旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

カタルーニャの都 / バルセロナ

2013-06-17 | 旅行記

 空港から市街にむかう道路が混雑していた。
気温30℃を超えた日曜日、ビーチに繰り出した人々の帰宅の車列だと言う。
バルセロナはガイドブックの謳い文句の通り青い海と輝く太陽の街だった。

バルセロナが生んだ天才芸術家アントニオ・ガウディの代表作サグラダ・ファミリア、
地から這い出たような8本の鐘塔が迫力だ。
生誕のファザードはガウディ自ら指揮をして最初に完成させた部分だそうだ。
「聖母マリアの戴冠」「受胎告知」などキリスト誕生に関わる彫刻で飾られている。
聖堂内部は十字架の形をしている。
天井を支えるのは木が枝分かれしたような36本の柱、全体を森に見立てているそうだ。

ガウディとパトロンのグエルが開発した田園住宅街はグエル公園として開放されている。

カラフルな破砕タイルで飾られた公園のシンボル「ドラゴン」は人気の撮影スポットだ。
高台にある公園からはバルセロナの街と地中海の水平線が一望できる。

カタルーニャ広場から南へ延びるランブランス通りは並木が木陰をつくる素敵な散歩道。

通りが地中海の達するポルタル・デ・ラ・パウ広場にはコロンブスの塔が建っている。

 サン・ジョセップ市場は新鮮な野菜・果物、肉類、魚介類が並ぶ市民の台所。
午後になっても活気のある市場を巡ったら場内のバルでセルベッサを一杯。


 滞在したのはバルセロ・ホテル・サンツ、新幹線の始発であるサンツ駅上に建つ。
旧市街からは離れていて散策には不便だが近代的な設備でビジネスには申し分ない。
ロビーやエレーベーターホールは宇宙船を表現した前衛的なインテリアになっていた。
ここからイベリア半島の旅が始まる。



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