旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

Nagoya メトロに乗って 森の地下街の大衆酒場で 桜通線を完乗!

2020-08-01 | 呑み鉄放浪記 地下鉄編

シルバーに赤のラインをひいた5両編成が中村区役所駅を始発する。
青春18きっぷで日帰り名古屋遠征、名古屋市営地下鉄はあと2路線を残している。

尾張國愛知郡中村とは太閤・秀吉の出生地、中村区役所駅の上は太閤通りが東西に貫き、
西に2キロほど行くと、豊國神社の高さ24m「中村の大鳥居」がある。

2つ目の名古屋から今池までは往復8車線の目抜き通り「桜通り」を往く。故に桜通線だ。
4つ目の久屋大通駅は名古屋テレビ塔の真下になる。

昼吞みできる店を探してサカエチカを彷徨い、森の地下街「酒津屋 中店」に辿りつく。
名古屋めしで飲める大衆酒場は、朝7時には暖簾がかかる。朝っぱらから飲めるのだ。
店内はご同輩ばかりかと思えば、20代の男女もジョッキを手にして結構ごきげんな様子。
どうも披露宴からの流れのようだ。

この日の名古屋は36℃、当然に先ずは生ビールを呷る。
アテはキムチと食べるラー油をトッピングした "キムラー奴"、酸っぱ辛くて美味しい。

使い込んだメニューを眺めて、二杯目は角ハイボールを注文。
店の名物 "えびカツ" をタルタルソースで、これも名古屋めし?まぁ雰囲気はあるね。

お代は千円札2枚でお釣りがくる位、せんべろとは云えないまでも趣き深い店に満足。
さて旅の続き、赤いラインの5両編成は今池駅で南へ転進すると環状線の地下を往く。
桜本町駅を出るとさらに東へ転進、東海通りを往く。なんだか忙しない。

地下を走りながらも、明らかに登り勾配を感じるようになったころ、徳重駅に終着する。
地上に這い出ると、そこは区役所(支所)+バスターミナル+ショッピングセンター。地方都市の地下鉄にあって、
郊外側の終点は大抵こんな感じだ。人工的な丘に植樹された濃緑が目に染みて、桜通線の短い旅は終わるのだ。

名古屋市交通局・桜通線 中村区役所~徳重 19.1km 完乗

漂泊者(アウトロー) / 甲斐バンド 1980



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