夢をかなえる新聞・聖教新聞 -人間革命の指針-

聖教新聞は夢をかなえる新聞です。その中より「新・人間革命」、名字の言、体験から夢をかなえゆくための指針をつづります。

「私たちは“朝の外交官”」 11/23

2011-11-23 22:23:00 | 名字の言
炊飯器、電子レンジに、食洗機……文明の利器は、朝の台所を随分楽にした。しかし今でも、カーテンを開けたり、朝寝の家族を起こしたり、家族で一番の早起きはお母さん、という家庭は多いのではないか▼なかでも「無冠の友」(=本紙配達員)の朝は、とびきり早い。冬に向かうこの季節、来る日も来る日も、使命の道を走る友の労苦に思いが募る。もちろん、壮年配達員の活躍も神々しい▼ある支部のヒヤリハット配達員会に参加した。各地区の配達地図を準備し、危険な所に印を付けながら、ヒヤリとし、ハッとした体験を語り合い、安全への知恵を絞った。「私たちは“朝の外交官”」「配達の時は、絶対無事故、それだけを考えています」。学習DVDで見た無冠の友の真剣さに、胸を打たれた▼きょう23日は、二十四節気の一つ「小雪」。天気予報でも雪のマークを見るようになった。冬道は暗く、凍結や積雪で一層、危険が増す。反射材の利用、自転車の左側通行の徹底、段差に細心の注意を払うなど、絶対無事故の取り組みを確認したい▼無冠の友は、本紙を読者に届ける“最終ランナー”であり、一日の開幕を告げる“広布の第一走者”である。無事安穏を、創価家族の全員で祈りに祈りたい。(城)

共戦10

2011-11-23 22:21:11 | 小説「新・人間革命」
 会館は、同志の浄財によって、つくられたものだ。したがって、どこまでも大切に使用することが鉄則である。山本伸一は、すべての幹部が、その精神に徹し切ってほしかったのである。

 午後五時前からは、伸一が出席して、県の日を記念する代表者勤行会が開催され、引き続き、中国方面や山口県の幹部との懇談会がもたれた。懇談会の会場には、あの開拓指導の折に、伸一の激励で立ち上がった人や、話を聞いて入会した人たちの顔もあった。

 「皆さん、お楽に! 共に汗を流した、懐かしい広布の戦友とお会いできて嬉しい!」

 満面に笑みを浮かべ、目を輝かせて、伸一を見つめる六十代前半の男性がいた。山口開拓指導のころ、リウマチで苦しみ、「信心で本当に克服できるのか」と食い下がってきた増田一三である。

 彼は、盗難に遭ったりすると、信心に疑いを起こし、文句を言うために、東京まで伸一を訪ねて来た。そのたびに、伸一は、精魂込めて指導を重ねた。温かく包み込み、諭すように励ますこともあれば、厳しく信心の姿勢を正したこともあった。

 また、増田のリウマチが再発した時には、懸命に題目を送り、励ましの手紙を書いた。

 伸一は、彼には、何度となく、「大事なことは、疑うことなく、信心をし抜いていくことです」と語ってきた。その増田が、歓喜に満ちあふれた姿で、集って来たのである。

 「増田さん、どうぞ前においでください。お元気で何よりです」

 増田は、前に来て座り、にこやかに語った。

 「ありがとうございます。先生には、いつも愚痴と文句ばかりぶつけまして……」

 「いいんです。愚痴や文句は言わない方がいいに決まっていますが、どうしても、心が収まらない時には、先輩幹部にぶつかって、指導を受けていくんです。陰で文句を言ったり、一人で悶々としていてはいけません。増田さんは、文句を求道に変えていったから、ここまで信心を貫くことができたんです」

11月22日(火)のつぶやき

2011-11-23 01:49:45 | 夢をかなえる新聞・聖教新聞
09:40 from モバツイ / www.movatwi.jp
心で見るというのは相手側から見ること。自分側から見ていたのを、相手側見たときに、初めて真理が見えるのです。そのとき、科学や哲学を超えて、詩人は物事を語れるのです。金子みすゞという人は、そういうことを分かりやすい言葉で書いた、まれに見る詩人です。(金子みすゞ記念館長・矢崎節夫...
by seikyo_dream on Twitter