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江南の塾【ネクサス】勉強のやり方専門塾:小中高生対象の個別+思考型指導のハイブリッド進学塾

【87.8%が偏差値10以上アップ】少人数クラスで「授業を受ける」→「問題を解く」→「間違いを直す」→「わけを説明」

【はじきの法則】悪魔の公式!?ダメな理由は算数が苦手な子にはこう見えているから

2023年04月11日 | 算数・数学の勉強のやり方
勉強のやり方専門塾です。

さくら個別指導学院さんの記事に触発されて、

圧倒的な語彙力不足に立ち向かう!その①

算数が苦手な子にとって、速さの問題(文章題)がどのように見えているか、考えてみました。

まずは、こういう問題です。

・時速80㎞で進む自動車が2時間に進む道のり
・80㎞の道のりを2時間で進んだ自動車の時速

はいはい、速さの定番の問題ですね。

そういう私も、ここだけの話、速さの問題は5年生(当時は5年生でも習う)で苦労した記憶があります。

そこで悪魔の公式である「はじきの法則」の登場です。

その前に、「はじきの法則」をご存じない人のために、一応、説明を。



このように、○を書いて線で3つに仕切り、左下に「は=速さ」、右下に「じ=時間」、上に「き=距離(道のり)」を書きます。

距離(道のり)を求めたい場合は「き」の部分をかくし、「は」と「じ」をかけます。



つまり、距離(道のり)=速さ×時間で求められることがわかります。

時速(速さ)を求めたい場合は「は」の部分をかくし、「き」を「じ」でわります。



つまり、「速さ=距離(道のり)÷時間」で求められることがわかります。

ドラえもん顔負けのとっても便利な道具、いえ、公式の登場です(笑)。

この「はじきの法則」を使って、先ほどの問題を考えてみると、

・時速80㎞で進む自動車が2時間に進む道のり

 ↓

時速80㎞→「は=80」
2時間→「じ=2」
道のり?㎞→「き=?」



となるので、80×2=160㎞で、「正解!」となります。


次の問題はどうでしょうか。

・80㎞の道のりを2時間で進んだ自動車の時速

 ↓

時速?㎞→「は=?」
2時間→「じ=2」
道のり80㎞→「き=80」

となるので、「はじきの法則」にあてはめてみると、



80÷2=40㎞で、「また正解!」となるわけです。

「えっ?オレ(ワタシ)って速さ得意?」

と思う子も出てくるわけです。


しかし、ちょっと待ってください!

先ほど、「はじきの法則」は悪魔の公式だと言いました。

ダメな理由はというと、次のような問題を出されたときに、確実にひっかかるからです。

・秒速30mで進む自動車が2時間に進む道のり

大半の子(だいたい8割くらいの子)が、

秒速30m→「は=30」
2時間→「じ=2」
道のり?m→「き=?」

「はいはい、よゆーですよ」と、自信満々に30×2=60mと答えて「不正解!」となるのです。


2時間で60mしか進まない自動車ってどんだけポンコツ?

これは文章をよく読まず、30m、2時間という数字だけつまんで読んでいることで起きる間違いです。

つまり、文章題なのに文章を読んでいないのです。


最初の問題に戻りますが、算数が苦手な子には速さの問題は、



このように見えているのです。

80㎞、2、道のり
80㎞、2、速さ

ポイントは時速80㎞も道のりの80㎞も同じに見えてるということです。

80㎞、2時間という数字だけをつまんで、「かける」か「わる」かをやっているだけなのです!

これではいつまでたっても算数ができるようにはなりません。子どもの算数力がダメになるだけです。

実は、算数が苦手な子にはもともとこうした傾向はあるのですが、「はじきの法則」を教えるとこの傾向にますます拍車がかかります。

「はじきの法則」を知ってしまうと、、文章を読まなくても答えが出せるのだから、読む必要がありませんよね?

要は読解力の問題なのです。

こうして、子どもは文章題の文章を「丁寧に読む」という一番大切なプロセスをはぶいてしまうようになります。

その結果、速さがわからないと言い出すのです。


しかし、われわれ塾講師の立場から言わせてもらうと、わからないという前に読んでいないのですから当たり前です。

読んでいないものをわかるはずもありません。

だから、「はじきの法則」はダメなんです。

では、速さの問題はどうやって教えたらよいのでしょうか。

それは「は・じ・き」は悪魔の公式!?算数が苦手な子には文章題はこう見えている!(その2)で。

小数点を「.」じゃなく読点「、」と書けといい加減なことを教える学校New

詳しいお話は新刊でも→「子どもがつまずかない教師の教え方65のアイデア」(東洋館出版社)


コメント (2)
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【愛知】公立高校(普通科)の合格可能性ライン<得点率と内申点>一覧表

2023年04月02日 | 偏差値・内申点の目安
ネクサス(江南市の勉強のやり方専門塾)の塾長の伊藤です。

井ノ塾の井ノ口先生が2023年度の愛知県公立高校入試の結果を集計してくれました。

そこで、尾張学区の合格可能性ライン<得点率と内申点>の一覧表をつくってみました。

なお、定員割れしている高校は()書きとなっています。

<データ参照>井ノ塾愛知県公立高校入試の合格ボーダー
得点率>高校名>内申点
90% 旭丘(43)
89% 明和(42)
88%
87% 向陽(42)
86% 菊里(40)
85% 瑞陵(41)
84%
83% 一宮(41)、千種(40)
82%
81%
80%
79% 名東(37)、半田(39)、桜台(38)
78% 一宮西(38)
77% 旭野(35)
76%
75% 昭和(35)
74% 名古屋南(37)
73% 江南(37)、松蔭(36)、春日井(36)
72%
71%
70% 天白(34)、名古屋西(35)、横須賀(34)
69% 熱田(33)、一宮興道(34)
68% 津島(32)
67% 東海南(33)、西春(36)
66%
65%
64%
63% 一宮南(31)、高蔵寺(32)
62% 日進西(30)
61% 中村(31)
60% 大府(30)、春日井南(32)
59%
58% 新川(30)
57% (五条31)
56% 長久手(30)、木曽川(30)
55%(半田東29)
54% 緑(27)
53% 尾北(30)、北(29)
52%
51%
50% 豊明(28)、富田(29)、春日井西(28)
49%
48%(阿久比29)
47% 山田(27)
46%(常滑27)、鳴海(28)
45%(一宮北24)、(小牧南29)
44%
43%(東郷26)、(美和22)
42%
41%
40% 惟信(23)、小牧(25)
39%
38%
37%
36%
35%
34%
33%
32%
31%(東浦24)、(武豊22)
(以下、データ不足のため省略)

■<画像版>公立高校(普通科)の合格可能性ライン<得点率と内申点>


87.8%が偏差値10以上アップ! [いとう式]高校勉強法(大和出版)


■教室はココ!(483-8226江南市赤童子町大間97-1柴垣事務所2F)


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