旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

メトロに乗って 師も走る年の暮れ 日比谷線を完乗!

2019-12-29 | 呑み鉄放浪記 地下鉄編

 中目黒にメタリックシルバーの7両編成が入線してくる。なかなか渋いね。
おそらく今年最後の呑み鉄は、都心をふらふら彷徨って北千住に抜ける日比谷線の旅。

     

神谷町駅から国道1号を南下する。飯倉交差点を右に折れると見上げるような東京タワー。
永井坂からのタワーは冬の青空を突き、圧倒的な存在感で視界を覆っている。

神谷町から乗車したのは赤が基調の7両編成、相互乗り入れする東武の車両だ。

路線名になっている日比谷で途中下車、交差点から大手町方面を見通す。

日比谷公園をぶらり散歩して松本楼、ここに入るのも、カレーをいただくのも初めて。
"彩り野菜カレー" は、深みとコクとほんのり辛いカレーに野菜の甘さが絶妙に美味しい。

3つ進んで築地で途中下車、市場が移転した後の場外をぶらりと巡る。

築地本願寺は、古代インド仏教様式を模した特徴的な外観が存在感がある。
そのオリエンタルな雰囲気は、仏教がシルクロードを経て伝わったルーツを感じさせる。

入谷駅には「三富」の開店に併せて17:00前に途中下車。上野在勤時代の馴染みの店だ。

但馬の酒 "香住鶴" は旨みありコクありの生酛純米、どんな肴にも合う。
アテは "里いも揚出" をあわせる。熱々の餡とやわらかな里いもが冷えた身体に美味しい。

今宵は生酛純米に拘って、二杯目は二本松の "大七"、豊かなコクと旨味の酒。
コリコリと歯応え良い "軟骨入りつくね" は黄身を絡めてマイルドにいただきます。

ほろ酔いで入谷の店を出たら残るは3駅、4度メタリックシルバーの7両編成に乗る。
三ノ輪を出た車両は、暮れた地上に這い出て、さらに高架に上って5番線に滑り込んだ。
日比谷線の旅はここに終わる。北千住は芭蕉矢立初めの地、みちのくへの出立点である。
そして7両編成も乗務員を乗せ換え、さらに東武線を北上して往く。どうか素敵な旅を。

東京地下鉄・日比谷線 中目黒~北千住 20.3km 完乗

 

DESTINY / 松任谷由実 1979



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