見せてくれた。



大きな山だね~憧れの山の初見だ!

 

 

充分に撮影し会話をして先に下山。

ちょうど此花に間に合って良かったなぁ



 

順調に降りて登山道から林道に戻る。

山側の斜面に紫色の花が!?

 

おお ヒダカハナシノブか。

林道ではこの辺の1箇所でしか見れなかった

この後にピセナイ山への途中でハナシノブを見たことがあるので
そちらへ行こうと思っていたが運よくここで見れて本当に嬉しかったな

なんとも微妙な儚げなこの色が素敵だよ。




 

思ったより楽に登れたペラリ山。

無理に車で登らなくてもゆっくり林道を歩けば

子ギツネにも会えたしハナシノブも見れた

もう少し天気が良ければさらに名峰たちが望めるでしょうな

いい山だった。



5月18日 訪問

 

 


ピセナイ山(83山目)

2021年11月20日 09時23分24秒 | 山登り 日高

 

 

登山日:2013/6/23

山名:ピセナイ山
標高:1,027m 
場所:日高
コース:静内ダムコース
標高差:498m

ガイド標準時間:登り1時間50分 下り1時間10分 計3時間
ガイド評点:40点(初級)

札幌発:3:23
登山口着:7:00
出発:7:12
山頂:9:12
所要時間:2:00
駐車場着:11:22
登山時間:4:10

 

初心者レベルの山であれだけの日高山脈の展望の見れる山
ピセナイ山に2回目の登山。


前回はGWでまだまだ残雪豊かな歩きだったけど
今回は完璧な夏山で
しかも日高の高山はまだ雪をかぶってキレイだろうなと


行ってびっくり

締まっていると思われたゲートが空いていた!
確か10日前に確認の電話を入れたらまだ締まっていたので・・・
この場所まで車で来れたのはラッキーだった。




これで1時間の短縮だ
喜び勇んで最高の晴天の中、出発~

 



木漏れ日が綺麗だな。

 

登山口からまずは急登が始まる。

結構キツイ・・・


所要時間、35分で4合目
一休みだが残念なことに花がない
ちょうど春の花が終わったころだがなんとも寂しいものだ。

この山は合目の標識がわかりやすく付いているのがありがたい。

 

 

4合目の標識から10分
樹木の下に?ピンクの色?



おお


オオサクラソウだ。
サクラソウはどれも大好きなので良かった!

結局、オオサクラソウはこの株がラストであった。

 

8合目になれば笹薮も背丈が短くなり見通しが良い。

それにしてもここまでずっと樹林の中を登ってきて気持ちの良い風も吹いていた。
実に楽な登山で結局、ペットボトルは1本しか飲み干さなかった。

 

 

9合目 ここからの山頂はあと少し。

一応最後の登りが待っているが今日は楽勝だ
問題は山頂の向こうに日高山脈が見えるか?だ。

 

山頂までの登りで後ろを振り返ると
ペラリ山はくっきりだが海まではモヤがかかっている


さあ、あと少し

 

3年ぶりの頂上。

山頂標識は何も変わっていない



頂上には1組2人の男性先行者がくつろいでいた。
いい山だなぁ~

 

ちなみにこれが3年前の5月3日の山頂。
疲れた思い出が強いが今思えば楽しい山登りだったね。

 

上空は最高のいい天気なんだけどなー
やっぱり山脈上部は雲に覆われていた。


比較的、見えやすいイドンナップ岳からナメワッカ岳へ。

 

この山は終始きれいに見えていたね
1911峰かな。

 

うーん 一番楽しみにしていた
カムイエクウチカウシ山が見えない!!
隣りのピラミッド峰は低いから見えたのかな。

 

少しの間は待ったが状況は悪くなる一方で
1839峰もルベツネもペテガリも今回は見えなかった。

わずかに南の中ノ岳がとんがって見えただけ
残念!

 

下に高見湖 ダム湖で車は入れない

山脈山頂あたりだけ雲があるのが残念!

 

あきらめて下山に入る。
それでもいい天気に恵まれただけ感謝だ




降りる方向、ペラリ山に向かい降りて行く。

 

 

 

バイケイソウ

 

ヤマツツジ

 

無事に下山です

 

まずはゲート開放のため、ずいぶんと楽が出来た
これなら毎年、簡単に来れる。

だが、ソラチコザクラの群生を見たいなら、まだ林道整備でゲートが締まっている5月下旬から6月上旬。

どっちを取るかだが・・・



それにしても涼しくていい登りであった。

日高山脈の名峰は見れなかったがこれならね
何度でも行きたくなるねぇ

次回は3度目の正直でスッキリと見たいものだ。



おっと

ダニが多いね
これとクマだけ注意。



帰り道にはクリンソウが今が盛り
あ~いい山だった。


6月23日訪問。

 

 

 


アポイ岳 (60山目)

2021年10月14日 20時01分59秒 | 山登り 日高

 

 

登山日:2012/5/14

山名:アポイ岳
標高:810m 
場所:日高
コース:冬島旧道コース
標高差:740m

ガイド標準時間:登り2時間30分 下り1時間40分 計4時間10分
ガイド評点:45点(初級)

札幌発:2:41
登山口着:6:10
出発:6:20
山頂:9:35
所要時間:3:15
駐車場着:13:08
登山時間:3:33


4度目のアポイ岳
今回の主目的は「ヒダカソウ」が見れるかどうかです

過去3回には無い「幌満お花畑コース」を帰途にするコースへ。

 

今までで一番早くこの山を訪問したことになる

平日だからか車が少なかった



登山道、最初はおなじみのエゾオオサクラソウ
「エゾ」がつくと茎に毛が生えているんだよね
登り初めのこの花のロードは実に見事で幸先が良い。

 

 

 

ムラサキヤシオツツジ

 

順調に5合目の小屋へつき一休み
ここから山頂も海も一気に開ける登山の中で最初の景色感動場面だ




そしてこの登りから植生が変わる
アポイタチツボスミレ、キジムシロ
アポイアズマギクもたくさん咲いていた。
 
アポイタチツボスミレ

 
 
アポイアズマギク

 

急登りの途中で太平洋へ振り返る

この日は実にいい天気だった。

 

目当ての花
サマニユキワリもいい感じで咲いている

秋までいろんな花が見れる山だが
やはり春だろうなぁ

 


馬の背から山頂を見る

ここには小規模だがお花畑があり
(斜面のほうが花が多いが立ち入り禁止)



海もさらに広く見え
なんと言っても日高山脈の南側が見えてくる
再度、テンションの上がる場所だ。


稜線上トンガリ山
吉田岳とピンネシリは3コブ


南日高の山々

 

馬の背からまた植生が変わる

目的の花のひとつ
ヒダカイワザクラ

 

 

そしてこれも目的のエゾキスミレ

たくさん咲いていたが
これは上部の岩棚に並んで咲いていた
ピンクも黄色もきれいでかわいいものだね。

 

 

 

この後は山頂へ

山頂は木々があり眺めは良くない
今日は時間がないのとお目当てのヒダカイワザクラとエゾキスミレをたっぷりと撮影できたので吉田岳への縦走はやめておく



さて最大の目的の花を求めて
幌満お花畑へ向けて下山する

木々の間からトンガリの楽古岳が。

 

 

幌満お花畑はう~~ん笑てな感じで
この小さなスペースを守らなければいけないほど
盗掘が後を絶たないのかね 困ったものだ。


関係者の苦労がこの小さなスペースにある
残念ながら目的のヒダカソウは発見出来ず。

馬の背側と同じ花が中心だが
これは今年の初見
アポイキンバイ

 

ちょっと残念なお花見だったが
別のいいのが撮影出来た

天然記念物のヒメチャマダラセセリ

 

今度は動物で

かわいいシマリス君がチョロチョロせず留まってくれました。

 

再び登山道に戻り
5合目の小屋から山頂を見上げるが付近に轟く水の音・・・



中央の谷間にわずかだが滝を発見。

肉眼では見える部分で5メートルくらいだが
まだ下に続いているようにも見える

間違いなく滝はあった
この沢は登山中に超える沢とは違い地図に載っている本流のほうだろう
しかしアポイ岳は登山道以外は保護地区のため立ち入り禁止

おそらくこの滝が直下で見れることは不可能だろう
コンデジではこれが限度 写真では中央下にわずかだが落ち水が見える。

 

 

今までで一番早い訪問となった
4度目のアポイ岳
なぜかいつも好天だった気がする。


お目当てのヒダカソウはついぞ見ることができなかった

札幌へ戻り園芸店など見て見ると栽培種だろう
ヒダカソウの小さな一株が880円~1200円で売られておりすでに花が咲いていた。


もっと気軽に購入など出来たら
盗掘などされないのだろうか・・・

もっと若いころから山に興味があればね
きっと群れて咲く花が見れただろうね

 

やっぱり平日でもアポイはアポイ



5月14日 訪問

 

 


アポイ岳 (51山目)

2021年09月25日 21時33分29秒 | 山登り 日高

 

 

登山日:2011/8/21

山名:アポイ岳
標高:810m 
場所:日高
コース:冬島旧道コース
標高差:740m

ガイド標準時間:登り2時間30分 下り1時間40分 計4時間10分
ガイド評点:45点(初級)

札幌発:2:56
登山口着:6:04
出発:6:21
山頂:8:38
所要時間:2:17
駐車場着:10:52
登山時間:4:31


日高のアポイ岳はこれで3回目の登山になる
今年はお盆過ぎの日程で、春とは違う夏から秋の花を見るのが目的
アポイ岳は春から秋まで花の種類が変わり、豊富であるとのことです。

天気はくもりで今一つ
様似までの海岸線も暗いと寂しいね
駐車場は3~4台くらいで時期的には春のほうが人気がある

 

それでは3回目のアポイスタート

 

ほぼ登山口の入口に初見のノコギリソウが
白もあればピンクもある

 

夏から秋にお馴染みのネジバナ

 

同じくラン科のオオヤマサギソウ


春先ならエゾオオサクラソウが斜面に綺麗なんだよなぁ

 

これなんだ?キノコだろうけど鮮やかすぎる!

 

道も知っているし5合目までのペースがわかるので楽に到着

 

ここからが岩場の急登だ
樹林帯を抜け、山頂や様似の海が見える

 

春ならサマニユキワリが咲き誇る場所には
アポイマンテマが


イワキンバイは文字通り岩にへばりついている



アキカラマツ

 

エゾマツムシソウは岩場にも


エゾノハクサンボウフウは地味ながら岩場にあると可愛い

 

アポイハハコ 「アポイ」がつく花が多い

 

花はまだまだ続いて撮影のたびに小休止だから時間がかかるねぇ
でも疲れないんだよ

オヤマソバ

 

ウメバチソウ

 

エゾシオガマ

 

ハクサンシャジン

 

海岸から高地の岩場に多いダイモンジソウもあり

 

やっと9合目 たくさん花があったからゆっくりペース
今回は山頂まで行こう

 

今回でもっとも見たかったチシマセンブリ

綺麗で細かなつくりの花だ

 

とりあえず無事に山頂


それでもガイドでは山頂まで2時間半だが短縮できた。
ここでも小休止程度で下山とする

 

下山時での初見は最初は区別がつかなかったツリガネニンジンくらいか

 

下山中も花の撮影にいそがしく
気が付いたらもう登山口だった(笑)

 

駐車場までの間にシャクナゲも咲いていた

本当に豊富な植生はいつ来ても楽しめる

 

山頂が今一つのため、縦走を計画しなければ先に幌満お花畑を見て
ピストンで下山していいくらいの山だ

高山植物が好きな人には登山よりも花見だろうねえ
かくいう私も花を見に行きたい山なので、季節を変えて年に何度行ってもいい山です

ただ人が多いのでルールやマナーはきちんと守りたいよね

 

 


ペンケヌーシ岳 (45山目)

2021年09月13日 18時29分45秒 | 山登り 日高

 

 

登山日:2011/7/3

山名:ペンケヌーシ岳
標高:1,750m
場所:日高
コース:パンケヌーシ川六の沢コース
標高差:649m

ガイド標準時間:登り2時間20分 下り1時間50分 計4時間10分
ガイド評点:60点(中級)

札幌発:4:02
登山口着:7:11
出発:7:21
山頂:9:53
所要時間:2:32 
駐車場着:12:22
登山時間:5:01

 

なぜペンケヌーシ岳に登ろうと思ったのか記憶にないが
おそらく日高自体が憧れであり、比較的単独初心者でも楽しく高山気分で登れそうと思ったことと、滝が見れること
そして日高山脈では唯一のコマクサ自生地だから見てみたい が動機だと思う。

 

ペンケヌーシは地理的に北日高に当たるので日勝峠を目指す

久しぶりに「日高道の駅」へ
道東道の有料化により以前の賑やかさを取り戻しつつある

さてまずは日勝峠に向かう
途中の右手、牧場へ向かう舗装道路が登山口への入り口だが
気づかずやり過ごしてしまい途中で気づき戻って見つけた。

 

途中から砂利になるが路面は走りやすい
中ほどでチロロ岳登山口があった。
 
登山としてはチロロ岳のほうが人気があるのかも
すでに2台の車あり。

やがて段々と道は荒れて崩壊やがけ崩れをかわしながら
約20キロほどで駐車場に到着
さすがに登山口まで緊張の運転が続いた。



車は1台で 正面に轟音とともに滝の一部が見えている
記帳しロープをくぐってすぐ滝の前に立つ

 

滝の撮影をして登山のスタートだがノートの記録では私の前に
単独男性が1時間半前に出発している
やはり初めての山で誰か先行者がいるとほっとするよ。


登山道はこの滝を大きく迂回してから滝上を渡渉する
前回の赤岳では時期が早すぎ花の種類は少なかったが
いきなり朝露に濡れたミヤマスミレの群落から。

 

ムラサキヤシオツツジ


滝上流の橋は落ちていたが問題なく渡る


やはりここも残雪が多く、通常の沢ルートを少し行ってから
迂回ルートに入った

*現在のルートは不明

ここにもキバナコマノツメ

 

ミヤマハンショウヅルやノビネチドリもあるねぇ

迂回ルートは面白みが無いが花が慰めてくれた。

 


途中、芽室岳、ルベシベ岳が綺麗に見えるポイントがあった

 

迂回ルートと沢の合流地点に上から落ちる沢がありマークがあった
ここから登っていくのだ

さあ気合入れていこう

 

沢登りと言っても巻き道がしっかり着いており沢に沿って
登るという感じで登山靴で十分だった。

途中で白いショウジョウバカマを初見した
紫だけかと思ったら・・・もしかしてこれから色が着くのかな?

 

イチゲなど巻道にも花がある

 

源頭に近づくとぽっかりと開け、第一のお花畑に
まだ時期的に早く花はない 稜線まであとふた頑張りのところか
面倒なので上部の雪渓を両手を使い直登する


雪渓を登りきり振り返ると左に「芽室岳」
右寄りに「ルベシベ岳」が綺麗に
今日は天気が良くてよかった!

 

やっと稜線に出たとたん山頂手前のピークがくっきりときれいだ
この近辺のお花畑はまだ早くて雪ばかりで何もない
と思ったら、ここから次々と・・・

 

まずは今年初見のエゾノツガザクラ
淡いピンクがいいアクセントになっている

続いて日高地方に多い ケエゾキスミレ
結構大柄だね

 

これは珍しいか?
シラネアオイの白花の群落
花畑の斜面なので近くに寄りません

 

山頂までに岩場もありミヤマダイコンソウやイワウメがいっぱい
他にもチシマキンレイカがツボミでもう少し




稜線から岩場と、いい感じでそこでの場所で花が見れる
頂上まではウラジロナナカマド、イソツツジの群落の中を歩く




非常に気持ちよく頂上へ
標識の左にポッカリと芦別岳が雲海から顔を出す

 

こちらは夕張岳 

 

山頂からの展望を・・・
左から富良野岳~十勝連山から薄くトムラウシ山まで
トムラウシは肉眼では雲海の上に綺麗に見えたのです

 

日高方面を・・・
稜線上のポコを越えて右から双峰のチロロ岳 左奥に100名山の幌尻岳が薄く見える

 

奥側、右に幌尻岳~三角が1967峰~ピパイロ岳、間が空いて伏見岳~十勝幌尻岳

 

 

伏見岳の奥に大きな十勝幌尻岳。



いずれにしても素晴らしい景観だ!

 

 

 

降りるのが名残惜しい
しかし帰途も時間がかかるので、後ろ髪をひかれながら下山へ

 

再び岩場に戻ってくるとコマクサを発見



コマクサは日高山脈で唯一ここにしかないと言われている
お花畑が全然見れなかったので期待薄だったが
ツボミで満足 撮影出来て本当に良かった!



大雪のような大きな群落ではなく
ただただ登山者のマナーと盗掘からなんとか
しなければいけないくらいの株数だったと思うが

イワヒゲやピンクがかったイワウメも可愛い

 

残雪は固い箇所もあり注意しながら降りる
沢も下りはより慎重に

 

迂回ルートとの合流地点
ここまでくれば後は作業道的な道を下るだけだ

 

最後の沢で最後の花はウズラバハクサンチドリ

 

無事に駐車場へ到着 まずは林道を慎重に戻り274号線まで出れば一本道だ

 

沢伝いに登り降りるのは初めての経験であり、いい山登りで終始した。


やがて沢を詰めて源頭から山頂へ? 
なんて時がくるかも知れないがなんとなく雰囲気だけは味わえたねぇ

素晴らしい天気と景観、コマクサと登山者との会話

ペンケヌーシ岳、思い出に残る いい山行であった。


7月3日訪問

 

 


様似山道

2021年08月27日 19時37分40秒 | 山登り 日高

 

 

今回の休みは山にしようか山道にしようか迷ったが
久々の大好き日高であり
滝も花もありそうな様似山道へ行ってきた。

濃昼山道も有名であり各地の古い旧道や山道が
ちょっとしたブーム??

 

幌満トンネルを越えて橋を渡りすぐ駐車。

徒歩で橋を戻るとトンネル出口のところに
川原に降りる階段があり、橋の下を通って上流へ

 

 

すぐに山道入り口



 

沢沿いを登っていきます

廻りにはすでにエゾオオサクラソウやスミレ、オオバナエンレイソウ
など咲き乱れで綺麗だ・・・

 

いたるところにピンクや赤のテープがあり迷うことは
ないようだ

沢から登っていくと、やがてこんな感じで 
地面が落ち葉でフカフカ気持ちいい徒歩が続く

 

ドキっとした
土の部分にはしっかりと獣の足跡が

鹿の足跡は結構見たが
このツメからして熊かな

鈴を振り回しながら歩いて行く

 

最初の顕著な渡渉地点でかわいいナメを見る

小さいながらも立派な滝つぼを持っており
ちょっとびっくりだ

落差1メートル F1とは呼べないなぁ

 

 

ここは渡渉後で

一番きついところか ロープ頼りだが右上には
すぐ道がついている

 

渡渉後に坂を上って振り向くと

あらら きれいなナメがあったんだ
何気ない山道に少しでもこんなの見つけると清涼感があるね

 

 

途中の崖上から海と国道が見えた!



やっぱり下の景色が見えると安堵する
平日だし人っこ一人いないからね
熊も怖いし事故も怖い


道中はエゾオオサクラソウのロードとなっていた
ふつうのオオサクラソウと違うのはエゾには茎に毛が生えている
日高地方のはエゾオオサクラソウが多いようだ

この時期の主役は何と言っても

エゾオオサクラソウ

いたるところに咲き誇る

 

幌満入口から約3km地点に原田宿跡がある。
1873(明治6)年から1885(明治18)年まで原田安太郎が旅籠を営んでいた跡で,4×7間の家屋跡が復元されている。

12年間の営業だったが、よくここで営んだものだ
旅人には熊の恐怖もあるし重宝したと思う

 

渡渉は4か所だったか…忘れた

 

 

今回の初見の花 マルバケスミレ?



白いスミレが咲いているサイトを見たので注意して探したつもりだが見つけられずに半分くらいまで来た
倒木に座って休憩中。

目の前の木の根元に白い小さな花が!!!

それがこれでした
ゆういつの初見の花 ひとしおうれしいね

 

 

 

アポイ岳は雲で見れず残念
今日一日ずっとすっきりしない天気だったなぁ

 

山から一気に下りたら昆布干し場のある舗装道路へ
これをそのまま直進すると再び山道へ入るが
ここ「コトニ」で終了とし国道へ向かう



結局今日はほとんど曇りで肌寒かった
おかげで大汗をかかなくて済んだので
結果オーライかな?

 

もう少し山道は続くらしいが今回は「コトニ」で国道に降りた

あとはこの道をトボトボと戻るだけでまったく味気ない
それでも民家の前に咲くミヤマオダマキを見る
これは庭から種が飛んできて咲いたか



 

日高耶馬溪と言われるこの海岸沿いを行かねば・・・

このままだとトンネルを二つも通らないといけないので
山中トンネルから右へ 旧道を行ってみる

車止めもなく車両通行は出来るようだが1台も通らない。


国道沿では大型も含めビュンビュン飛ばして走るから
歩道を歩いていても怖いのだ

すぐに民家?昆布漁の番屋か?

2棟の家の間に??



滝だ・・・
こんなところに! 
下部にはホースなどで取水しているのがわかる

予想をしない滝が出現するとうれしい私だ
ここを通って良かったV

 

気分を良くし

山中第二隊道をくぐるとまた民家が・・・




上記のような滝が他に3つ確認でき、それぞれ民家が水を引いているようだ
上部が崖になっている地形ゆえ山道で見た沢が落ち込んでいるのだろう。

 

 

様似山道を越えてコトニで国道に降り
旧道から国道トンネルを通り抜けて無事に
車まで帰ってこれた

山では花あり熊の足跡あり沢もあり
小一時間でいにしえの古道を気軽に歩けるように整備してくれている

海沿いには断崖と集落があり、崖にあるものを見つけた
これは晩夏に来なければならないなと楽しみが増えた。



出発6:45~帰還10:00 所要時間 3:15であった

 


坊主山 (26山目)

2021年08月14日 12時35分34秒 | 山登り 日高

 

登山日:2010/10/11

山名:坊主山
標高:790m
場所:夕張山地
コース:旧穂別町稲里コース
標高差:270m

ガイド標準時間:登り1時間20分 下り1時間 計2時間20分
ガイド評点:35点(初級)

札幌発:5:02
登山口着:9:00
出発:9:11
山頂:10:02
所要時間:0:51
駐車場着:11:50
登山時間:2:39

 

もともと日曜日に行く予定だったが雨のため祝日の月曜に変更。

ここのところ信用していない天気予報では穂別は9時から晴れマークだ 
2千メートルを超える高地ではないので今日は信用しようといつもは先に行く山を後回しにしショロマの滝見を先にしたがこれが大正解!


道には看板がとりつけており間違うことはない 
二つ目の分岐からダートだがここも気にするほどの悪路ではない 
最後の二股ゲートを右に入り登山口へ到着。


道道から登山口までゆっくり走って20分 
それから準備をし今回は屈伸運動やアキレス腱を伸ばしたりと準備運動を念入りに9時10分 

さあ出発!

 

最初に少しだけ登りがあるだけで急登はない 
わずかな傾斜のきれいに刈り分けられた道をじっくりと登っていく 

とにかくきついところがない 涼しい秋風が吹き雲が割れて青空も見えて来た

 

石が少ない登山道に落ち葉が落ちてフカフカ気持ちいいね
この山も花が多い山とは聞いていたがさすがにこの時期になったら何も見えない

 

こんな小さな山でも水場もちゃんとあって気分を盛り上げてくれる
紅葉はもうちょっとなのか今年はこれで終わりなのか でも綺麗です

 

やがてこんな立派な山小屋へ「山小屋坊主」素敵な名前だ 
この時期は鍵はかかっていなく中へ入れる 
ストーブや鍋、コンロもありペットボトルの水もあった。

ここでパーティできそうだね

 

この山で見た1つ目の花で最後の花だった。
コウゾリナ?普段は撮影していたかなw

 

上空は青空だが残念ながら雲が低く立ち込め夕張岳、十勝連山、北日高はおろか目の前のハッタオマナイ岳でさえ山頂は見えない

それでも天気が良く風も心地よい もはや頂上だ

 

 

あっとゆうまに山頂だ 9時10分出発~山頂に10時ちょうど 
ゆっくりめで50分だからてくてく行けば40分で着くね

 




先行で3名の家族らしいグループがいる いいねぇうらやましい
とにかく雲がかぶり良くわからないのでお父さんに山の方向を聞いてついでにシャッターも
押していただく 標識と一緒に撮るのも楽しみ

無事に21座目 登頂 バックは夕張岳遠景 山頂は雲の中

 

展望はまさに360度 坊主山たるゆえんで遮るものは何もない 樹木が少なく笹原の山だ

方向は確か支笏湖方面の山を

 

すっかり山のブログになっているw 
せっかくの展望が見えないが雲が早いスピードで動いており少しも見えなかった夕張岳の前岳の部分が見えてきたのでまずは腹ごしらえ
珍しく弁当持参だが ウマイなぁ なぜ山で特に山頂で食べるメシはウマいのか 

朝昼兼用でしっかり食べて羊羹まで食べてしまう コーヒーでも飲もうと思ったが風が強く止めておく
家族さんも食事し下山するようだ 一度来たことがあるようで景色にはこだわらないのかな

ひとりぼっちになって数分後 
目の前のハッタオマナイ岳が姿を現した 
同時に夕張岳もすっかりオープンになったぞ!


8月に登ったときを思い出す(下山で膝を痛めた思い出・・・)右側にするどい山頂 
そのすぐ左の二つの突起は熊が峰と釣鐘岩 さらにポチっとガマ岩 平らな前岳湿原と尖った前岳だろうか 
芦別岳はこの角度では陰で見えないようだが う~んいい眺めだ

 


北日高の山々が顔を出した 右から憧れの幌尻岳~戸蔦別岳~北戸蔦別岳~ピパイロ岳




いずれも初めて見る山容だが特に幌尻岳は山脈最高峰であり100名山のひとつとして貫禄十分だ 
いつかはあの山にも登りたいね 
伏見岳に登ったときに見るチャンスだったが一面ガスのため断念 遠景ではあるが実に嬉しい。

家族さんももう少し留まっていたらね~

 

結局、山頂に一時間以上いたことになるがおそらく今までの中で最長の時間だろう
なんといっても降りるのも帰るのも時間に余裕があるからね

ちょっと降りて振り向くと左手前にハッタオマナイ岳と先ほどの山々がさらに鮮明に見えていた。



今日この時間に来てよかったよ

 

今までの登山は登りに苦しくて下りも足を痛めたり、花や滝があればまず楽しい行程と思っていたがこの山は登ること自体が楽しい。

山としてはハイキングのレベルなんだろうがこの時期には落ち葉が絨毯のようにフカフカと・・・
水場もあれば立派な山小屋、そして360度の一級の展望。

行程に時間がかからないので山頂でのんびり過ごせるのもよいね

何よりこの日は天気が良く先に滝見も出来たのでいいことづくめで帰宅した 
こんな山はまだあると思うので探す楽しみもあるんだね!



10月11日訪問

 

 

 


アポイ岳 (24山目)

2021年08月10日 19時11分09秒 | 山登り 日高

 

 

登山日:2010/8/21

山名:アポイ岳
標高:815m
場所:日高
コース:冬島旧道コース
標高差:740m

ガイド標準時間:登り2時間30分 下り1時間40分 計4時間10分
ガイド評点:45点(初級)

札幌発:4:39
登山口着:7:59
出発:8:15
山頂:八合目まで
所要時間:
駐車場着:12:52
登山時間:4:37

 

21日の土曜日 急遽、アポイ岳に行ってきました
 山へとゆうよりは今年最後の花を見に行こうかと。



平日だったからか、車は他に2台だった
アポイにしては少ないな

出発しても春のようなオオサクラソウの出迎えもなく寂しく林間を登っていく

それでも時にはこんな花も見れた

オオヤマサギソウ はラン科の花

 

花の撮影が無いので早々と5合目到着
この時は山頂を仰ぎ見る

 

アポイ岳の花はここからが見たい花が多い

一番見たかったのがチシマセンブリ
小さな花なのになんと複雑なのか
五合目より上でたくさん見ることが出来て大満足。

 


きれいなピンク系の花を イブキジャコウソウ 小さな花だね

 

 

次にハクサンシャジン これもたくさん見れました。



微妙に違う、モイワシャジン これひとつしか見れなかった

 

 それにしても・・・暑い!

 

同じく初見の花、エゾマツムシソウ。 

 

五合目あたりからいろんな花が見えてくるが最初に見る花をどうしても撮影してしまう。
もう少し登って行くともっと撮影しやすい場所に咲いているものだ 
だけど最初に見た時点ではこの先に咲いているのかがわからないので無理な角度でも我慢して撮影する

 

おなじみのネジバナ ねじりがちょっと足りないか

 

やはり目立つ黄色い花も キンロバイ 
これはたくさん咲いていた。
黄色はほかにサマニオトギリが1輪だけ見ることが出来た

 

赤い花のナガボノワレモコウ 高山植物で赤って秋を感じるね。

 

振り返ると様似の海が綺麗だ

 

山頂も、もう少し

 

まだ花は続く

アポイハハコ はアポイ岳の固有種

 

チャボヤマハギ

 

アポイのダイモンジソウは花が太いね

 


馬の背(8合目)で小休止

吉田岳からピンネシリ

 

画の八合目を過ぎたあたりでもう新しい花はないだろうと思い降りて馬の背で食事をした。

やはり保冷パックが威力を発揮!ドリンクもチーズもソーセージもチョコもフルーツ缶詰も冷たくておいしい

 

最後に撮り損ねた花を探しながら下山した 今回の山頂は8合目でいいや

エゾシオガマ

 

ミヤマウズラ

 

ノコギリソウはほぼ登山口に咲いていたのを気が付かなかった

 

無事に帰還

 

2度目のアポイ岳もまずまずの成果で終った。
晴天は大歓迎だがとにかく暑い!すれちがう人達も皆、つらそうだ
とくに五合目からは日向の急登が始まるのでつらいところ 

だが花達が多く迎えてくれるのも五合目から 
見つけては撮影で歩を止めると汗がダラダラしたたり落ちてくる。

展望は最高!特に北見市からこられた単独さんと話をしたが地元の山では海が見えるのは珍しくとても感動したとのこと。
そういえばそうだよね こんなに海が近くに見える登山はそんなにないだろう

昨年から登山を始めてついに24回目で山頂を踏まなかった。

登ることは出来たが特に悔いがないのは5月に一度登ったからだろう 
景色のいい山頂でもなかったし・・・



さすがに足は異常なくリハビリの意味でもいい登山になったなぁ

さあ次は大雪か日高の初心者向けの山へ

 

 

 

 


ピンネシリ(日高) (14山目)

2021年07月23日 21時35分42秒 | 山登り 日高

 

 

登山日:2010/5/31

山名:ピンネシリ
標高:958m
場所:様似
コース:北尾根コース
標高差:521m

ガイド標準時間:登り2時間20分 下り1時間50分 計4時間10分
ガイド評点:45点(初級)

札幌発:2:11
登山口着:6:40
出発:7:02
山頂:8:47
所要時間:1:45
駐車場着:10:32
登山時間:3:30

 

 

何と何と今月4回目の日高です

1回目 残雪残るピセナイ山へ感動の初登頂
2回目 隠れた滝を探しに三石川へ 支流の滝を見れた
3回目 花の山アポイ岳で満喫満喫

先週、アポイ岳と吉田岳へ登ったとき同じ山塊のピンネシリの三峰がかっこいいのと
より日高山脈に近いピンネシリのほうが展望は良いだろうと本日、月曜日の登山となった



天気予報では道内みんな良かったが日高の状況が良くない 昼過ぎまでくもりだ
確かに様似に近づくと雲が厚くアポイ岳が見えない しかもアポイ山荘を過ぎて長い林道走りはガスの中 
登山口でゆっくり準備したが雲は厚いまま
ただ林道でクリンソウを初見した!これはうれしい 

 

登山口に到着も、車はゼロ
しかもガスが濃く風も強く、寂しくで腰が引けた

まあでも山の天気は変わりやすい 今日は他にも目的あるしさっさと出発だ!

 

さてピンネシリは○合目の標識はない スタートからつづらで登り一本だ
ここもアポイ同様にエゾオオサクラソウのロードがあり、イチゲと一緒に頂上までずっと付き合って
くれた

日高のオオサクラソウは茎に毛があるエゾオオサクラソウが多い

エゾオオサクラソウ


ニリンソウ


エンレイソウ

 

4合目くらいかな?目の前が開けたとたんの大展望 すごいなぁ




右にトンガリ頭の楽古岳、左に南日高の盟主神威岳

すっかり快晴となった!やはり山の天気は変わりやすい笑
良いほうに変わるのは大歓迎 ただずっと登りの山だ



多少アップダウンがある山が多かったので標高の割りに疲れるがその分、帰途が楽そう 稜線歩きが気持ちいい。
地面がなんとゆうかホカホカしてるとゆうか絨毯を歩いているみたい 
日が当たるが風が丁度よく涼しい 
岩場のトラバースにはヒダカイワサクラやサマニユキワリなどアポイ岳と同じだ アズマギクが見れなかったのが残念

サマニユキワリ

 

 

エゾキスミレ



山頂を見る 二つ目のピークが山頂だ まずこの手前のピークをパスする
北側にはまだ雪が残り、ヤマザクラが咲いているじゃないか

 

一つ目のピークを超え二つ目をトラバース中、振り返る やはりその奥には南日高の
大展望が ピセナイは中部から南まで広く見ることが出来るがピンネシリは南部の
展望台といったところか ピセナイより近く見える気がするね




この足元にも可憐な花たちが咲いている 
普通に道の真ん中に咲いているからこのへんが人気のアポイとは違うだろう
 
やはり私以外に今日この山を登る人は見受けられない 
残念なのはシラネアオイがちょっと早すぎて開花を見れなかった



さあ、もう少しで頂上

 

 

無事山頂へ
 標高は950メートルくらいで花が多い、岩場もあり、稜線歩き、トラバースと変化があっておもしろい
かつ展望も良いので初心者向きに非常に良いと感じた



山頂はあまり広くないがこの山にはいいだろう アポイ岳や吉田岳の円錐ぶりもかっこいいぞ 
下は雲が厚く太平洋は見えなかったがまさに360度の展望あり
いい山でした

 


下りは一箇所だけ登り返しがあったがあとはもう下り下りで撮影もしたが50分で降りてきた 
登り1時間45分 下り50分 アイヌネギロードもあったよ
 
アポイタチツボスミレ


 
ヒダカイワザクラ エゾキスミレ




*ノンストップの下りも疲れる 足がパンパンだわ

思わぬ日高続きだがとても充実した5月だった
ピンネシリはアポイより人が少なく変化にとみ野性味があるので、アポイとセットとか
日を分けて登ると面白いと思う

どちらも初心者向けの楽しい山だ。

 

アポイキンバイ