建築模型をつくろう
遠藤義則著 井上書院発行
A5変型判・270ページ・本体3200円
建築の模型に関して最初から最後まで
まとめられた入門書です。
豊富な写真と解説がついており
材料の基礎的なことをしっかりまとめてあります。
たとえば紙のところだけ読んでいても紙の縦目、横目、連量の話など
本づくりに重なるところが多々あります。
(今は使わなくなった、カッター、マット、ペーパーセメントなど
本づくりで写植の時代にお世話になった材料もたくさん出てきて
とても懐かしい…)
いろんな材料の話や道具などの話はとてもおもしろい。
価格は少し高めですがオールカラーで
見やすく、読みやすくまとめられています。
これから建築をやろうと思う学生さん、建築家の方はもちろん
器用で自宅の図面から自分で模型をつくってみようと思う方。
いろいろ模型をつくってきたけど建築模型をつくってみようかなぁ
と思っている方などにおススメ。
プラモデルより大変なのはわかるのですが
この本を見てるだけでウズウズしてきます。
当たり前ですが
自分でつくると建物の構造がよくわかりますよ。(O)