伝えるところによれば、インドネシアを訪れている岩城法務大臣は、日本企業のさらなる進出を後押しするため、現地の投資環境の改善に向け、知的財産権の保護など、インドネシアとの法務分野での協力を促進する考えを示しました。インドネシアを訪れている岩城法務大臣は4日、首都ジャカルタでインドネシアのヤソンナ法務人権相やハッタ最高裁判所長官と相次いで会談しました。
会談のあと岩城法務大臣は、日本とインドネシアが去年12月から始めている、知的財産権保護など投資環境改善のためのプロジェクトについて、「インドネシアのさらなる発展に貢献し、日本との協力関係の新しい扉を開くものになると確信している」と述べ、インドネシアとの法務分野での協力を促進する考えを示しました。
経済成長とともに、近年、インドネシアには日本企業の進出が相次いでいますが、商標登録に関する法律の不透明さや海賊版の横行など、知的財産権保護を巡る問題が企業活動の妨げになっています。このため、日本政府としてはインドネシアの法務分野への支援を通じて、日本企業のさらなる進出を後押ししたい考えです。