夢をかなえる新聞・聖教新聞 -人間革命の指針-

聖教新聞は夢をかなえる新聞です。その中より「新・人間革命」、名字の言、体験から夢をかなえゆくための指針をつづります。

大事なことは、人生を「自ら選択した」と思えるかどうか 11/21

2011-11-21 22:16:05 | 名字の言
M・サンデル教授による昨年の「ハーバード白熱教室」に続き、今月末からNHKで始まる「コロンビア白熱教室」。講師であるコロンビア大学のS・アイエンガー教授は20年以上、人間の「選択」に関する研究を行ってきた▼3歳の時、遺伝性の目の病気と診断された。しかも“全ては運命によって定められる”との宗教的文化の中で育った。そういう境遇の彼女にとって、「選択」できること自体が、素晴らしいものに思えた。そして大学進学後、本格的に「選択」の研究を開始する▼彼女の人生と研究は教える。――選択肢が多いほど、幸福とは限らない。限られた選択肢しかなくても、それを最大に生かそうと努力するなかで、人生の充実は得られる。大事なことは、人生を「自ら選択した」と思えるかどうかなのだ、と▼仏法では「願兼於業」を説く。妙法の力を証明し、同じ境遇の人々に希望を送るため、自ら願って宿業を背負った、とする考え方である。“人生の全権は自分自身にある。運命は変えられる”――そう心を決めてこそ、宿命を乗り越える力が湧いてくる▼御書に「浅きを去って深きに就くは丈夫の心なり」(509ページ)と。どんな時も逃げず、諦めず、敢然と前へ。そこに幸福への道がある。(芯)

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2011-11-21 22:14:12 | 小説「新・人間革命」
 小郡駅に降りた山本伸一を、山口県長の梅岡芳実ら、地元の幹部が迎えてくれた。梅岡は、一九七三年(昭和四十八年)九月に県長となり、山口創価学会の建設に奮闘してきた四十歳の壮年である。伸一は言った。

 「さあ、広布回天の新しい歴史を開こう! 第二の山口開拓指導の始まりだよ」

 伸一の乗った車は、山口文化会館に向かった。同乗した梅岡は、車の順路に合わせて、地域の説明を始めた。

 「駅からしばらくは、小郡町を走ります。小郡は山口県の交通の要衝です……」

 「懐かしいな。小郡の組織の中心者はどなたですか」

 「はい。中田俊秀さんといいまして、青果店を営んでおります」

 伸一の質問は、中田の仕事の様子や家族のことにまで及んだ。一人ひとりの状況をよく知り、最も適切な激励をしたかったのである。

 「わかりました。中田さんには、『本当にありがとう。地域の信頼の柱になってください。小郡を頼みます』と伝えてください」

 続けて伸一は、小郡の婦人部、男子部、女子部の中心者についても、細かく尋ねていった。

 梅岡が口ごもると、伸一は言った。

 「県長というのは、県内の地図も、全同志のことも、みんな頭に入れておくんです。世帯が何万にもなるので無理かもしれないが、少なくとも、すべてを知ろうと、必死になって努力するんです。全同志を漏れなく幸せにする県長としての責任を思えば、一人ひとりに対して、無関心でいられるわけがない」

 梅岡は、伸一の胸に燃え盛る、広布新開拓の闘魂を感じた。

 「私たちは、自分自身の心の中にある光りがあかあかと消すことのできない炎をもって燃えるのでなければ、他の人たちの心に永続する光りを投じることは、できないのである」(注)とは、アメリカの人権の母エレノア・ルーズベルトの言葉である。

 第二の山口開拓指導は、リーダーである梅岡への、車中での指導から開始されたのだ。

11月20日(日)のつぶやき

2011-11-21 01:52:24 | 夢をかなえる新聞・聖教新聞
11:19 from モバツイ / www.movatwi.jp
「親を大切にできないとは何事です。自身の境涯を高めてこそ、祈りはかなうんです」11/17
11:24 from モバツイ / www.movatwi.jp
一、一生涯、この仏法を信仰していく。
一、自分は永遠に池田先生を師匠とする。
一、広布のための苦労は、全て受けきる。
今も毎朝、勤行後に確認する「誓い」が、この時、生まれた。11/17
11:30 from モバツイ / www.movatwi.jp
「創造する人間は、小宇宙なり!」11/19
11:32 from モバツイ / www.movatwi.jp
「青年を育てることによって、人類の境涯を高めるのだ」(戸田会長)11/19
13:37 from モバツイ / www.movatwi.jp
「あなたはきっと打ち勝つことができます。でも、まずあなたご自身に打ち勝たなければなりません」(ゲーテ)11/20
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