思考の踏み込み

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蔵六4

2013-12-10 12:27:59 | 
大村益次郎という人物がかつて居た。

あらゆる日本史的風景の中で、彼とその周辺の景色は自分にとって最も好きなものの一つである。



しかしせっかくなので彼について触れる前に文化と誇りについてしっかりと考えてみたい。

堂々と生きるためには文化が必要である、という。
このことはよくわかる。
しかし何故だろうか?

個人の人格や自信と、民族的な文化的背景とどんな関係性があるというのか。

堂々と生きるということは人間としての尊厳と誇りを持つということであろう。
誇り= プライドとは尊厳を持つからこそ生まれる感情であろう。
では尊厳とは何か?
他者が容易に侵し得ないもののことである。果たしてその正体は何か?
まだ核心から遠い。

例えば、いじめられてばかりいる子が何らかの事で、ある自信を持つとする。そうするとその子には一つの侵し難いモノが生まれ、いじめは止む。

こうしたことはよくあることだ。
それは単なる力関係の上下の問題ではない。
非力な者でもある気迫を備えていればその尊厳は侵されることはない。

これは国家間の外交で考えるとわかりやすい。国際社会において発言力の強い国に必要な条件はいつの時代も軍事力とそれを支える経済力である。



つまり戦える能力と意思である。その是非はともかく、小国であってもこれは同じであろう。
確固たる尊厳を持った国であれば、他国に容易に侵されることはないはずである。それはこれからの時代、軍事と経済の強化ばかりではなく、文化の質に寄り添って行われるべきである。

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