旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

休日はローカル線で 風っ子飯山線号と信越•飯山回遊号とJAZZの午後

2013-07-20 | にいがた単身赴任始末記

 青春18きっぷが利用可能になった夏休み最初の週末、各地で臨時列車が走った。
単身赴任仲間と出掛けたのは、2本の臨時快速列車を利用した北信濃&南越後1周の旅。
30度超えが予報された日、家でグズグズしてるより缶ビール抱えて列車に揺られた方良い。
で “乗り鉄” ならぬ “呑み鉄” を楽しんだ。同僚氏は元国鉄マン、筋金入りの “鉄” なのだ。

「快速 風っ子飯山線90周年号」はトロッコ車両。頬に風が心地よい。
信州のソールフード “おやき” と缶ビールを楽しみながら、列車は蛇行する千曲川に寄り添うように走る。

この臨時快速の終点は森宮野原、信越国境の駅であり 7.85m日本最高積雪点駅でもある。
列車の到着を地元の女の子達の“信州・栄太鼓”の演舞で迎えてくれた。

この栄村は東日本大震災(翌12日の長野県北部地震)の被災地でもある。
駅前には「がんばろう栄村」と掲げたプレハブの仮設スーパーがあった。

2本目の臨時列車「快速 信越・飯山回遊号」は十日町発だから、森宮野原からは定期列車で繋ぐ。

2時間ほどの待ち合わせとなる十日町は、布海苔をつなぎにつかった “へぎそば” が有名だ。
チェックしていた「菊野屋」さんで、地元の方に混じって冷酒と “へぎそば” を美味しくいただいた。

「快速 信越・飯山回遊号」ハイグレードなリゾート列車、十日町から半円を描くように高田まで走る。
車内でのアトラクションは清酒吉乃川酒造の利酒会で、吟醸酒・吟醸ゆず酒・呑み切りののプレゼント。
そしてJAZZの生演奏、スタンダードナンバーを心地よい子守唄にして、涼しい車内でウトウトしたい。
列車は海岸に最も近い青海川で8分の停車。抜けるような空と凪いだ青い海がきれいだ。

 



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