梅雨の最中と言うのに関東の週間天気予報はずっと晴れマーク、群馬県伊勢崎市では40.2℃を記録したそうだ。
っで、呑み人はいっとき標高900mに退避して、冷たい生ビールを呷り、そばをズズッとやってきた。
都心から通勤型電車に2時間揺られたら、涼風吹く別天地があるんだから、東京は奥が深い。いや本当に。
御嶽駅で青梅線を降りると、R411のバス回転場に「ケーブル下行き」が待っている。西東京バスだね。
東京方面からの電車が到着する度に臨時便を出してくれるから、混雑を感じることはないから有難い。
「ケーブル下」とは御岳登山鉄道の滝本駅(標高407m)のこと。さっそく赤い車両「御岳号」に乗り込みます。
背の高い杉の森を切り裂いて延びる鉄路は、最大勾配25度、前面に陣取るとなかなかの迫力を感じる。
ちょうど中間地点(当たり前だけど)ですれ違う相棒は、緑を基調に彩られた「武蔵号」ですね。
距離1.1km、標高差424mをわずか6分で上り詰めて、御岳山駅(標高831m)に到着する。
関東平野を一望し、足元には蛇行する多摩川に沿った人々の生活の気配を見下ろして、絶景なのだ。
条件が良いと筑波山やスカイツリーまで見渡せるという景色を背負って、あと100メートルを登る。
御岳山(929m)には、30軒余の宿坊や商店があって、それに関わる人たちが暮らす謂わば「天空のまち」だ。
この美しい茅葺き屋根の宿坊は宮司さんのお宅なのだそうだ。歴史を感じるに十分な参道を往く。
かなり急な参道を上り詰めて、漸く「随身門」まで辿り着く。がっこの先330段の石段が控えている。
崇神天皇7年の創建とされる武蔵御嶽神社は、天平8年(736年)に行基が東国鎮護を祈願して、金剛蔵王権現を
勧請したことにより広く知られ、中世には関東の修験の中心になったと云う。
さすがに膝が笑い出したころ、鮮やかな朱塗の幣殿・拝殿を見上げるところまでやってきた。ここで標高929m。
直下には「茅の輪」が編まれ、先客たちが唱え詞を唱えながら8の字を描いている。
五代将軍綱吉の命により改築された社は、江戸の西の護りとして東を向いている。なるほど彫物などを見ると
江戸期のものであることに納得なのだ。
ちょうど午前10時、参道の茶屋が開き始める。当然に冷えた生ビールを呷る。クゥッっと思わず声が漏れる。
爪楊枝で “蕎麦味噌” を突っつきながら待つほどに “舞茸天ぷら” が登場、抹茶塩をちょんちょんとして美味い。
それではっと、冷たい手打ちそばをいただきましょう。“とろろ” をたっぷり絡めてズズッとね。
多めに溶いた山葵が鼻にツンときた。ひと心地つくと、網戸から入ってくる風が心地よいなぁ。
さてと、小腹を満たしたら下界に降りますか。きっと30℃をかなり超えているんだろうな。
御岳登山鉄道 滝本〜御岳山 1.0km 完乗
<40年前に街で流れたJ-POP>
サマーツアー / RCサクセション 1982
天空のまちで生ビール&舞茸天ぷらは至福の時ですね~
こちらは天空のビーチで至福の時を過ごしてきました。
お互いに天空(笑)
天空は風が心地よいですね。
清々しい気持ちになりました。
Thanks.
のん
拝見してますよ、天空のビーチ。
自然はキレイな風景を造形しますね。
生ジョッキ缶に山ごはん、最高じゃないですか。
ステキな写真、ありがとうございます。
乗ったことがあるので 懐かしく
拝見しました。
御岳登山鉄道もリニューアルした感じがしました。
https://blog.goo.ne.jp/tsakaegoo/d/20131003
いつもツーリングの様子を拝見しております。
実は私も再来週納車になるんです。
呑まない旅も時にはいいなぁって楽しみにしています。
いつかもう一度北海道を走りたいです。
コメントありがとうございます。
また京都にお出かけでしたか。羨ましいです。
あっという間に梅雨も明けて、暑い日が続きますね。
お身体ご自愛いただき、良い旅を。
コメントありがとうございます。