夢をかなえる新聞・聖教新聞 -人間革命の指針-

聖教新聞は夢をかなえる新聞です。その中より「新・人間革命」、名字の言、体験から夢をかなえゆくための指針をつづります。

「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督 7/31

2011-07-31 21:56:49 | 名字の言
女子サッカーの頂点に輝き、世界を驚かせた「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督。「身だしなみに細心の注意」「常に笑いを忘れない」など、選手の統率術に注目が集まった▼だが逆に、男性チームを指導する女性監督の存在は珍しい。それも相手が、プライドの高いプロ集団ともなれば、苦労は並大抵ではないだろう。米国で男子プロバスケットボールチームを率いるナンシー・リーバーマンさんは、その希有な一人だ▼彼女自身、男子プロリーグで選手として活躍した経歴を持つ。「監督はチーム全員の尊敬を勝ち取っています」と、選手の全幅の信頼を集める。一昨年秋、就任要請を受けた時、彼女は語ったという。「努力して目標を達成しようとする人生から引退することなんて、できませんよ」(「クーリエ・ジャポン」8月号)▼困難に挑戦する生き方を貫くからこそ、信頼が集まることを教えられる。〝挑戦する人生〟の人に限界はない。引退もないのである▼「南無妙法蓮華経の信仰は、向上を意味する。無限の向上である」。1945年(昭和20年)、出獄し、焦土から学会の再建に立ち上がった戸田第2代会長は、こう記した。常に挑戦、常に向上――ここに幸福の極意があり、創価の魂がある。(宗)

中国の作家・魯迅の生誕130周年 7/30

2011-07-31 21:55:55 | 名字の言
本年は中国の作家・魯迅の生誕130周年。青年時代、医師を志し日本に留学した魯迅が、仙台医学専門学校(現在の東北大学医学部)で学んだことはよく知られる。恩師・藤野先生と出会った杜の都・仙台は、彼の心の故郷となった▼帰国した魯迅は、抑圧下にあった中国を変革するために、文筆家に転身。政敵の弾圧をかいくぐり、140ものペンネームを使って、民衆を啓発する文章を書き続けた。真骨頂は「ねばり」であり、「絶えず刻む」ことだった▼魯迅が青年に贈った言葉にこうある。「深林に出会ったら、伐りひらいて平地にすることができるし、荒野に出会ったら、樹木を植えることができるし、砂漠に出会ったら、井戸を掘ることができる」(増田渉訳)。どんな逆境も、無理だと諦めない限り、強い意志の力を持ち続ける限り、変えていけるとの叫びだ▼32歳の池田名誉会長が第3代会長に就任する前、自身の日記帳に魯迅の言葉を綴った。「路とは何か。それは、路のなかったところへ踏み作られたものだ。荊棘ばかりのところに拓き作られたものだ」(竹内好訳)▼一歩を踏み出せば、路ができる。その路が、後に続く人への希望となる。希望とは、前進の中から生まれるものである。(進)

7月29日(金)のつぶやき

2011-07-30 01:41:06 | 小説「新・人間革命」
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「あの人のおかげで今がある」 7/25 #goo_ningenkakumei http://goo.gl/UNECT
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「丘の一本松」 7/26 #goo_ningenkakumei http://goo.gl/JfsIJ
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彼女の方が、レースを楽しんでいるのかも 7/27 #goo_ningenkakumei http://goo.gl/wVz6u
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関西創価学園の金星寮生から手作りの貼り絵とアルバム 7/28 #goo_ningenkakumei http://goo.gl/qmyNH
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「忘れない」―エネルギーも、そこに生まれる 7/29 #goo_ningenkakumei http://goo.gl/kMIax
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「忘れない」―エネルギーも、そこに生まれる 7/29

2011-07-29 08:33:48 | 名字の言
人間は忘れっぽい。防災対策を考える上でも、これは困った〝人間の大法則〟だ、と畑村洋太郎氏は語る▼氏によると、忘れっぽさには「三」という数字がカギになるらしい。「三日坊主」という言葉があるように、同じことを「三日」も繰り返していると、人間は飽きてしまうもの。被災の記憶も「三年」「三十年」とたつうち、だんだん薄れ、「三百年」もすれば社会の中で、それは「なかったこと」になってしまうという(寺田寅彦『天災と国防』講談社学術文庫の解説から)▼畑村氏は「失敗学」の提唱で知られる。事故や失敗の事例を分析し、将来のために生かす学問だ。失敗の責任を追及するだけでなく、皆が失敗の知識と教訓を共有していく。それが創造的な社会を築く力になるからだ▼「忘れない」――創価の運動エネルギーも、そこに生まれる。草創の父母が額に浮かべた、労苦の汗を忘れない。苦難を共に乗り越えた、同志の笑顔を忘れない。渾身の励ましを送り続けてくれた人生の師の、信頼と期待のまなざしを忘れない。広布の「記念日」とは、想起と決意の縁である▼忘れない限り、縁ある人々は永遠に生きている。生死を超えた〝魂のスクラム〟で、不撓不屈の新たな一歩を踏み出そう。(克)

関西創価学園の金星寮生から手作りの貼り絵とアルバム 7/28

2011-07-29 08:33:10 | 名字の言
関西創価学園の金星寮生から手作りの貼り絵とアルバム、東京の栄光寮生からは、校歌「草木は萌ゆる」を歌い上げたCDが、東北の被災地に贈られた。震災4カ月の今なお、復興を願い、思いを寄せ続ける学園生の心がうれしい▼5月にも関西校に学ぶ高等部員から、被災地の未来部員にメッセージカードが届いた。阪神・淡路大震災の5カ月前に神戸で生まれた生徒は「神戸市民こそ、同苦の思いで祈ってまいります」と▼同じ神戸生まれの男子は「震災当時、たくさんの東北の方々が神戸を助けてくださった」と記し“感謝の思いを込めてメッセージを書きました”と続けた。カードを手にした未来部員は、被災地を思う学園生の心に感動したという▼「思いやる」とは、相手の立場や気持ちを理解しようとする心の意。相手の心に寄り添い、言葉をかける。横に座っているだけで、最高の思いやりになる時もある。相手を知ろうと努力した分だけ、相手の心に伝わるのだろう▼「自分だけが」という自己中心性を乗り越え、他者を思い、自他共の幸福を築くのが創価の精神である。関西学園の「平和教育原点の碑」に刻まれた、池田名誉会長の言葉が光る。「他人の不幸の上に自分の幸福を築くことはしない」(濤)

彼女の方が、レースを楽しんでいるのかも 7/27

2011-07-29 08:32:30 | 名字の言
砂漠や南極を舞台に、数々の“極地マラソン”を走破している市民ランナーの赤坂剛史さん。世界で最も過酷といわれるサハラマラソンの挑戦中、衝撃的な出会いがあったという▼埼玉県から参加していた71歳の女性ランナー。日の出前にスタートし、区間ゴールは、いつも日が暮れてから。それから一人で、ごはんを作り食べていた。彼女はコースのほとんどを歩くため、もちろん到着は人より遅い▼ところが、ある時に気づいた。「もしかしたら、彼女の方が、レースを楽しんでいるのかも」。先を急いで早く休憩するより、時間をかけて、その場所でしか味わえない魅力を感じ取る。以来、レース自体はもちろん、途中で起きるトラブルさえも楽しめるようになった▼就職難にリストラ……。閉塞感に満ちあふれた現代社会では、何をやっても無駄だと思える局面も多い。しかし、人生、無駄なことは何もない。渦中の苦しみはあるが、乗り越えた時、何らかの糧になったことが分かる▼御書に「餓鬼は恒河を火と見る・人は水と見・天人は甘露と見る」(1050ページ)と。同じ川の水でも、境涯が変われば、その見え方が変わることを教える。「ピンチはチャンス」。困難の時こそ成長の時と、勇気を奮い起こしたい。(供)

「丘の一本松」 7/26

2011-07-29 08:31:46 | 名字の言
沖縄芝居の著名な演出家・俳優の大宜見小太郎氏が演じた「丘の一本松」。ウチナーンチュ(沖縄人)をわかせた名作だ▼鍛冶屋を営む親子が、仕事のことで仲たがいする。ある日、息子は独立しようと家出。父は連れ戻しに出かけ丘の一本松の下で、息子への思いを一人つぶやく。それを盗み聞きした息子は、「立派な職人にするため厳しくあたっていたのだ」と、父の思いを知り、二人は固く抱きしめ合う▼「他人に負けることがあってはいけないと思うから文句も言うのだ」――父から息子への言葉は、心に染みる“黄金言葉”として、多くの感動を与えた。いつの時代も変わらない親子の情愛を、沖縄独特のユーモアを交えながら伝えている▼池田名誉会長が、家庭教育に対する指針を語っている。「愛情も、信念も、『黙っていても、いつかわかってくれるだろう』と考えるのは誤りである。意識して『表現』しなければならない」と。日常の中では“子への思い”“親への思い”をうまく伝えられないという人は多い。しかし、伝えられれば、親子の絆は強くなる▼「ファミリー座談会」など、あらたまった会話のしやすい機会を設ける工夫を凝らすのもよい。「対話の夏」に、家庭の中でも挑戦したい。(碧)

「あの人のおかげで今がある」 7/25

2011-07-29 08:31:06 | 名字の言
「あの人のおかげで今がある」。体験取材の中で、よく聞く言葉だ。どんな人と出会い、縁を結んだかで人生は大きく変わってくる▼出会いは常に別れを伴う。卒業、旅立ち、そして死別――出会いと別れを繰り返しながら、人は生きる。その現象の奥に意味を見いだせるか否かは、仏法の根本命題でもある。涅槃経には「愛別離苦は能く一切衆苦の根本なり」とある▼日蓮大聖人は、一人の女性門下に和歌を詠み贈られた。「ちりしはな・をちしこのみも・さきむすぶ・いかにこ人の・返らざるらむ」(御書1482ページ)――散った花、落ちた木の実も再び咲き結ぶのに、なぜ亡くなった人は帰らないのでしょう――と。その女性門下は、夫の病を機に出家し、回復を祈る。が、夫の寿命は尽きた。失意の夫人に寄り添おうとされた大慈大悲が伝わってくる▼同じ文で大聖人は”亡きご主人こそ善知識”と励ましを送っている。生前は病で信仰心を触発し、他界後も供養の念を促してくれる存在――そう気づいた女性は、強く生き抜くための一歩を踏み出したであろう▼出会いも別れも、人生の大切な”宝”。その宝を最高に輝かせるために、自行化他の実践がある。倦まず弛まず、”創価の対話運動”に挑みたい。(活)

7月24日(日)のつぶやき

2011-07-25 01:41:58 | 小説「新・人間革命」
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優れた絵本は、簡潔で深い教訓に満ちている 7/20 #goo_ningenkakumei http://goo.gl/ceFvE
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「北京・故宮博物院展」が、札幌で大盛況 7/21 #goo_ningenkakumei http://goo.gl/RQ0hP
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学会は校舎なき総合大学 7/22 #goo_ningenkakumei http://goo.gl/z89kz
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第一に『会う』こと。会って、その人を知ることだ。 7/23 #goo_ningenkakumei http://goo.gl/4iNqu
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一流の芸術には輝くばかりの魂の発光がある 7/24 #goo_ningenkakumei http://goo.gl/YpoB9
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一流の芸術には輝くばかりの魂の発光がある 7/24

2011-07-24 22:46:06 | 名字の言
青森県立美術館で開催中の「光を描く 印象派展―美術館が解いた謎―」(10月10日まで)が好評を博している。大震災で開催が危ぶまれたが、ドイツの歴史ある美術館が名画60数点の貸し出しを快諾した▼同展には、東京富士美術館も出展。県立美術館の鷹山ひばり館長から「『池田先生の精神と魂の館』から大事な宝物を預かっています」との感謝の思いをうかがった▼『100人で語る美術館の未来』(福原義春編、慶應義塾大学出版会)では、美術館の使命に関するさまざまな考察を紹介。神奈川県立近代美術館の稲庭彩和子学芸員は、「普遍性のある作品が持っている、生へのポジティブ(積極的)なエネルギー」を浴びようと訴える。芸術作品には「生きる力」が漲っているというのだ。美術にしろ音楽にしろ演劇にしろ、一流の芸術には輝くばかりの魂の発光がある▼芸術は「見えるもの」を通して、より高い「見えないもの」へと人間を引き上げてくれる――これは、池田名誉会長が美術史家ルネ・ユイグ氏の生き方を通して述べた言葉だ▼日本全体の心の復興が急務の今。各地の文化活動も活発になってきた。この夏、親子で、友人同士で、偉大な芸術に触れながら、強く豊かな心を養ってはいかがだろう。(杏)